殻木球大……蛇腔総合病院の創設者にして理事長である
個性に根差した地域医療を掲げ、設立後すぐに慈善事業に精を出し、全国各地に児童養護施設や介護施設を開設、個人病院と提携し、個性と医療、育児と介護……慈善家とされている
表向きは
裏ではオール・フォー・ワンの側近として個性の研究を続け、個性の収集、個性の培養、改造人間である脳無の研究……そして持論である個性特異点の研究を続けていた
「オール・フォー・ワン、ワシにと紹介した帝王学園の小僧……素晴らしい個性をしておったな。なぜD組に居るのか不思議じゃったが……個性臨界点を引き伸ばせる個性……個性因子にも干渉できる可能性の塊の様な個性じゃな」
蛇腔総合病院の地下には殻木の大型研究施設が存在した
そこで殻木とオール・フォー・ワンは会話をする
「こういう逸材が眠っているから人材発掘は辞められない。僕自身で個性のキャパが増えたのが確認できた。これで僕は更に個性を蓄えることができる」
「ワシの研究にも協力させてくれ! 個性特異点を超過し、それを脳無計画に組み込む!」
「君の飽くなき探究心には脱帽するよ殻木、そうだねぇ。うん、殻木、君が彼に色々仕込んであげてくれ」
「しかし、少々困ったことにワシは個性の関係で遠出が難しいし、彼を呼ぶにも東京から京都までの移動時間が厳しいじゃろ」
「そこは僕も協力するさ。僕の配下の空間移動系個性保持者を遣わすよ」
「おお! それは助かるわい! そうじゃな、学校にも話を通してワシ自ら特別授業を施そうかの!」
「良い結果を祈っているよ」
「あー、明石、お前をヴィランの大先輩が直々に教鞭とってやると連絡が来た。お前授業やテスト免除でそっちに顔出せ」
「マジっすか深町先生!」
「大マジだ。他の奴らも文化祭の結果で弟子入りとかそういう場合もあるから精進しろ」
「「「はーい!」」」
「明石、応接室にお前のお客さんが来ているから早速行ってこい」
「はい!」
俺は荷物を纏めて応接室に向かった
「失礼します」
応接室に入るとモヤモヤした男が座っていた
「初めまして明石改善、君の付き人となりました黒霧と言います。よろしくお願いします」
「よ、よろしくお願いします黒霧さん」
「さんは結構、黒霧で構いません。私は君を遠くに運ぶのが役目なので」
「遠く?」
「ええ、私の個性【ワープゲート】で君を京都のとある場所に飛ばします。そこが君の学ぶ場所になるでしょう」
「わかりました。黒霧はこれから行動を共にする感じですか?」
「ええ、学校近くに拠点を持ちましたので基本毎日接触することになると思ってください」
「わかりました」
なんかイベント満載でどんどん学園生活というよりオール・フォー・ワンのルートに進んでいると思う今日この頃
どうもうp主です
第9回実況始めます
どうやら殻木球大と連絡先を文化祭で交換しましたが本格的に気に入られたようで、彼の弟子となったことで授業、テスト免除を貰えました
だ、大丈夫
まだ学園生活は終わってないから(震え)
さて、黒霧のワープゲートで長距離のワープをして京都へ直行し、殻木の拠点に移動します
プレイヤーというか原作を読んだりしている方ならここが蛇腔総合病院の地下だとわかりますが、キャラ視点だとどこかの研究施設としかわかりません
現在殻木の推進している脳無計画は個性を複数所有できる改造人間を作る計画であり、持論の個性特異点を超えられる人材……無限の力を持つ存在の完成を目指し研究を続けていた
「良く来てくれたな明石君、ワシがバンバン鍛えてやるから吸収して早くワシの力になれ」
「はい!」
初めは医療書、個性学、人体についてのレポートを渡され
「これを全て頭に叩き込め。1週間じゃな」
といきなり言い放ちましたよ
まぁ改善君の改良の個性で記憶力を更に改良しつつ、覚えればなんとかなるか?
しかし、流石殻木先生ですね、分かりやすく纏められています
ただ量が膨大です
「個性は基本複数個持つことはできない。体が拒絶反応を起こすからだ。ただ例外がある。血液型でAB型の血液型の人がどんな人物からでも輸血できるように個性を複数個持てる者も存在する。ワシは複数の個性を人工的に持てる者を造り出し、個性特異点を超越させることが夢なのじゃ」
「殻木先生の夢ですか?」
「あぁ、夢じゃ。明石君には夢は無いのか?」
「まだこれといった夢はありませんね」
「そうか……ならワシの研究を通して見つけると良い。君の夢を」
「はい!」
殻木先生からは医学と個性学について実践を交えながら教えられた
改良した頭がショートしそうになりながらもフル回転させて知識を頭に叩き込む
殻木先生が持ってきた死体を使いながら人体解剖と臓器の位置を覚えていく
「お前こんな姿になってたんだな」
死体の中には薬学綾女の姿もあり、脳死状態で臓器等は機械の力で生かされていた
「こやつの【薬】という個性は薬を作ったり変質させたりする個性じゃが、それに伴う知識が無いと使えない本人の性質に依存する個性じゃったから正直使えんな。個性を使うまでも無い」
と殻木先生はバッサリ切り捨て、どんな実験に使っても良いと言われた
「体は生きているのですよね?」
「ああ、一応生きておるよ」
「脳死した状態で子供を作った場合、脳由来の個性って遺伝するんですか?」
「個性因子は全身に存在するから脳由来の個性でも産まれるハズだ」
「……もう1つ、赤ん坊の段階から改良をし続けた場合どの様な個体が産まれるか気になりませんか? 殻木先生の研究対象である個性のキャパが膨大な子供ができるのでは?」
「……面白い。協力するからやってみなさい」
勉強する傍ら俺は女性の死体を使った強化人間の研究を始めることとなった
とりあえず鮮度の良い脳死状態の女の死体で薬学綾女の【薬】個性の他、【鳥】の個性と【瞳】の個性の死体に俺の精液で受精させて実験を開始した
俺の考えが正しければ……『超人』が誕生するハズである
「ふぅ、今日も終わった」
「お疲れ様です明石、しかしあなたは毎日学園に帰りますね。ここに居た方が研鑽になるのではないですか?」
「確かにそれはそうだけど、俺には仲間が居るからね」
「仲間ですか?」
「綺麗ちゃん、雅緋ちゃん、TP組、メアリー達もそうかな? 学園で俺を必要としてくれている奴らが居るのに俺だけ卒業という訳にもいかんでしょ」
「なるほど? 私にはわからない考えですね」
「わからなくても良いよ。俺の本質はコレクターらしい。殻木先生の所で診断したらそう出た。仲間も知識も集めたいんだよ。使えるか使えないかは後で決める」
「……私にはわかりませんね」
「まぁいいや、自室に頼むよ」
「わかりました」
「黒霧も食べていくかい? 今日は肉じゃがにするけど」
「いただきましょう」
「お帰り改善君」
「ただいま綺麗ちゃん、今日の患者は?」
「今日は田中君だね。改良箇所は胃だって。エネルギーをパワーに変える個性だから沢山食べれてエネルギーを多く変換できるようにしたいんだってさ」
「なるほど」
「……体育祭欠席なんでしょ?」
「ああ、すまないな」
「ううん、改善君との体育祭楽しみにしていたけど仕方がないよ……」
「ちわーす! 明石さん! おはようございます!」
「提督着任でーす! ……あれ? なんか良い雰囲気でした?」
「いや、大丈夫だ。どうだ? TP組、体の調子は」
「絶好調っすよ! 明石さんに改良して貰ってから全身から力が沸いてきますし、勉強も少しずつわかるようになってきました!」
「明石さんと内藤さんの教え方が上手いお陰ですよ!」
「雅緋ちゃんはどうだ?」
「蛇島さんですか? 最初は犯罪学に戸惑ってましたけど、今は積極的に勉強に取り組んでますよ……噂をすれば」
「私の話か? 改善」
「いや、雅緋ちゃんクラス馴染めてるかな~って」
「話しは合わないね。F組が後が無いから切羽詰まってるのもあるから殺伐としていて仲良しこよしって感じじゃないし……T提督とPプロの2人とは良く話すけど」
「仲間ですからね。俺達」
「だな!」
「さて、そろそろお客さんも来るから綺麗ちゃん以外は宿題やってろ、終わった俺らも合流するから」
「「「はーい」」」