※この作品はR-18です。

アイドル達の羽休め   作:rideru

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初めて感想頂けた喜びで、勢いで書きました。
ありがとうございます。

少し描写の濃い場面があります。


悪魔の保険医の場合 ※

「……んっ」

 

電気の消えた部屋の中、置かれたベッドで重なる男女の姿。上に被さる男が女にキスをしていた。

 

「ハァ……フゥ……」

「ちょっと、頑張りすぎじゃない?」

 

やがて横に倒れ込んだ男が息を荒くついていると、身体を横に倒した女が呆れたように言った。

 

「どちらかというと、ちょこさんの、体力が、ヤバイだけの、ような……」

「そりゃあ、ちょこは悪魔だし?人の精気を貰ったらむしろ元気になる生き物ですもの」

 

豊満な肉体を惜し気もなく曝し、肘をついて眺める女性こそ、ホロライブ二期生の『癒月ちょこ』である。本人の言う通り、彼女は色気溢れる見た目から勘違いされがちだが、性に特化したサキュバスではなく普通の悪魔である。

 

「それも、そうですね……」

「でも、嬉しかったわ?あんなに貴方から身体を求められて、しかも滅茶苦茶にされるなんて久しぶりだったから、私も盛り上がっちゃった」

 

身体をくねらせる彼女から、むせ返りそうな程のフェロモンが撒き散らされる。直視した彼が思わず咳き込みそうになったくらいだ。

 

「ちょ、ちょこさん、落ち着いて……。しばらく何も、出来ないですから……」

「あ、あら?ごめんなさい。興奮が収まらなくて、つい」

 

彼の制止に、ちょこも慌てて動きを止めた。精気を得る手管において、百戦錬磨ともいうべきちょこに対して、男は女性との交際経験もなく、ちょこに見初められて以来、まさに幸福の絶頂とも言える環境にあった。

 

 

 

 

 

少し落ち着いたところで、ちょこが感慨深げな様子で口を開いた。

 

「今までね?一人にここまで入れ込むことってなかったのよ」

「……以前も言っていた気がします」

「ホントよ?この見た目だし、相手には事欠かなかったからね。それっぽく誘惑して、ちょっと生気を貰うくらいなら別に事に及ばなくても簡単だし」

 

純粋な人間以外の種族が人間と共存するようになってからも、悪魔の主なエネルギー源は人間の欲や生気といったものだった。特に異性から摂取する生気ならぬ精気は、悪魔にとってご馳走と言えるものである。ホロライブにも悪魔は何人かいるが、いずれも何処か扇情的な見た目をしているのは、それが都合が良かったという事もある。

 

「今までがそういう相手ばかりだったから、ちょこを身体目当てでなく見てくれた貴方のような人ってほんっとに珍しくて」

「あの時はそんなこと言ってられなかったですし」

「それでも、よ」

 

以前、友人らとお酒を飲みに出た際、魔界からわずかに輸入されている幻のお酒を見つけてしまい、羽目を外して呑みまくったところ、帰り道の途中で酔いが回って倒れ込んだことがあった。悪魔故に、放っておいても人よりも遥かに早く回復はするとは分かっていたものの、動けなくなってしまった事に困っていたら、自身も帰宅途中で通り掛かった彼が助けてくれた。ちょこに肩を貸し、近くまで来ていた彼女の家まで送り届け、近くのコンビニでスポーツドリンクや口直し用の飴などを買い込み、ちょこがなんとか服を着替えて落ち着くまで見守り続けてくれた。さらに、彼女が着替える際に思わず肌を見てしまうというアクシデントもあったが、彼は慌てることなく対応した。

 

「あの時はホントにビックリしたわ。起きてリビングに来たら知らない男性がテーブルで突っ伏してたし」

「帰ろうとしたらひき止められてしまったので、帰るに帰れず……」

「でも、それで貴方を見つけられたんだから、結果オーライよね」

 

起きて驚くちょこの声で彼も目を覚まし、怪しげにこちらを伺う彼女に事情を説明。おぼろげながら倒れていた記憶が甦った彼女にも理解されて事なきを得た。というか、直後に慌てて頭を下げた彼女に彼の方が驚いたくらいだった。

 

「酔った女をお持ち帰りーなんてよく聞く話だから。ちょこもてっきりそうなったのかと」

「確かに美人ですけど、そんなことしませんよ!」

 

ちょこが謝罪した後の彼の言葉に彼女自身ビックリしたのだった。

 

 

 

 

 

「悪魔だし、ちょこの居た環境的にはむしろ、そういうことは当たり前だと思ってたから、ただの人間が据え膳に手を出さないことに興味持っちゃったのよね」

「据え膳って」

 

苦笑する彼だが、後にちょこに気に入られて押し切られる形で正式に付き合うようになると、その意味が分かるようになった。

 

「毎日色々と工夫してみたけど、なかなか我慢強かったわよね」

「悪魔って聞いたので、リラックスしてる時はああいうものなのかと……。まさか、襲わせるように仕向けてたなんて、夢にも思ってませんでしたよ?」

 

過去の配信でも言っていたように、彼女は相手に尽くすタイプ。故に、彼の部屋に押し掛けてはご飯を作り、甲斐甲斐しく世話をしていた。彼も仕事に追われる社会人であったため、ちょこがノリノリで来てくれる事にはとても感謝していたが、その際の格好が扇情的であったり、やたら隙のある体勢であったりと、まるで据え膳を差し出されているかのように自制心をガリガリと削られていくものだった。

「まあどうしてもねえ。悪魔って相手を決めるときの一番の決め手がどうしてもそういうことだから……。敢えて言葉悪くいうと、安定供給してもらうためにも、相手との相性って大事なのよ」

「ご馳走って言ってましたからね。確かにそう考えるとどうせならより良いものが欲しくなるのは分かります」

「ちょこ的にはそんなのどうでもよくて、貴方を味わってみたかっただけなんだけど」

「どう考えてもそれが本音ですよね!?」

 

そして、いよいよ彼の我慢が限界に達したのを察したちょこが、わざとらしく彼を倒れ込むように押し倒し、そのままおいしく頂いたのがちょこの運命を決めた。

 

「いやー、まさかこんなに相性良いなんてねえ。加減を忘れて搾り取っちゃったーなんて、今までなかったのよ?」

「好きな人と相性が良いって素敵な言葉ですけど、この場合、僕は生死に関わるのが問題なんですけどね」

 

幸い、ずのーが持っていた薬で精気を回復することは出来たものの、割とピンチだった。

 

「さすがこよりちゃんよね、あれ以来色んな子が相手に渡してるらしいけど」

「僕も、お世話になってます」

 

まさしく極上というべきちょこの肢体は、男にとっては快楽の底無し沼のようなもの。男ももちろんだが、ちょこも自制しないと相手を干物にしかねないのだ。

 

「でも、今日はまたどうして?貴方らしくないというか……」

「いつも、自制されてましたから。たまにはそういう心配をせずに楽しんで貰いたいんですと相談したら、こよりさんに試作品を渡されまして。テスターも兼ねてほしいと」

「なるほど……?」

 

ちょこが目をやると、テーブルの上に小瓶に入った錠剤が見えた。彼が行為に及ぶ際にいつも飲んでいた物とは違うものだ。

 

「何が違うの?」

「えーっと、『精力増進、回復力UP、フェロモン増加による相手に対する快感の増加、一時的な筋力の増加』。副作用としては、効果が切れたときに感じる疲労感がいつものより酷くなるらしいです。もし、それ以外にも何かあったら教えてほしいと」

「それ、危なくないの?」

「自分のパートナーでこっそり試したらしいですけど、その……」

「ん?」

「……我を忘れた御相手に攻められ過ぎて、気を失ってしまったそうで」

「ふーん……」

「幸い、副作用は想定通りだったらしいのですが。それで、精神への作用を調整したものがこれらしいです」

「そこまでして、ちょこを……」

 

そこまで聞いて、何かを考え込むちょこ。

 

「ちょこさん?」

「これ、どのくらい保つの?」

「一粒で大体2時間位らしいです。『ホテルでのご休憩時間に濃厚こってりで大満足!』が目的らしいので」

「服用の限界は?」

「連続使用は服用者の体力次第だそうです。参考で教えて貰ったのがたしか、フブキさんの御相手の方が、発情期の彼女を抑えるために4回ほど連続で飲む羽目になったとか。かなり鍛えていらっしゃったはずですが、丸一日動けなかったらしいです」

 

ちょこは彼の身体を眺めた。元々女性としても体格のよいちょこを軽々持ち上げられる上に、日々ランニングやトレーニングをしている彼の肉体は、彼女の目から見ても惚れ惚れするものだ。彼曰く、『何かあったときに頼って貰えるように、身体も心も鍛えておきたい』とのことだ。

 

 

「……ねぇ?」

「どうしました?」

 

横の彼の身体に手を添えて、そっと撫でるちょこ。

 

「今日、ホントに気持ち良かった」

「そういって貰えると嬉しいです」

「でもね……?」

 

ちょこの手が彼の下半身へと伸びた。それと同時に彼の身体に乗り上げつつ、深い口づけ。

 

「んっ……ちゅっ」

「んんっ?!……んぐっ」

 

よく見れば、彼に口移しで何かを飲ませたようだ。彼がしっかり飲み込んだのを確認して、彼女の手の動きが少し激しくなる。

 

「ち、ちょこさん!?あっ……」

「あんなに求められると、ちょこ、もっと欲しくなっちゃうの」

 

彼の身体にキスを続けながら顔を下げていくちょこ。刺激に震える彼の身体に痕を遺しながらそのままたどり着いた彼の物は、ちょこの手によって再び大きくなっていた。

 

「ふふっ。……あむ」

躊躇うことなくそのまま深く咥え込み、さらに大きくさせるべく動く。

「……ぷぁ。効き目十分ね」

「はぁ、はぁ……」

 

既にちょこからは溢れんばかりのフェロモンが出ており、何を飲まされたのか理解していた彼は、内側から来る衝動と外からの刺激で限界だった。

 

「大丈夫?」

「はぁ……、いきなり過ぎて、パンクしそうです……」

 

それを聞いたちょこはにっこり笑うと、そのまま彼に跨がった。

 

「このまま動ける?」

「……望むなら。でも、あんまり余裕ないです」

「いいわ。なら、思う存分欲して?一度といわず、たくさんして?私もそれが嬉しい……んっ!」

 

そう言いながら、既に期待で一杯の秘所に彼を受け入れるちょこ。すぐに奥まで届いたそのお互いの熱さに2人とも震えた。

 

「……ふふっ、悪魔を本気で魅力するなんて、悪い人ね」

「僕も、とっくに夢中ですからね」

「そうね……。期待して、いいわよね?」

「……頑張りますよ!」

 

そのまま突き上げる彼の動きを、柔らかく受け止める彼女。しばらくして抑えられない声が漏れ始め、やがて嬌声が部屋に響き渡った。

 

この日彼が薬を飲んだ回数は5回。ちょこも彼との快楽を求めた故に、いつもはしている自制を止め、ただ彼を貪り、そして彼に貪られた。結果として彼は副作用で、ちょこは満足感と、本来性行為で感じる事はあり得ない疲労感で、終わった後に動けなくなる程だった。

性質上、先に回復したちょこは、それはそれは甲斐甲斐しく世話をしたそうだ。やがて彼が想定よりも早く回復した事にちょこは大いに喜び、そして実は今までも頻度高くしていた行為に加えて、月に一度はなにも考えずお互いを求め合う行為をすることを約束するのだった。

 

なお、報告を受けたずのーはそのあまりの超人っぷりに「テスター間違えたかな……」と首を傾げることになった。

 

 

ホロメンのみの会話回(その手の内容含む)とか、書いてみたいですけど、需要ありますか?書く際にはそれまでに書いた人から適当に選ぶので全員ではないです

  • 需要ある
  • どちらでもいい
  • 別にいらない
  • その他(感想欄にてご意見お待ちしてます)
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