直接的表現は薄めましたが、イメージを損なう可能性があります。ご注意下さい。
「さて、いよいよ本題だね!」
「なんで、そらちゃんこんなにワクワクしてるの……?」
ホテルで『たまたま』同じ時間にチェックアウトした0期生達。それぞれの恋人達を見送った後、ホロメン御用達の喫茶店へ。個室が完備されており、VIPの集まりにもよく使われるお店だ。
「あずきちも揃ったしね」
「待たせてごめんね?」
「いーのいーの!お仕事のお手伝いは大事だよ!」
自分の配信内容にも関わっていたため、彼の手伝いをしてから合流したAZKiに対しても、異様なハイテンションでカバーするそら。
「んー、ホントにどうしたのー?」
「こわいにぇ、こんなテンションのそらちゃんはなかなか見れないにぇ」
のんびり紅茶を飲むロボ子さんに、推しの妙な雰囲気に怯えるみこ。
「そらちゃんって、そんなに猥談好きだったっけ……?」
「んー?別に普段はそこまででもないよ?配信でも特に触れないし」
すいせいの疑問に答えるそら。
「でもでも!全員あの時間で会ったってことは、きっと凄い楽しかったんだろうなって!」
「「「「あー……」」」」
そらの発言に黙り込む全員。
なにしろ図星だったからである。
夜遅くまで愛を育み、そのまま眠って起きた後にもう一戦して、シャワーを浴び別れを惜しんでいたら全員同じ時間にチェックアウトした。流れとしてはこういう感じである。そりゃ全員揃うというものだ。
「別に、詳しい話をしてほしい、というわけではないんだけどさ?」
そらは続けた。
「ああいうことするのって、どういうこと考えてるのかってなかなか聞けないから、秘密にしてるもの同士で知りたいなーって」
「なるほどねー」
ロボ子さんは頷いた。
「たしかに、あのすいちゃんがメロメロになる相手とのやりとりは気になるにぇ」
「なんで私だけなのよ」
みことすいせいの言い合いもいつも通りだ。
「私も聞いてみたいかも。でも、誰から言うの?」
「んー、言い出しっぺだし、私からで良いよ。で、答えられるならその時皆も答えるって感じで。インタビューとかじゃないから気楽に、ね?」
AZKiの疑問にそらがあっけらかんと答えた。
「さあ!なんでも聞いていいよ!」
「はいはーい。じゃあ、ボクから質問でーす」
「はい、ロボ子さん」
「これ、ボクはロボットだから根本的に疑問なんだけど、彼と結婚したいとか思うのー?」
「いきなりぶっ込みおったぞ、このPON子さん」
「んー、私の一番の理解者だしねぇ……。いつかはしたい、かな?」
「おー。ボクは彼から離れる気はないけど、さすがにロボットに関する結婚制度はないからさー」
「そっか、よく考えたら0期ってロボ子さん以外皆純粋な人間か」
「獣人も居ないのはなかなか珍しいにぇ」
「じゃあ、そんなロボ子さんに聞きます!」
「どーぞー?」
「前に身体の調整を変えたって言ってたけど、何を変えたの?」
「昔は、所謂動作確認のメンテナンスしかしてなかったんだけど、彼を捕まえてからは彼好みの肌触りとか、柔らかさとか、あと気持ち良さとか?そういうところを少しずつ調整しながら反応を見て確かめてるよ。こよちゃんがロボットにも詳しくて助かってるー」
「人間で言うダイエットみたいなものかな?」
「たしかに、そういう意味では私達も努力してるもんね」
「なんとなく工場とかで組み立ててるイメージがあった」
「……ちなみに、効果のほどは?」
「ふっふっふー、彼とヤル時に私から手を離さなくなったね!常にどこかしら触られてるから、たぶん無意識に気に入ってくれてるんじゃないかな」
「いいなあ……」
「あずきちは、彼とどうなの?この中だと、一番そういうことしなさそうだけど」
「私?」
「うん。ウチで一番の清楚!とか言われてるし、実際そうだし」
「そんなことないと思うけど……」
「でも、彼わりと海外出てるよね?」
「うん。スタッフの中でも語学力高いんだって。Aちゃんが言ってた」
「てことは、会う度に……?」
「んー、デートして、終わったら流れで……って感じだよ」
「そうなんだ」
「でもでも、私も色々勉強してるから、最近はお互い遠慮しなくなってきたかも」
「すいちゃんはさ?」
「ん?」
「配信だと割とオラオラというか、押しが強い感じだけど、彼の前だとどうなの?」
「そんなにオラオラしてるつもりはないけど……。でも私からちょっかいかけること多いよ」
「あ、やっぱりそうなんだ」
「でも、彼の方から来てくれると嬉しい」
「それはわかるにぇ」
「あれ?確か強引なの好きなんだっけ?」
「彼にされるのは好き。他の人は絶対嫌だけど」
「おー……」
「折角だからこみ入ったこと聞くけどさー」
「なに?」
「男の人のアレって咥えるのどうしてる?」
「えっ、そらちゃんしたことないの?」
「ううん、したことないわけではないけど、なんか思ってたのと違うというか、上手くいかないというか……」
「あ、それわかるかも。私も未だに上手く出来てる気がしないんだー。彼は全然気にしてないし、優しいけど」
「みこちは?」
「みこは、エロゲやってますからね!そのあたりはばっちり!」
「へー、でもそういうのって実際どうやるの?」
「自分の口の大きさとか、相手のモノ次第だからこうってやり方はないけど、最初から上手くはいかないにぇ。だから、まずは咥えるよりも舐めてみることかな?」
「ふむふむ」
「そこから咥えるとしても、まずは先端だけとか、ゆっくり進めてみるしかないにぇ。喉とか突いちゃうと、うぇってなったら大変だよ」
「たしかに、それは嫌だね……」
「……すいちゃん?なんで顔赤いの?」
「い、いや!?なんでもないよ!?」
「あー、確か乱暴に突っ込まれるの好きなんだよね、すいちゃん」
「ちょっ!?」
「そうなの?」
「うっ……。まあ、その……、はい」
「ボクも結構好きだから別に恥ずかしがらなくてもいいのに」
「いやー、一応アイドルの商売道具なんでね?イメージ悪いかなーと」
「あ、さっき言ってた強引って」
「いや、別にこれだけじゃないからね!?」
「ちなみに、結局のところ昨日の夜はどうだったにぇ?」
「私はずーっとイチャイチャしてたら日が経ってたなー」
「ボクは12時間絞った!こよちゃんに後でお礼にご飯連れてってあげるって連絡したー」
「私も色々試してたら時間経っちゃった。最後の方ちょっと無理させちゃったかも……」
「……二人で1週間しないで我慢してから迎えようってしたら、部屋入った瞬間に無茶苦茶になっちゃった」
「マジ!?」
「うん。でも、正直かなりよかった。絶対またやるけど、家でやったら掃除が面倒だから、またホテルかなー」
「この中だと、すいちゃんが圧倒的だね」
「まあ、色々拗らせてたもんねー」
「拗らせてたって言うな」
「ちなみにみこはー、エロゲシチュを色々試してみた!案外やれば出来るんだなって」
「今度教えて?」
「そらちゃんが興味津々だ」
「んー!色々勉強になった!」
満足げな様子で笑うそら。
「かなーりディープだったような」
「でも楽しかったよー?また今度しよー?」
複雑そうな表情のすいせいと、次を早くも期待するロボ子さん。
「ふふっ、なんかこういうの女子校の生徒みたいだよね」
「実際もっとえげつないこと言ったりするから、こんなもんじゃないにぇ……」
AZKiの言葉にしかめ面で答えるみこ。
「良い時間だし、そろそろ出よっか」
「この後オフコラボって誰のチャンネルでやるの?」
「誰でもいいよー」
「全員揃ってるならそらちゃんで良いんじゃない?」
「じゃあ、ウチへ向けて出発だー!」
和気あいあいと店を出る5人。
その日の夜の配信は、久しぶりの0期生勢揃いということで、大いに盛り上がったという。