この方を書くなら、避けては通れませんでした。
「んー……」
力の抜けた声と共に、ベッドから腕がにょきっと伸びた。
「今、何時……?」
「もうすぐ9時だね」
誰にともなく呟いた声に反応したのは、隣で身体を起こしていた男。
「……何時から起きてたの?」
「ん?たぶん、30分くらい前かな。寝顔見られたから朝から運が良いなって」
「……何バカなこと言ってるのよ」
男の言葉にモゾモゾと俯せて顔を隠す女性。青い綺麗な髪がバサッと広がったが、気にする様子はない。
「ごめんね、可愛かったから」
「……別に嫌じゃないけどぉ」
彼が髪をそっとまとめて頭を撫でると、顔だけ男の方へと向けた。
「おはよう、ラミィ」
「……おはよぉ」
男が額にそっと口づけると、ホロライブ5期生のハーフエルフ『雪花ラミィ』は少し顔を赤くした。
ラミィといえば、デビュー当初は儚げなお嬢様といった雰囲気で同期のママのように見られていたが、徐々にツッコミ気質な所が出てきて、今ではホロライブ内でも非常に貴重なツッコミ役として、各所に出ずっぱりな人気アイドルである。また、多数の資格や能力を持っており、これまた貴重な教養高い人材としても知られている。
そんな彼女の配信といえば、自らのファンである『雪民』との掛け合いだろう。ボケにボケ倒す雪民に対してキレのあるツッコミを返し続ける一連の流れは他のホロメンにも知られているほどの名物でもある。
彼女は非常に甘えん坊で、愛の深い性格をしており、上記の流れも自分に対する愛を確かめようとする彼女の問いから始まるケースが多い。
「はぁ……」
「昨日はずいぶんと盛り上がってたね」
「あー、聞こえてた?」
「防音室のドア前を通ったときに少しね。貫通って程ではなかったけど」
昨日はホロライブ内でも酒豪として有名な面子と酒飲み雑談をしていた。彼女はそれほど強いというわけではないが、非常に楽しそうに酔うので、人気の配信である。勿論、終了後もかなり話し込んでいたため、実際に出てきたのはかなり後にはなっていたが。
「喉は平気かい?」
「うん。二日酔いもないかな。ちょっと身体が怠い位」
「それは良かった。とりあえず朝ごはん食べるかい?」
「うん、ありがとう」
彼が用意していたお味噌汁は、寝起きとアルコールで怠さの抜けきらない身体に染み渡った。そのまま白米と塩鮭の和食を食べる。
「良い塩加減だね」
「魚屋が『今日のはいいよ!』って勧めてきたけど、当たりで良かった」
食べ終わった後、そのまま二人の食器を手早く片付ける彼を後ろからぼーっと眺めるラミィ。
「お風呂は?」
「あー、入ろっかなぁ……」
「分かった、なら沸かしてくるからちょっと待ってて」
彼が浴槽に湯を張りに行く間に、ラミィも着ていたキャミソールをのそのそと脱ぎだした。
「いってきたよー……って、おっと」
「貴方ならいいよぉ。こっちきて?」
配信でも度々言っているのだが、ラミィは非常に豊かな胸部を持っているのに、垂れることなく美しい形を保っている。また、締め付けられるのが好きではないため、寝る際にはブラジャーをつけない。故に、キャミソールを脱いだら丸出しになっていたので、彼は咄嗟に後ろを向いたのだが、他ならぬラミィがポンポンと自分の隣を叩いて呼ぶので、彼もそれならと従って隣に座った。
「ありがと」
「いえ、私も朝から眼福なので」
「ふふ、なにそれ」
彼の腕に抱きつき、そのまま見上げるラミィは彼の言葉に笑った。
「寒くない?」
「貴方が気にしてくれて暖かくしてくれてるから平気」
一時期、体調を崩していたラミィのために、彼がかなり室温や湿度を気にしているのを彼女は知っていた。
「……ねぇ?」
「なに?」
ラミィが呼ぶ声に彼が反応すると、彼女はそのまま顔を近づけてきた。
「んっ……」
「……」
深い口づけ。
「……ふぅ」
「朝からかい?」
「私の胸見てそんなにしてるの見たら、そりゃあねぇ」
ラミィの視線が彼のズボンの方へ向くと、立派なテントを張っているのがわかった。
「そんな綺麗なもの見せられて、反応しなかったらそれこそ大変だよ」
「あはは、身体には自信ありますからね!」
キメ顔をなんとなくしてみたラミィだが、実際白い肌が煌めくほどに眩しく、体型はまさに理想と言ったもの。男なら滾るものがあるだろう事は想像に難くない。
「昨日は飲んですぐ寝ちゃったし、貴方を放ってしまったから」
「予定は聞いてたし、気にしてないよ?」
「……あと、ラミィもちょっとドキドキしちゃった」
視線が外れていないのは、そういうことだろう。
「珍しいね」
「昨日、終わった後のまあそういう話してて、アキ先輩と団長とルイちゃんからすんごい惚気られてさぁ!」
「なるほど、当てられたのか」
「ラミィもイチャイチャしてますけどぉ!って言ったけど、なーんかニヤニヤされちゃってさあ!」
「あー、なんとなく想像ついた」
彼が苦笑するのも、名前の上がった3人がなかなかにそっち方面にも強い面子なのを度々聞いていたからである。情報源は隣にいるお嬢様だったりするが。
「まあそれもあるし、目の前にラミィを求めてくれる物があるって思ったら、ちょっとムラっとするよ」
「……なるほど」
話しながら、ズボンを下ろそうとするラミィを彼は止めなかった。
「うわぁ、相変わらずすっごい……」
やがて出てきたモノを見て、目を細めるラミィ。何度も自分を高めてきたそれを見て、椅子からそっと降りると彼の前に座り込んだ。
「……おおー」
「いや、もう見慣れたでしょ」
「こんな朝っぱらからはないんじゃない?なんか色とか凄いね……」
見上げる形になったそれに手を添えながら、ゆっくり眺める。
「……ちゅ」
「うわっ」
そのままゆるゆると擦っていたが、やがてそっと顔を近づけると、そのまま先端に口づけた。
「あ、びっくりした?」
「うん、ちょっと。ラミィが自分からするなんて、たぶん初めてじゃない?」
「……そうかも?」
そのまま舌を這わせ、ゆるゆるとしごく。
「……こんな感じ?」
「うん、いや凄い上手……!」
「そうなんだ……なら」
彼の反応を見て、さらに驚く行動に。
「よい……しょっと」
「えっ!?」
唾液を少し滴し、そのまま自分の胸に挟み込んでしまった。
「えっと、どこでそんなの知ったの?」
「昨日死ぬほど聞かされたんよ……。んで、やったことないって言ったら、『そんなデカいの持ってて勿体無い!』って力説されたから……」
彼は心の内で3人に深く感謝した。
「あっつい……。火傷するとか脅しかと思ったけど、案外気持ちの面ではそうかも」
「体温より少し高い程度だしね……」
ラミィがなにかを確かめるかのようにゆっくり胸を動かしだすと、なんとも言えぬ快感が彼を襲った。
「凄いもちもちな何かに包まれてるの、凄い……」
「語彙力どこ行った?」
「あと、視界の暴力がエグい」
「暴力ってなによ」
とんでもない美人が自分のモノを巨乳に挟み込んで、こちらを笑顔で見上げていて、しかもその美人が自分の恋人だなんて、たしかにそれは暴力といってもいいだろう。
「……気持ちいい?」
「うん……、想像より凄い」
「ふふっ……、もっとぎゅっとしてあげる」
彼の反応に気を良くしたラミィがますます動きを強くすると、彼の身体に震えが走った。
「……ラミィ」
「……出そう?」
コクコクと頷く彼を見て、さらに唾液を垂らすと、身体全体を動かして、圧力を強めた。
「いいよ、出して?……我慢しないで、ラミィにかけて?」
「……くっ、ごめん!」
彼が仰け反るのと同時に、彼の熱いものが勢い良く飛び出した。
「んっ!」
口元にまで飛び上がったものをラミィは避けなかった。そのまま自らの上半身に掛かるそれを受け止めた。
「……あむ、ちゅぅ」
「……んっ」
勢いが弱まった彼をラミィが咥えて吸うと、少しだけ飛び出したが、彼女はそれを溢すことなく受け止めきった。
「……んく」
「うわ、飲んだ!……平気?」
「……あんまり美味しくないね」
少し顔をしかめたラミィだが、自分の身体にかかったものを見ると、愛おしそうに微笑んだ。
「思ったより凄かったねぇ」
「ごめん、結構出ちゃって」
「かけてって言ったもん。このあとお風呂だし」
そういうとラミィは立ち上がった。
「ね、一緒に入ろ?」
「始めからそのつもりだったのかい」
「もちろん、今度はラミィの番だし」
「全身隈無く愛させていただきます」
「期待してる!」
裸体を赤く染めて、彼の手を引くとラミィは浴室へ歩き出した。もちろん、その日のお風呂は非常に長くなるのだが、それは2人だけの秘密である。
ちょっと急いだので、誤字脱字等あるかもしれません。