『風真いろは』はホロライブのアイドル、そして秘密結社『holox』の用心棒をこなしている侍である。見た目は清純な少女、身体能力はホロライブ内でも相当上位にくる。料理も上手で、特にお菓子作りに定評があり、ホロメンからも大好評である。また、個性的な面々のホロメンの中でもかなり大人しい性格で、時折子供っぽいところも見られるが基本的には控え目で落ち着きのあるタイプである。
田舎から出てきたということもあり、少々世間の常識とずれた面を見せることもあるが、それもまた彼女の魅力としてリスナーからは人気だ。
さて、そんな彼女は特に性的な面に置いてはほとんど無知といっても過言ではない。ネットスラング等でリスナーの方がざわつく発言をしても、理由がわからず何故なのかを問い返してしまう程だ。後で意味や理由を知って赤面したり逆ギレしたりするあたり、同僚の鷹の幹部に通ずるところもある。
ただ、本人の勤勉かつ真面目な性格もあって、一度学ぶとしっかり理解出来てしまうので、もしそれを利用する場面があったりしたら、その幸運なお相手はきっと大変な事になるのは想像に難くないだろう。
「疲れたでござる……」
「お疲れさま?」
ベッドの上で全裸の女性が大の字に寝転んだ。腕を枕にされた男が視線を横に向けると、形のよい胸が上下に揺れるのが見える。
「それで、今日はどうしたの?」
「さかまたが『いろはちゃんはちゃんと彼を満足させてる~?』って煽ってきたでござるよ!だから、かざまも出来らぁ!って」
「相変わらずなのね、君達は……」
収録から帰って来たいろはが、お風呂やご飯を終えたのちに、彼を珍しく寝所に誘ってきたかと思えば、押し倒されて今に至る。すでに何回戦か終えており、よく見れば色の白い彼女の肌にはいくつもの痕が残っていた。
「でも、男の人は毎日でも出来るって言ってたでござるよ。だから、そう言われたらかざま、貴方とそんなにしたことないなあって」
「確かに出来ないこともないけど、別にしなきゃいけないって訳でもないし」
体力の回復も早いのか、すでに身体を起こして彼を見るいろは。
「でも、今日だって誘ったらホイホイ来たでござる」
「あのね、君は一般的に美少女に属するってことをもう少し自覚して欲しい。そんな子に誘われて乗らない男がいたら見てみたいよ?」
男の言葉に今日一番の赤面。
「な、何を言ってるでござるか!?」
「何って、当たり前でしょ。そもそも、君はアイドルやってるわけだし、見目麗しいのは当然。しかも、日々の努力でそれに磨きをかけてて、ますます美しくなってるんだから」
「も、もういいでござる!!」
急いで彼の口を手で塞ぐいろは。
「はぁ、はぁ……。貴方が冗談を言ってるわけではないのは分かるけど、いきなりは心臓に悪いでござるよ」
「事実を言ったまで」
「恋人にべた褒めされるのは恥ずかしいでござる!」
そう言いながらも、自身の身体のあちこちを触るいろは。
「しっかし、女性的な意味で言うなら、かざまよりももっといい人多いと思うでござるがなあ。ホロメン見たってたくさんいるでござる」
「そんなこと言ったら、君の彼氏をしている僕は、その他大勢の隊士とそう変わらないってことになるけど」
「そんなわけないでござる!かざまは、君が1番……、あっ」
いろはは自分の言葉でハッとした。
「そういうこと。そりゃ、美人とか好みとか探せばいくらでも出てくるかもしれないけど、僕にとっては君が1番ってこと。だから、そんな君に誘われたらホイホイ乗るのは当たり前って分かった?」
「うー、ごめんなさいでござる」
うつむくいろはの頭をポンポンとして、彼は再び身体を横にした。
「しかし、積極的ないろはもなかなか良かったなあ」
「何をしみじみと言ってるでござるか」
「普段は受身というか、あんまり乗り気って感じでは無かったから、好きじゃないのかと思ってたから」
「べ、別に貴方とそういうことするのは嫌じゃないでござるよ?ただ、裸って恥ずかしいというか……」
「今も裸だけど」
「今日は開き直ったでござる。さかまたにも『いろはちゃんにベタ惚れしてるんだから、堂々としてればいいんだ!』って力説されたから……」
「さかまたさん、ナイス」
彼はぐっと拳を握った。
「でも、今日はいつもより楽しかったでござる。貴方の反応をしっかりみたのもなんだか初めてな気がして」
「普段は声も我慢してたもんね」
「うっ……、ひぅ!?」
彼がそっといろはの胸を触ると、びくっと反応した。
「ま、まだするでござるか!?」
「そりゃ、ごはんにあれだけ仕込まれてたら足りないよ。目の前に彼女が裸でいたら、興奮するし」
「げ、入れすぎたでござる……」
いろはが目線を彼の腰元に向けてから、慌てて逸らしたが、彼の言っている意味を十分理解してしまった。
「か、かざまのおっぱいなんて……」
「これ以上ないくらいの美しさだよ。均整の取れた身体って逆に羨む人いそうだし、僕はめちゃくちゃ好き」
「そ、そんなに揉みながら力説するなぁ!」
彼の手が動く度に走る快感で、いろはの身体が赤くなり始めた。
「うぅ、折角収まってきてたのに、また……」
「どうする?また上に乗る?」
「……そうするでござる」
彼の腰に跨がると、そのまま彼を自分に納めるように腰を落としたいろは。
「だ、だめでござる。手を止めて……」
「だーめ、彼氏に盛っちゃうような悪い子にはお仕置きだよ。今日は素直になれるまで頑張ろうね?」
「こし、うごかしちゃ、だめぇ!」
彼が緩やかに突き上げはじめると、早くも呂律が回らなくなってきたが、彼の言葉にわずかに笑みが溢れたのは、その先を予期しての事だったのか。
結局、そのまま夜遅くまでお互いに責め合い、最終的にはいろはからも積極的に求めるようになった。そして、この日を境にいろはも他のホロメン達に積極的に知識を求めるようになるのだが、その後に知識を試そうとする度に彼が搾り取られるようになることは遠くない未来である。
そろそろUAが10万に届きそうです。
こんなに続くとは思ってませんでしたが、皆様のお陰で楽しく続いております。
これからも細々とですが、頑張りたいと思います。