キャラ崩壊注意です。
ホロライブゲーマーズに所属する狼の獣人『大神ミオ』といえば、おっとりとした性格ながら、たまに刺さる強烈な毒舌であったり、的中率の高い占いから全ての黒幕と呼ばれたりとなかなかキャラの強いアイドルである。ただ、基本的には非常に優しさのある女性であり、その立ち振舞いから、ホロメンからもママと慕われていたりする存在である。コンビやグループの中でも、一方引いて纏めたりする役になることが多く、リスナーからも非常に頼りがいのあるメンバーの1人と認識されていることだろう。
一方で、狼といえば懐いた相手へのスキンシップが激しい点、一度決めた相手を番として一生を添い遂げ、仮に番が先に亡くなっても、次を求めることなくそのまま自分が死ぬまで過ごす点から、愛と忠義の強い生き物として知られている。さらに言うと、狼の発情期は雌にしか存在せず、雄は雌に誘発されて発情を迎えるため、雌の方が性欲が強いと言う研究もある。つまり……?
「あ、あの、大丈夫……?」
「た、たぶん……」
ミオの配信が休みの日、彼女は恋人とのデートを楽しんだ。リサーチしていたランチを食べ、冬場特有のイルミネーションを楽しみ、二人でお揃いの小物を買うなど、カップルとしてするのは当たり前の行動だった。
ただ、彼女の尻尾が常に彼の腕に巻き付いていたり、お手洗いなどの時を除き、ずーっと密着して離れようとしない彼女の様子から違和感を感じていた彼が、予約していたホテルの部屋にチェックインした直後、ミオに押し倒されて今に至る。
「ごめんね、その、ウチ……」
「もしかして、時期ですか?」
「う、うん」
買っていた荷物も部屋の椅子に放り出され、服も床に脱ぎ散らかすなど、おおよそ彼女らしくない様子に彼も納得した。
「あのね、普段はこんなんにならないんよ?ただ、最近ちょっと忙しくて期間空いた上に被っちゃって……」
彼のむき出しになった肌には幾つかの痕があったが、どちらかと言うとキスというよりは噛み痕というべきものだった。ちなみに今も、馬乗りで押し倒しているミオがペロペロと痕を舐めているが、時折歯が出そうになっているあたり、まだ発散しきれていない様子である。
「いえ、確かに私も少し寂しかったのでお互い様ですよ」
「怒らないの……?」
「まさか。驚きはしましたが、彼女が積極的なことに怒る彼氏はいないですよ」
上目遣いで見てくるミオを彼は頭を撫でながら宥めた。
「しかし、あのミオさんがこうなるなんて。なかなかエッチで可愛かったです」
「も、もう!なに言ってるのさぁ!」
ポカポカと胸を叩くミオの顔は真っ赤だった。
「だって、今も私のが挿入ってますし……。ミオさんも抜こうとしないじゃないですか」
「こ、これは!その……、まだ、硬いから……」
つまり、そういうことである。
「その、ね?少し前にこよりが、個人向けに調整した物を配ってたでしょ?」
「……あぁ、そういえば貰いましたね。あれ?でもまだ使ってないですけど……」
以前からテスターを使ったり、自身のパートナーで試したりと色々調整していたものである。
「あれね、実は獣人のパートナーには少し違う作用があるんだって」
「そうなんですか?聞いてませんけど……」
「うん、後から獣人とか悪魔とか特定の種族のホロメンにだけ連絡が来たんだけど」
面子を聞いた彼は少し嫌な予感がした。
「その、ね?怒らない?」
「いや、別に怒るようなことはないと思いますけど……。予想が外れたらいいなって思ってます」
「ごめんねぇ……。簡単にいうと、パートナーが服用すると、その相手の発情を引き起こすんだって」
「……外れてませんでした」
「あ、アハハ……」
彼の苦笑いにミオも苦笑するしかなかった。
「……それで、いつ飲ませたんです?」
「朝のお味噌汁に少し……」
「確信犯じゃないですか……」
普段の自身の回復力等を考慮しても、未だに保っている事が信じられなかった彼。そして、あっさり吐くミオだった。
「ホントに聞いてたよりも少しだけだったんだよ?その、元々ご無沙汰だったのは本当だし、時期が来てたのもホント。折角泊まりでお出掛けだって言ってくれたから、ちょっと期待したの……。そしたらね?」
「思ったよりも自分にも効いてしまった、と」
「う、うん……」
今もなお、咥えこんだ彼を無意識に自身の奥へと引き込もうとしている場所をチラリと見下ろして、ミオは頷いた。
「その、貴方の匂いが頭にボーッと来ちゃって……」
「前にフブキさんが同じようなこと仰ってましたね」
「うん、狐の方で嗅いだら刺さっちゃったって」
動物は体外に放出するフェロモンで発情期を知ることがあり、そのサインとして最もよく感知するのが嗅覚である。
「前から好きな香りだったけど、今はなんか、お腹の奥がキュッとする感じなの……」
「凄いですね、そんなことになるとは」
彼の首もとに身体を倒して抱きつくミオ。
「その、どのくらいの効力なんですかね?」
「一応適正な量なら1日保つって言ってたよ。発情期になるから、短時間で終わるのは勿体無いって」
「ちょっと、なにいってるかわからないですね……」
彼の香りを再び嗅いでしまったからか、少し上気した顔でミオは答えた。
「あとは、ウチ達側がどれほど敏感かにも依るんだって。だから、その……」
「……狼ですもんね、匂いには反応しますよね」
「ごめんねぇ……ァン!」
彼が察して笑うと、その身体の震えでミオに甘い快感が走った。
「おっと、すいません」
「ううん、いいの……。でも、まだ出来る……?」
再び欲が首をもたげた様子のミオが問うと、彼は頷いた。
「こんなにエッチなミオさん、目一杯楽しまないと損ですよ。大丈夫です」
「も、もう……。でも、言い返せないや」
そういって先程までとは違う色の笑みを浮かべると、ミオは身体を起こして、そっと腰を引き抜いた。
「今度は、貴方から来て欲しい……」
そういうと、ミオは彼に背中を向けてお尻を突き出す体勢をとった。
「正面の方が好きって言ってませんでしたか?」
「今は、狼の方が強いから、この方がその……」
彼の問いに、ミオは顔を枕に埋めて、
「交尾というか、子作りって感じがして……」
とか細い声で答えた。と、同時に自分の言葉で興奮したのか、腰に震えが走ったのが彼にも見えた。
「……あの、とんでもないこと言ってませんか?」
「い、言わないでよぉ!ウチだって、恥ずかしい……」
枕に埋めた顔は上げないまま、イヤイヤと首を振るミオ。だが、身体を起こした彼がそっと腰に触れると、ビクッと反応して少し振り向いた。
「なら、本当に『ママ』になりますか?」
そのまま耳元に顔を寄せて囁くように彼が聞くと、ミオの顔は真っ赤になった。
「えっ、あっ、その……」
「発情期なんですよね?既に結構しましたけど」
「う、うん」
彼が肩や背中をそっと撫でると、その度に吃驚するほどの快感が駆け巡る。
「ということは、親になるための準備が出来ているってことですよね?」
「そ、そうだね……!?」
そのまま彼がミオの豊かな乳房に触れると、顔が跳ね上がるほどの反応を示した。そのまま彼に弄ばれるがままに身体を震わせ続ける。
「えと、その、貴方は、いいの……?」
「ここまでしたのに今さら嫌だなんて言ったら最低じゃないですか」
彼は苦笑すると、自らのモノを彼女の濡れ滴る秘部にそっと宛がった。
「私だって、もうこんなになってます。これでこのまましたらどうなるかくらいの覚悟はしてますよ」
「あっつぃ……、うぅ……」
熱を感じ取ったミオは、少しの間腰をユラユラとしながら黙っていたが、
「……ごめん、何にも浮かばなかったや」
といって笑った。
「でも、嬉しい……。本気でウチを、その……、物にしようとしてくれて」
笑いながらも、目元には涙が浮かんでいた。
「なにより、そんなになってるの感じちゃったら、もう我慢なんか出来ない……!」
そういうと、ミオは自ら腰を押し付けるようにして彼を迎え入れ、その身を差し出した。
「くぁっ……!」
叫びとも喘ぎともつかぬ声をあげて、突っ伏したミオ。
「うぅ、きもちいいよぅ……」
そのまま暫く身体を震わせていたが、やがて少し落ち着くと、顔を彼の方に振り向かせて言った。
「ウチを、『本当のママ』に、して下さい……!」
その破壊力は、彼の残っていた理性を粉々にするのには十分だった。
そのまま、獣のようにお互いを貪り、身体の隅々まで痕をつけるように求めあった。その営みが終わったのは、朝日が昇る頃だったという。
なお後日、検査を行ったところ今回は恵まれなかったが、この日以来、ミオの子を求める本能に火が点いてしまったらしく、度々彼を連れ出しては激しく求める事になるのだが、それはまだ彼の知るところではない。