そのまま筆が走ったので投稿します。
少しだけGoogle翻訳の力を借りました。
違っていたらすみません。
「ふふっ、今日も楽しかったね」
「うん、掘り出し物がたくさんあって良かった」
大荷物を部屋に運び込んで喜ぶ一組の男女。会話は日本語だが、よく見れば小柄な女性の方は日本人ではなかった。それどころか、実は純粋な人類でもない。
彼女の名前は『Anya Melfissa(アーニャ メルフィッサ)』。ホロライブIDの二期生に属するアイドルであり、古代兵器である。といっても、創造主によって人間の身体を与えられたとされており、事実上の人類として扱われている。本人もネタとして「兵器なので」と使うものの、普通に人としての生活を送っている。
「やはり日本はいいね、インドネシアではなかなかこういうのは手に入らないか、時間とお金がかかるから」
「まあその大半は持ち帰れずに僕の家に置いていかれてるんだけどね」
「ここは最早私の第2の家だよ、ダーリン?マネちゃんも把握してるし、何かあれば連絡来るでしょ?」
「誤魔化すときにしかその呼び方しないじゃないか……。そこまで馴染んでもらってるのは嬉しいことだけどさ」
アーニャは大のオタクとしても有名であり、日本に来る度にいわゆる巡礼と称したオタクグッズの買い漁りに精を出している。その縁で彼と知り合い、交際するようになってからは、彼の家にも入り浸るようにもなったが、同時に今まで持ち帰れずに諦めていた物を彼の家に置いておけることに気づいてますます収集に力が入るようになった。
「まあまあ、そう言いながら私のためにお部屋とか用意してくれたのも知ってるからね」
「最初は寝室だったんだけどね。いつしか君が僕の部屋で寝るようになったから、もう物置と化しちゃったよ」
「彼氏の家に泊まって別々に寝るなんてあり得ないよ。私たちは特に、距離があるなんてレベルじゃないし」
ちなみにここまで完璧に日本語だが、アーニャは海外部署に所属するホロメンの中でも特に日本語に強いメンバー筆頭である。あまりにナチュラルに使いこなし、日本語特有のジョークや多人数の会話もこなしてしまうので、一部JPよりもJPしてるとまで言われてしまう程である。彼はアーニャと付き合いだしてからインドネシア語の勉強を始めたので、まだそこまで話せるわけではない。故に非常に助かっている面もある。
「それに、こういう薄い本を買うのは貴方の方が適任だし」
「別にアーニャが買っても良いと思うんだけど」
「ほら、私はアイドルだからね?あんまり露骨にこういうのは買えないというか」
「いや、ただの成人向けはともかく、腐女子向けの本を僕が買うってのもなかなかキツいよ?」
掘り出し物の中から幾つか取り出したるは、いわゆる同人誌と呼ばれる類いの物。その中でも成人向けの物だった。中には男が二人の表紙の物もある。
「店員さんの顔が一瞬こっち向いてましたねぇ」
「そりゃあそうでしょうよ。僕が逆の立場でもびっくりするよ」
「いやー、あれはなかなか笑いをこらえるのが大変だった」
その時を思い出してふふふと笑うアーニャを若干ひきつった顔で見る彼。
「でーもー……」
そんな彼を見たアーニャは、少しだけ顔を赤らめて彼の腕に抱きついた。
「こういうのから、したいこと見つけて出来るのは嬉しいでしょ?」
持っていた本が本だけに、どういう意味か分からないはずもなかった。
「……外、まだ明るいよ?」
「いやー、あれだけの空間に囲まれて、音聞いたりしてたらねぇ」
「まあ、独特な空気感だよね」
アーニャはホロメン全体を見てもかなり小柄な方であり、本人も少し気にしていた。逆に、彼は平均を越える程度の大柄な体格なので、並んで歩くと親子のようにも見えなくない。
「君は、したくない?」
「……アーニャに誘われて嫌なんて言うつもりはないよ」
そんな彼女だが、本人の声質も相まってやる気を出したときの色気は凄まじい。
「ふふふ、君は私をちゃんと女として見てくれるね」
「女以外の何者でもないでしょ」
「そうじゃなくて、きちんと愛してくれるねってこと」
「アーニャがアイドルって知る前に、趣味で知った縁だし、君は十分立派な女性だと思うよ」
『……Aku cinta kamu』
彼のストレートな言葉に思わぬ反撃を食らったアーニャは顔を逸らしてインドネシア語を呟いた。
「……アーニャ」
「なに?……!?」
彼はアーニャを抱き寄せると、そのまま驚く彼女に口づけた。
「!!?…………ぷはっ」
驚くままに受け入れたアーニャだが、限界まで深いそれに息が続かなくなり、離れたときには少し苦しそうだった。
「い、いきなりなんて珍しい。びっくりしたよ」
「少しはインドネシア語を勉強したから」
彼の言葉に顔を真っ赤にしたアーニャ。
「……もしかして、聞こえてた?」
「聞こえたし、意味も分かったよ」
「うわー、なんで分かるかなあ、もう……。んっ」
そういうと、今度はアーニャの方から抱きついてキスをせがんだ。
「……僕も」
「ん?」
「僕も、愛してるよ」
「……うん」
彼の先程の呟きに対する返答に、アーニャは頷いた。
「……ねぇ」
「どうしたの?」
「今すぐ、抱いて?」
アーニャは彼を寝室へと引っ張りながら言った。
「それと……」
机に置いてあった小瓶を取り出した。
「今日は、こっち」
「……珍しいね、いつもの方じゃないんだ」
小瓶にはずのー印のシールが貼ってあった。
「ちょっと、君に犯してもらいたくて。それもたくさん」
「……そういう気分なの?」
アーニャがそういうことを直球で言うのは極めて珍しい。配信でもネタとして触れることもなかなかないタイプである。
「身体が君を求めてる。日本語だとなんだっけ?ムラムラする?」
「合ってるけど、アーニャの口から出るとちょっと衝撃的だ」
「君が私の所有者なんだってところを教えてほしいな?さ、早くいこ?」
小瓶を彼に押し付けると、アーニャの彼を引っ張る力が強くなった。
「……武器である私をこんなにおかしくしたセキニン、とってね?……『suamiku』」
部屋に入る直前に振り返ったアーニャの薄紫の目は、今から始まることへの期待と興奮で爛々と光っていた。