独自設定多数です。
「こーんなに集まるなんてねえ」
「すいちゃんちがでかいんだにぇ」
その日はすいせいの家にホロメンが集まっていた。すいせいの姉も気合いを入れて待ち構えており、それはそれは大量の食料を出してきたのだった。
「どー考えても出しすぎだって」
「まあまあ、それだけ楽しみにしてたってことだしさ」
「ミオも持ち込んでたからなおさらだよね」
「どれもこれも美味しかったから良いんじゃない?」
「何よりすいが一番ワクワクしてたって聞いたからな?予定表までつくったって」
「ちょっとお姉ちゃん!?言わないでって言ったのに!」
その場にいたのはフブキ、ミオ、スバル、みこ、トワ、おかゆ。裏でも仲良くしており、今日も元々予定にあったとのことだった。
「みこめっと、フブミオ、イカロス……。ぼくだけ余っちゃうねぇ」
「すばおかあるじゃん。ワーオ!バースー大人気じゃん!」
「めんどくさいなあ!なんだその雑なフォロー!?」
「いやー、スバルに投げとけば大体流れるから楽でいいねえ」
「味方がいねぇ!?」
やはりこういう場にスバルがいると、ツッコミを一任されるのは宿命なのか。
「しっかし、さっきすいの部屋で配信してたところにお邪魔したときに思ったけどさあ?」
おかゆが微妙に身を細めると、ススッとスバルの背後に回り込んだ。
「最近、ちょっと育ってんじゃないのぉ?」
「ちょっ!?お前どこ触ってんだよ!」
そのまま横からスバルの胸をツンツンとつつくと、スバルは思わず叫んだ。
「……確かに」
「確かにじゃねえ!トワも止めてくれよ!」
横目で見て頷くトワ。
「肌に直接ジャケットなんてエロい格好しておいて、見るなは無理だよね」
「まー、あれは配信には載せられないにぇ」
「声が大きいのも考えものだねぇ」
「ぐぬぬ……」
事の発端は、お泊まり会の最中にスバルが配信のために帰宅しようとしたために、すいせいが自分の配信スペースを貸し出したことだった。
「スバちゃんの防音室結構良いものっぽいのに貫通するもんねえ」
「そりゃあ普段大声出す訳じゃないすいちゃんの部屋は貫通するよね」
隣室で遊んでいた残りのメンバーには、もちろんスバルの声が聞こえていたわけで。
「まさか、人の部屋でいきなり脱ぎ出すとは」
「しかもあんな声でかくして言ったら、そりゃおかゆが止まるはずもなく」
「一目散で突っ込んだよね」
「だからって皆で来ることないじゃん!」
部屋の暑さに耐えきれなくなったスバルが服を着ていない事を告白した瞬間に、おかゆを先頭にして全員が突撃してきたのだった。
「そもそも自宅ならともかく、すいちゃんの配信部屋で脱ぎ出したスバルにも問題あるよね」
「それはそう」
「しかもこんなにメンバーいるのに、もはや鴨葱とかいうレベルじゃない」
「鴨というかアヒルだにぇ」
「そもそもアヒルじゃねえから!そんで、おかゆとトワはいつまで人の胸つついてんだこら!」
「いやー、止められないからつい」
そんなこんなで今に至る。
「あ、じゃあここでちょっと恋バナしようよ恋バナ!」
「いきなりどんな流れだにぇ」
すいせいが思い付いたように言い出した。
「ほら、こよりの体験談もそうだけどさ、色々勉強なるじゃん」
「まー、たしかにあれは面白いけどね」
「まだ話してない人もいるしね」
「そ、そこでスバルを見るな!」
「ミオもだよねぇ」
「う、ウチも!?」
実はみこもまだなのだが、誰にも言われないように黙っていたりする。
「フブちゃんなんか2回も載ったのに」
「ホントだよ!こよちゃんに気に入られたみたいで、よーく話振られんの毎回振り切るのもさあ……」
「その割に結構エグいのも話してない?」
「ま、まぁ良い感じに煽てられると、ねぇ」
顔を赤くするフブキ。
「ほら、ここにはエロゲに精通してる方がいらっしゃるしね?こよにまだ捕まってないし」
「なっ!?すいちゃんなんで言うにぇ!」
「んー?そりゃあミオスバが捕まってるのに0回仲間を見捨てて黙ってるのはねえ」
「あ、だから静かにしてたんだねぇ」
ニンマリ笑うすいせいに憤るみこだが、事実だけに何も言い返せなかった。
一通り騒いだあと、とりあえず何となく丸くなって座る各々。結局ノリノリ面子(主にすいせい、おかゆ)に否定面子(スバル)が押しきられて、話題がそういうことになった。
「とりあえず、さっきの話じゃないけどさあ」
おかゆがスバルを指した。
「マジな話、スバルちゃん大きくなったよね?」
「また掘り返すのかよ……」
顔を赤くするスバル。
「いやー、前々から思ってはいたんだけどさあ。ショート動画の踊ってるやつ」
「あ、分かる!ロングヘアーが人気って言ってたけど、ショートで踊ってるやつでしょ!」
「フブちゃん!?」
おかゆの話に食いついたのは意外にもフブキだった。
「夏の格好のやつとか、胸の強調ヤバすぎるだろって思ったんだよ!」
「……うわぁ、これはすごいにぇ」
フブキの言葉を聞いて、スマホでささっと動画を観ていたみこが唸った。
「表情が色っぽくなってるのはまあ良いとしても、腰つきとかもだいぶエロいし」
「これで彼氏さん搾ってるってコト?」
「なに言ってんだ!?」
「そりゃあナニの事よ」
「それは分かるけど!いや、分かりたくねえわ!」
口々に集まる意見に叫ぶスバル。
「んで?実際のところどうなんよ?この中だとまあ一番縁遠そうな性格ですけども、彼に育てられてるんか?」
トワに促されて全員が黙ってスバルを見つめると、
「なんで全員黙るんだよ、こっわ……」
文句は言いつつも、とりあえず頷いた。
「まあでしょうね。あやめが『スバルがたまにだけどエッチな話に乗るようになった!』って前に騒いでたし」
「あいつ何言ってんのホントに……」
ミオの言葉に呆れるスバル。
「実感はあるの?」
「ん……、まあ下着新しくしたし……」
すいせいの質問に目を逸らしつつ肯定するスバル。
「バースーといえばケツだったのに、ぺぇまで育っちまったらヤバいだろ」
「そもそもケツも誇ってねえわ。あとケツって言うな」
「健康的エロってやつだにぇ」
「はぁ?」
次々にツッコミ続けるスバル、やがて疲れたのか、
「スバルはもう良いよ!他になんかないの?」
と話題転換を促した。
「んー、すいちゃんはどうなん。最近はさ」
「私?」
とりあえずすいせいに振ってみるみこ。
「あんまり変わんないよ。今日は皆が来るからって家に帰ってるしね」
「私達来なかったらいつも来てるの?」
「うん。そもそもマネージャーだし、デート以外にも仕事の相談もあるしね」
「拗らせてた割には普通の恋愛してるにぇ。つまんないのー」
割とさっぱりしたすいせいの回答。しかし、そこに待ったをかけたものがいる。
「ダウトー!トワ知ってるもん!すいちゃん何かあるとすぐに彼に甘えてるって!」
「「「「「へー?」」」」」
トワの声に意味深な視線を投げる他メンバー。
「な、なに言ってるのさトワ。この星街すいせいがそんな甘えん坊みたいなことするはずが」
「『今日は朝から凄かったんですよ。休みの日に仕事いきたくないって駄々こねてしまって……。あくあさんとトワさんが来るからって説得してようやく……』『え、説得の方法ですか?その、2人の秘密ってことで……』『そんなわけなので、今日はよろしくお願いしますね。あとで差し入れ持っていきますんで……』これはなーんだ?」
「んなぁっ!?」
「ルーナおったかー?」
トワがスマホから流した音声が誰の声かは言うまでもなかった。すいせいの顔はすでに真っ赤である。
「前にスタテンの集まりの前に話聞いてたんだけど、録音してて良かった(ニッコリ」
「ぐぬぬ……、後でどういう事かちゃんと聞き出さないと……」
「彼氏さん、南無」
すいせいの目をみたフブキがそっと手を合わせていた。
「ミオしゃは?前にママになりたいとか言ってたけど」
「いや、あれは言葉の綾であって……」
「その割には、こよりのお薬の取引回数が上位になってるとの情報が」
「どこ情報なん!?それー!」
どこからかメガネを取り出してクイクイしているフブキ。
「そんなこと言ったら、フブキだってお祭りの日以来、外でするのにハマってるって聞いたよ!?」
「バッ、そんなわけないでしょー!?」
「あれ?前にまつりの体験談のホテル行ったって言ってなかった?たしかビーチで」
「わわわ!?」
お返しとばかりにばらされて類を見ないほどに慌てる彼女。
「こういうときはおかゆは強いよねえ」
「僕は別に隠すことないしねえ。ホロメン相手に今さら恥ずかしがっててもね。それをいうならトワもじゃない?」
「そりゃ開けっ広げに話すのは恥ずかしいけど、そもそも悪魔ですから。食事に等しいことだしねー。あと、ちょこ先っていう最強が味方に付いてるんでね」
「「同期のスバルちゃんはあーなのにね」」
「この二人強すぎるにぇ」
「みこちは何かないの?」
「んー、エロゲのシチュエーション色々探しては試してるけど、大体最後はワケわからなくなってるにぇ。相性良すぎるのも考えものだなって」
「それも普通は凄いことなのに、他が強すぎて霞むってどういう事なん……?」
「まー、ホロメン皆肉食だってことだにぇ。大体皆やることやってるし。というか、スバルが純粋すぎるんじゃない?」
「恥じらいを持つっていう普通のこと言ってるはずなのに、なんで純粋扱いされるんや!」
「そもそもホロメンに普通を求めるのがおかしいのでは?」
「それはそう」
「はー、楽しい!」
「ホントに楽しそうで何よりにぇ」
「スバルはもう疲れたよ……」
皆で思い思いの話をして夜も更けていき、眩しいくらいの笑みを浮かべる者、疲れはてる者、様々だった。
「やっぱりお泊まり会ってこうでなきゃね」
「またしようね!」
「とりあえず今日はもう寝るベー」
「明日、朝ごはんお姉ちゃんが作ってくれるから、出る前に食べていってね、だってさー」
「はーい」
すいせいの連絡に三々五々返答をしながら、寝る準備をしていくのだった。
余計な設定話
この面子における大胸筋力は(話における成長含む)
すい<トワ<<フブキ<スバル<<みこ≦ミオ<おかゆ
肉食度合いは
スバル<<<<みこ≦すい<<<フブミオおか<<トワ
位の差です。
ホロメンのうち、人間の方々は大体みこめっとあたりが普通、獣人などの方々もこの3人程度、悪魔はぶち抜けていると思っていただければいいです。
ちなみに、海外勢は種を問わず日本在住ならおおよそ獣人枠、海外在住で来日すると悪魔枠になります。なにがとは言いませんが。
スバルちゃんは貴重な純粋かつ健康的エロ枠として他ホロメンにも認識されています。同枠にはござる、番長が名を連ねます。