彼女達の配信がホントに癒しです。
「はーっ、はーっ……」
ベッド脇で後ろ手に握っていた男の手を離すと、そのまま深呼吸しつつ布団に倒れ込む女性。
綺麗な青い髪の生えた頭には特徴的な兎耳、腰とお尻の間辺りには、これまた特徴的なふわふわの丸い尻尾。
ホロライブ内でも屈指の人気を誇る3期生の兎の獣人『兎田ぺこら』は、彼女曰く『ぺこーらにメロメロな下僕』との濃密な一戦を終えて、満足げな表情を浮かべていた。
「相変わらず、あんたは力が強いぺこ。ぺこちゃん腰がどうにかなるかと思っちゃったぺこよ?」
腰を撫で擦りつつ、文句を言うぺこらだったが、その実そうするように毎回頼んでいるのは彼女なので、このやり取りももう何回目かは男も覚えていなかった。
「そういえばさー、今日マリンにまた胸の事いじられたぺこ」
思い出したように唇を尖らせて名前を挙げたのは同期の海賊船船長だった。コスプレしているだけの自称なのではないかとも言われているが、彼女もまた絶大な人気を誇るアイドルである。
「しかも、そのときノエフレも一緒だったぺこだけど、あいつら全員でかすぎなんだよな~!」
「マリン曰く、『男はでかい方が好きに決まってる、ぺこらはちゃんと相手を満足させられてるのかな~?!』って煽られて、ぺこーらも別に小さい方ではないと思うぺこだけど、あんたも男だし大きい方が好きなわけ?」
しかも、何故か男の方に飛び火してきた。
良く見れば、男を見る彼女の目が若干細められており、口調とは裏腹にかなり気にしているようだ。
「そりゃ、あいつらと比べたら小さいし、先輩も後輩もでかいやつ多いぺこだけど……わぷっ?!」
なおも言い募る彼女をゆっくり後ろから抱き締めると、かなり驚いた様子だ。
そのまま男が耳に口づけしつつゆっくり胸を触ると、ぺこらの首筋が赤くなったが、拒否はしなかった。
「んっ……、はっ……、あ、あんたは、ぺこらのが好きなの?」
そのままされるがままに声を漏らしていたぺこらに問われると、男は静かに頷いた。
「……なんというか、物好きぺこね。あんっ!」
力が抜けたように笑ったぺこらが一際大きな声をあげたのは、男に高められた先端を摘ままれたから。
「ちょっと!?さっき、あんなにしたのに、まだぺこーら腰が……」
抗議の声をあげる彼女だが、その腰が男にすり寄っているのは無意識なのか。
兎の発情期といえば年中というのが割と知られているが、実はそれは飼育されている兎がそうなるというだけで、野生の兎は春に周期がくる。そして、雄も雌も縄張り意識や独占欲が非常に強くなり、特に雌はスイッチが入っているときに腰やお尻を押されると、偽妊娠と呼ばれる身籠って無いのに勘違いをして子育ての準備まで始めることがあるそうだ。さらにいうと、人間で言う生理のような排卵期等がなく、雄雌両方とも性的興奮を覚えると即座に行為、及び受精が可能になるので、その点は人間をも上回る精力である。
ちなみに兎の獣人はというと、概ね人間と変わらないものの、スイッチが入ると理性がブレーキを放棄しやすくなると言われている。さらに、とくに女性の場合満足感を得られるまで相手を絞り尽くす性質が強く出やすいとか……。
「だ、駄目ぺこ。あんまり刺激されるとまたあんた……えっ?」
以前身に覚えがあったのだろう、ぺこらが必死に静止を掛けたが、男の言葉にハッとした。
「『こよりちゃんに色々と貰ったから平気、ぺこらに不安にさせたのは悪かったから、今日は頑張る』ってマジ?」
それを聞いたぺこらの目に光が宿った。
「……そこまで言われて、断ったら女が廃るぺこね」
そういうと、ぺこらは身体を起こして男に抱きついた。
「ペコちゃん、なんだかんだ言うことあるけど、あんたを選んだこと後悔してないぺこ。むしろ、マリンに言われた時、あんたを満足させてる自信がなかったのはぺこーらの方」
そう言いながら、そっと男を押し倒してベッドに乗り上げる。
「どうしても、兎の本能が抑えられなくなるのが嫌で、自分を優先してたからぺこね」
「でも、あんたがそれだけぺこーらを求めてくれるなら……」
ぺこらの目元が光っていたのは嬉しさからか。
「ぺこーら、もう我慢しないぺこ。その代わり、あんたもわがまま言って?出来ること、お互いに全部やるぺこよ?」
最後の確認とばかりに念押ししてきた彼女に対して、男が頷くとぺこらは安心したように笑ってそのまま覆い被さるのだった。
「ペコちゃん、今頃上手くいっちょるかなー?」
「なんだかんだ言って引け目感じてたみたいだし、ちょうど良かったんじゃね?」
「マリンは強引すぎるよ、いきなり話題が飛んだからあたし最初合わせにくかったんだからね?」
「まあまあ、フレアも団長もすぐに乗れたからいいけどさー」
「だーって、どう見てもラブラブしてるくせに変なところで遠慮しぃなんだもん、つついて押したくなるじゃん?」
「それはそうだけど、今度からマリンには相談するの考えるわ」
「待って!?それはなんかおかしいよ!」
「いやー、仲良き事はなんとやらやね!」
「ノエルもキメ顔で言うならちゃんと言い切れやー!」
「とりあえず、次のご飯が楽しみダナー」
「ぺこら、絶対顔真っ赤で自慢してきそう」
「団長も帰ったら久しぶりに甘えちゃおっかな」
「あたしも、今日はあの人ごはん作ってくれてるし楽しみなんだ」
ぺこらが帰った後に同期がこんな事を話していたことを彼女が知るのは、もう少し先の事である。
10/22追記
かなり誤字があったので、修正しました。
報告ありがとうございました。
EN、ID勢を読んでみたいですか?(英語、インドネシア語は明るくないので、どうしても日本語になります。仮に書くとしてもホロメンが全て揃うとは限りません)
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JPだけでいい
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ENも読みたい
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IDも読みたい
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両方読みたい
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その他意見(出来ればコメントで)