初めてパートナーのみの会話がありますが、今後もたまーに書いてみたいなとか思ったりしてます。
「かんぱーい!」
アキロゼの掛け声と共に鳴るグラス音。
「んー!美味しい!」
「溢さないようにね?」
「あったりまえよぉ!」
参加者の1人であるラミィはパートナーである彼に胸を張って答えた。
「ここ、アキちゃんの彼氏さんのお店なんだよね?」
「そうだね。唐揚げが美味しいって評判だよ」
「へー。確かに大きいし味もしっかりしてるね」
「また今度2人で来ようか、ここの従業員さんも店長とアキさんの関係理解してるらしいですし」
「そうなんだー。だから皆もここに来てるんだねぇ」
ラミィに引っ張られる形で参加したポルカも、連絡を受けて合流した彼と楽しげに話している。
「おいおい、随分ハイペースだが大丈夫か?」
「んー?全然平気だよー?」
「……そうか」
「あ、信じてないでしょ!この後ちゃんと2人で過ごすの楽しみにしてるんだからね!」
「はいはい、そんな大声で言うことじゃないだろ」
ニコニコとジョッキを傾けるロボ子さんに、何も言わなくなる彼の姿もあった。
「アキさん、追加分はこんな感じでいいですか?」
「うん、ありがとう。貴方もこっちきたら?」
「ええ。もう火は落としたんで、私も参加しますね」
会場の主であるアキロゼの彼も、エプロンを脱いで合流したようだ。
「ありがとね?お店休みだったのに開けてくれて」
「前々からのお願いでしたからね。お店の子達もいませんから、逆にのんびりできると聞いたら、それならまあいいかと」
「お外に集まるってなかなかね。お相手も一緒にってなると条件厳しいから助かったわ」
「こちらも、試作品をアキさん以外の方にモニターしていただく機会になったので、気にすることはないです。それに、仕事しながらアキさんと過ごせるというのも良いものですよ」
「……ふふっ、ありがと」
「ちょっとー!そこイチャコラしてないで飲みましょうよー!」
「はいはい、今いくわー!」
ラミィのよく通る声に苦笑しつつ、2人で喧騒に参加するのだった。
「よし、では始めよう!かんぱーい!」
所かわってここはルイの家。holoxの面々が集まってクリスマスのお祝いという名の飲み会である。
「体調大丈夫なのか?」
「全然平気でござるよ。彼もすごーく心配してくれて、おかげさまで元気でござる。今日もこうして来れたでござるからな」
「まあそれなら良かった。あまり無理はするなよ」
ラプラスは最近色々と体調を崩していたいろはを心配していたが、本人は笑顔で元気だと伝えた。
「ねえねえ、あの装置誰か使ったの?」
「まつり先輩が速攻予約して使ってたねえ。お部屋掃除大変そうだったよ?」
「なにしたんよ、先輩は……」
「そらもうナニよ」
「それはわかってんだわ!」
「人の家だからって大声で馬鹿話してんじゃないわよ馬鹿2人。今日はお相手もいるんだから場所を考えて頂戴」
こよクロの下世話な話を容赦なくぶったぎるルイ。
「こっちはこっちでやってるから気にしないで下さい」
「すみませんね、うちの馬鹿が」
となりの部屋で男達で集まっていたが、ルイの怒号を聞いて申し訳なさそうにするこよクロのパートナー達。
「ちょっと!?少しはフォローしろよ!」
「全面的にルイさんが正しいだろ。TPOって知ってるか?」
憤慨するクロヱだが、彼は冷たく応答した。
「全く……」
「その立ち位置は変わらないね」
「いつもの事とはいえねぇ。女子会のノリって男性にはキツいって聞くけど」
「それはまあそうだけど。彼らなんかは関係なく話してるしね」
ルイを宥める彼。その視線の先には何かで盛り上がるラプラスといろはの彼の姿が。
「なかなか面白そうだし混ざってこようかな。ルイもそんなに構えてないで、気楽にね」
「……そうね。楽しまなきゃ損よね。皆が帰ったら、秘蔵のワインでも出すから、2人で飲みましょ?」
「わかった。楽しみにしておくよ」
そのままお互いの向かう先へと行く2人だった。
「カンパーイ!」
さらに場所は変わり、ここはミオの彼の家。ゲーマーズの面子がパートナーと集まって飲み会である。
「ころさん、流石に降りてあげたら?」
「え、やだ。ここが1番楽だもん」
「まあお気になさらず。それに、それをいうならおかゆさんもでは?」
「ボクはいいんだよ。彼も喜んでるしー、ね?」
「そ、そうですね……」
おかころとその相手は、それぞれの膝の上に乗ったまま会話をしていた。たぶん酔っているのは分かるので、男同士目を合わせて苦笑していた。
「あの2人があそこまで甘えるなんてねえ」
「いや、フブキは言えた口じゃないと思うよ。そんなこれ見よがしに尻尾巻き付けちゃってさ。誰も取らないよ?」
「……ここだけの話、最近はそばにいるといつもこうなるので、慣れましたね。最近は寒いので暖かくて助かりますが」
「……ここだけの話なんですが、獣人の方々って尻尾で所有権を主張するらしいですよ。ミオさんも今はこう言っていますが、時折引っ掛かってますし」
「「なにいってんのさー!?」」
わざとらしくお互いの状況をばらし合うフブミオのパートナーをそれぞれ引き剥がしにかかる2人。
「そーいうことは秘密にしなきゃダメですよ!」
「そ、そうだよ!恥ずかしいでしょ!」
「なになにー?面白い話ー?」
「こぉねも混ぜロー!」
おかころの2人もしっかりパートナーを尻尾で巻き付けつつ合流した。
「……なるほど」
「あ、あはは……」
状況を察したそれぞれも苦笑しつつお酒を嗜むのだった。
「カンパーイ!」
さらにさらに場所は変わる。
「ぺこちゃんがこういうのに参加するの珍しいねえ」
「しかも彼氏同伴ってねーw」
「ぺ、ぺこーらも少しは外に出るようになったんだからいいじゃんか……。あと、彼氏じゃなくて下僕だから!」
「はいはい、ソウダッタネー」
「後輩虐めが酷いぞ!」
あやめ、シオン、ぺこら、あくあとなんとも珍しい面子が個室居酒屋に集まっていた。
「実際どうなのよ。彼氏さんとは上手くいってるの?」
「い、いきなりなに聞いてるぺこよ……。まあ、色々ありましたけど、上手くいってるとは思うぺこ」
「へー、面白くないなあ、何か起きたりしないの?」
「シオンちゃんは何をいってるぺこ!?」
しっとり雰囲気のあやめとからかい口調が止まらないあやめにたじたじのぺこら。
「それをいうならお三方だってそうぺこでしょ!?とくにあくたんとシオンちゃんは絶対色々あるって!」
「あてぃし!?いや、そんなに問題ないよ!?」
「シオンはあいつが餓鬼だからね、大人なシオンがリードしてあげてるって訳よ」
「何いってるぺこ?ちんちくりんの癖に」
「あ!それは禁句なのに!」
ギャーギャー騒ぐ3人を笑って見ているあやめ。誰が一番大人なのかはここでは結論を言うのは止めよう。
「……ああ言ってるけど、どうなんです?」
「お互い餓鬼だよ全く。昔よりは素直になってるとは思うけど」
「ぺこらさんは?……『前よりは甘えてくる事が増えたのと、弱いところ見せるのに躊躇が減りました』か。あくあさんも似たような感じですし、そうなるものですかね」
隣席で飲んでる男達は、割と静かに盛り上がっていたりした。
この後それぞれ帰宅して飲み直すもの、聖夜が性夜になったものが居たりするが、それはまたどこかで……。