濃厚表現過多のため、お気を付けください。
1.魔界乃番犬シスターズの場合(EN)
(私たちのこと、ちゃんと見分けてるのか確かめたくって……♥)
「貴方は、私たちのことちゃんとわかるよね!?」
「フワワとモココ、わかるよね!?」
「何の話?」
帰宅していきなり詰め寄って来る双子に、男は困惑した。
「「BAUBAU…………」」
「え、ホントにどうしたの?何かあった?」
なぜか寄ってきたきり落ち込んでいる2人。とりあえず撫でてあげながら事情を聞くと、
「今日、スタジオで収録だったの」
「久しぶりにadventの皆と揃ったんだよ!」
「楽しみだって言ってたね」
「ヤー!楽しみにしてたの!」
「あんまりに楽しみすぎて予定より早く着いちゃったの」
「そしたらね?スタッフさんが入口で困ってた私たちに気づいてくれたんだけど」
「その人、たぶん見慣れない人だったから新人さん?だったのかもしれないけど」
「「フワモコの事、全然見分けついてなかったの!」」
「……ん?どういうこと?」
彼はパッと2人の事を見たが、意図的に揃えたのでなければ髪の長さや目の色、体型などで結構似ているようで差があるなあと思っていた。
「寒かったから帽子被ってモコモコのコート着て」
「風邪引きたくないからマスクして」
「移動中にお外でバレると大変だからサングラスしてた」
「あー……、それは会うのが初めてだとわかりにくい……んじゃないかな」
「「えー!!?」」
2人の言葉を聞いて、総合的に判断した彼が言いにくそうに指摘すると、2人は心外と言わんばかりの声を出した。
「2人の言ってた格好だと、身体的特徴が全部隠れてるから声以外に判断つかないし、マスクとコートで喉元見えないってことはどっちが喋ってるか分からないってことだから……」
「そんな事ない!マネちゃんはいつでもわかってくれるもん!」
「ながーく付き合ってればそれはそうだろうけど、2人とも今日初めて会った人なんでしょう?」
「……あ」
そうだったと2人は頷いた。
「だったらしょうがないところはありますから、そんなに落ち込まないで。おやつ買ってあるから、今出してきますね」
「「……うん、わかった」」
2人が渋々落ち着くと、彼はお菓子を出しに動くのだった。
「ねえねえ!貴方はフワモコ達のこと、ちゃんとわかるよね!?」
「ながーいお付き合い、だもんね!?」
「ん、さっきの話かい?」
おやつを食べてからしばらくした後。彼が食器などを洗っている間に、2人は何やら話し込んでいたので、彼は特に触れずにいた。そして作業が終わり、戻ってきて待ち構えていた2人の間に座ったと同時の一言である。
「ながーいかと言っていいかは分からないけど、2人のことはよく知ってるつもりだよ?」
「BAUBAU!なら、今からテストしてもちゃんと答えられるって事ですよね?」
「貴方は絶対当てられるよね!」
「テスト?」
目が爛々と光っている2人に彼は首を傾げた。
「ヤー!フワモコ達が、今から貴方に色々しますから、私達のどっちか当ててくださいね?」
そう言うと、2人は一旦外へ。
「……よほど気にしてるのかな」
少しして、戻ってきた2人は朝でかけたときのモコモコした格好だった。これは確かに、見慣れない人はパッと見じゃ分からないだろうなあと彼は密かに思った。
「……当ててほしいのかな?」
「「コクリ」」
声でバレるからか、黙って頷く2人。だが、
「……右がフワワ、左がモココだね」
「えー!!アタリー!!」
「凄い!なんでぇ?」
当然のように答える彼に2人は驚いた。
「ちゃんと一部交換したのはわかるけど、よく見ると立ち姿とか頷き方とかで少し違うからね」
「おー、凄いですねぇ!」
「さすが私達のご主人!」
脱ぎ捨てながら手を叩いて喜ぶ2人。
「では次ですね!」
「でも、貴方は目で見えてるとわかっちゃうから、目隠ししてもらうからね!」
「わかったよ。怖いからあんまり手荒な事はしないでね?」
「「BAUBAUー!」」
何やら楽しげな2人にグイグイと引っ張られて寝室へとやってきた彼。モココにそのままベッドに座らされたと思ったら、フワワが彼のネクタイを1つ持ってきた。
「ちょうどよいのがあったので、これを目隠しに使いますね?」
「わかったよ」
「あ、痛かったら言ってね?」
大人しくされるがままに従う彼。
「じゃあ、はじめよっか!」
「いくよー?」
「どうぞ」
視界が閉ざされた彼。前でドタバタ動いたり、衣服の擦れる音が聞こえたと思ったら、右手をそっと握られた感触。そのままスリスリとさすられた。
「……モココかな」
「すごーい!なんでわかったの!?」
「フワワは僕の手をニギニギする、モココは両手で擦るのが癖なのかな。それでわかったよ」
「「Oh〜……」」
びっくりと言った感じの2人。
「気づいてなかった……」
「可愛いなって思ってたよ?」
「エヘヘへ……」
笑う2人は一旦離れた。
「じゃあ、次行きますね?」
「はい」
再びドタバタと動いたと思ったら、今度は彼の左側が沈んだ。そして、フワッと優しく抱きしめられた。
「あー……、これはフワワだね。ちょっとわかりやすかったかな」
「正解です!BAUBAUー!」
「ほらー!絶対すぐバレるって言ったのに!フワワズルい!」
「まあねえ……」
モココが怒っているが、正直身体に当たる感触の差でわかってしまったので、彼は言葉を濁した。
「いつまで抱きついてるの!当てられたんだから離れて!」
「ヤー!モコちゃん力強いよ〜」
「ケガしないでね……」
ぐいっと引っ張られたのか、すっと離れる感覚。
「どうしよっか?」
「なんでも当てられちゃうねえ……」
「まだやるのかい?」
「「うん!!」」
彼の問いに元気に頷く2人。
「あ、じゃあ……」
「……イヒヒヒ、そうしよっか!」
何やら2人で彼に聞こえないように相談するのが聞こえた。
「よーし、次行くよ〜!」
「はい」
再びドタバタ音。そして近づいたと思ったら、
「……!?」
唇に柔らかい感触、そして、そのままヌルっとしたものが彼の口へと侵入した。
「んっ……ふむぅ、ちぅ……」
やがて堪能したのか、そっと離れるのがわかった。
「「……どーっちだ?」」
2人の声が同時に聞こえた。
「……モココ、かな」
「…………」
彼は答えたが、2人は何も反応しない。
「あれ、間違えた?」
彼が戸惑っていると、再び接近してきた気配。そして、
「……はむっ」
「んっ!?」
再度、キスされた。
「んんっ、んむっ、ちゅる、んっ……」
先程より気持ち長めだったが、舌よりも唇そのもので咥えるような動きが多かった。
「……いひひ、どーっちだ?」
「フワワだね」
「ほらー!やっぱり当てられるじゃん!」
「だーって見てて羨ましかったんだもん……」
「そうだと思ったよ……」
当てられて嬉しそうに笑う2人に彼は見えないながらも苦笑した。
「でも凄いね、モココの段階で当たってたもん」
「ちょっと自信なかったけどね。2人ともキス上手だから」
「でもフワワはすぐわかるんですね?」
「たぶん我慢できなかったんだろうなって。こういう時はフワワの方がおねだりしてくること多いから」
「フワワえっちだ!」
「モコちゃん!!」
目隠しを外してもらって答え合わせをするが、彼の言葉を聞いてからかうモココと顔を赤らめるフワワ。
「というか、さっき抱きつかれた時から思ってたけど、どうして2人ともそんなに薄着になってるの?」
「え?絶対我慢できなくなるから、先に脱いでおこうって。ねー!」
「BAUBAU!」
彼の言う通り、2人は下着姿だった。衣擦れの音はどうやら脱いでいた音らしい。フワワの柔らかそうな身体も、モココの張りの良い身体もほぼ見えてしまっている。
「今度は、貴方にも動いてもらわないとねー?」
「私達の違い、隅々までちゃーんとわかってるのかな?」
「それって、僕以外が分かってたら不味いんじゃないかなあ……」
妖しげに笑いながらなぜか脱がせようとしてくる2人に、彼は苦笑しつつも逆らおうとはしなかった。
「エヘヘへ、それじゃあ私たちのこと……」
「たーっぷり、確かめてね?」
「「BAUBAU〜♥♥♥」」
本人感想
「それはもう、たくさん理解シてもらいましたね?」
「ねー!ぜーんぶ覚えてもらっちゃった!」
「「BAUBAU〜!」」
2.ポンコツ可愛い鬼っ娘の場合
(お休みの日だったから、朝から、ねぇ……♥)
「ちゅる、ちゅぴっ、ちゅぷっ……、じゅずずず!」
「……っ……?」
やたら響く水音と、むず痒い感覚に彼は目を覚ました。意識がはっきりするに従って、それが快感だと気づいた彼は、発生源である下半身に目を向けた。
「……おはようございます」
「……ぷぁっ!……おはよう」
布団がこんもり膨らんで動いているのを見て、身体を起こした彼がそっとめくると、赤い目をギラギラに光らせた鬼っ娘の姿があった。
「……その、朝から、お盛んみたいですけど」
「あ、ああ、あのね!」
口から彼を離したものの、握ったままスリスリと動かす手が止まっていなかったあやめは、彼の言葉に慌てたように手を離して話し始めた。
「その、昨日今日と2人ともお休みじゃないですか」
「うん。偶々だけどね」
収録が連続していたあやめと、同じく重い仕事が連続していた彼は、たまたま同じ日にお休みが被ることになった。
「それで、その……、昨日、たくさんシたじゃないですか」
「そうですね。干からびるかと思いましたけど……」
「久しぶりだったから、その、ね?エヘヘ……」
彼女の言う通り、昨夜のあやめはとんでもない乱れ方になっていた。最早どれほど求めたかも正確な数は覚えておらず、2人とも寝起きに服を着ていないのもこれが理由である。
「昨日、寝る前にこよりちゃんのやつ飲んだじゃないですか」
「ええ、回復しないとヤバそうだったので」
ずのー印のお薬は事前準備や事後回復の双方に効果がある。
「その、ね?いつもの飲んだつもり、だよね?」
「そうですけど……?」
彼にめくられた布団を頭に被ったまま、チラッと未だに隆々といきり立つ彼に視線を向けて、問うてくるあやめに不思議そうに頷く彼。
「あの、ね?……怒らない?」
「え、ええ……」
なぜか申し訳なさそうに聞いてくるあやめ。
「昨日疲れ果ててて、終わった後、余にお薬持ってきてってお願いしたの覚えてる?」
「……あー、起き上がれなくてお願いしたような」
鬼は精気を得ると元気になるため、疲労はともかく体力の回復が早いのである。
「その時に、いつものじゃなくて、ね?その、特別な方を……」
「……マジですか」
ずのー印のお薬には、汎用的な物とは別に、特に獣人や人類外のホロメンをパートナーとする方向けに対応した、いわゆる特別製と言われるものが存在する。作られたきっかけは、あやめの同期の悪魔の保健医のため、その効能は察して余りある。
「アレって、効果もすごいんだけど、私達にも影響あるのは知ってるでしょ?」
「えーっと、なんかフェロモン的な物が出るんでしたっけ?」
「うん。溜め込んでも吐き出せなきゃ意味ないから、私達もそれを受けられるように興奮作用があるんだ余」
そう言うと、彼女は再び彼のモノに顔を寄せた。
「朝、貴方の横で起きた時から、その……。腰にこれが当たってましてね?しかも、こうムラムラする雰囲気が出ていたと言いますか……、あむ……ちゅる、ちゅぱっ」
「あの、話しながら咥えるのは……!?」
「ちゅぴ……。もうムラムラしすぎてて色々とヤバイんだ余。1人で慰めてもコレが目に入っちゃうし、貴方のがどんどん欲しくなっちゃって……」
剥き出しのお尻をフルフルと震わせるあやめ。明らかに目が蕩けており、モノを口から離した際に垂れる涎すらも色気を引き立てていた。
「ね?こんなに固くなってるし……」
そのまま器用に布団の中でお尻を向けるあやめ。彼に乗り上げると、そのまま濡れて光る自身の秘部を彼のモノに被せた。
「そういう訳だから……、いただきまー……すっ!」
「くあっ……!?」
そのまま背面座位の形になると一気に腰を下ろすあやめ。水音がハッキリ聞こえる程に熱く潤う彼女の中は、迎え入れた彼をちぎらんばかりに奥へ奥へと引き込んだ。
「や……っと、きたあ……!かはっ、うぁっ、あっ!?」
振り返って涙目で悦ぶあやめ。彼の太ももに手をつき、日々のレッスンで鍛えたしなやかな腰の動きが、彼を搾り上げようとする。
「あっ、あんっ、あっ……うぁっ、ひぎっ!?」
そのままリズミカルに動いていたあやめだが、彼が彼女の腰を掴んで突き上げると、想像以上の衝撃に息を詰まらせた。
「はぁっ、はっ、あっ、んお"お"!?」
普段の配信の声からは想像もつかないほどの声が出る。それでも腰の止まらないあやめに彼も歯を食いしばり、一気に身体を起こすと彼女を背後から押し倒す形になり、そのまま奥に叩きつける。
「あ"っ、んぅっ、お、おくっ、あたって、ああ"っ」
本来、鬼である彼女が膂力で彼に負けるはずはない。しかし今、こうして彼に押し倒され、逃げられぬままに自身の奥に叩きつけられる衝撃は、屈服させられているという倒錯的な快感をあやめに与えていた。その相手がいつもは優しく接してくれる彼だからこそ、ギャップで頭がおかしくなりそうだった。
「い、ぐっ……あぁ、んっ、ふあっ、んんぅっ……!」
そのまま徐々に彼の動きが大きくなる。それを感じたあやめは、押し付けられつつも顔だけ再び振り返り、
「だっ……!だしてっ……!余、よも……、もうっ!」
彼を求める自身の言葉に興奮を煽られ、そのまま彼をグイグイと食い締めると、一気に頂点へ果てた。
「いっ、いくっ、いくっ……、いっぐうぅぅっ!!」
ガクガクと身体を震わせると同時に彼もあやめの最奥で一気に熱を放ち、その勢いを感じてさらに上り詰めるあやめ。
「はっ、はーっ……はぁっ……っ……」
なんとかあやめから自身を抜き、そのまま横に倒れ込む彼。あやめも彼が抜けたのを感じると、そのまま彼の横にころりと転がり込んだ。
「あ、朝から、とんでもなかった……ですね……」
「ご、ごめんね?」
「いえ、僕も止まれませんでしたし……」
「エヘヘ……。なんか、貴方が『雄なんだ』ってわからされてる感じが、凄く良かった余……?んっ、ちゅ、ちゅ……」
未だ残る快感の残滓に身体を震わせながら照れたように笑うと、彼に優しく口づける。応えた彼にそのまま舌を絡めるように、緩やかに続ける。
「……ぷはっ!エヘヘ」
「随分と甘えてますね」
「朝から良いもの貰っちゃった。お礼にお背中流してあげるから、お風呂入ろう余!」
「あー……、なら、お言葉に甘えますかね?」
「任せて!」
彼女はそう言うとスッと立ち上がり、そのまま彼を優しく抱き上げた。
「えへへ、たまには逆なのもいいね!」
「……まあ、恥ずかしいですけどね」
「余しか見てないから大丈夫!」
楽しげに笑いながら部屋を出ていく2人だった。
本人感想
「いやぁ、この後お風呂でも盛り上がっちゃったし、お休みの日は大変……♥でも、彼も男の人だって感じられたのは良かった余!」
3.ツッコミ気質なハーフエルフのお嬢様の場合
(いくらリズム感をつけるためって、これはやり過ぎだったかも……♥)
「なんでだよぉ!」
「いや、流石にこれは酷いとしか」
テレビの前で慟哭するラミィと苦笑する彼。
「このゲーム難しすぎないか!?」
「いや、でも基本的には一定のリズムに合わせて押すだけだよ?」
ラミィが挑戦しているゲームは、いわゆるタイミングを合わせてボタンを押すだけもの。そのタイミング示唆はステージ毎のBGMであり、ようするにリズム感が物を言うゲームだった。
「いやいや!ラミィはちゃんと合わせてるって!」
「でも結果がなあ……」
「ぐぬぬ……」
配信でも同様のゲームで散々壊滅的なリズム感を披露しており、雪民からすれば何でも卒なくこなせる感じがあるラミィの、割と大きな弱点であった。
「最悪画面を見なくても、音を聞いていれば出来るようにはなってそうだけど……」
「そんなに言うなら貴方がやってみてよ!ぜ〜ったい無理だって!」
後ろで見守っていた彼がそう言うと、ラミィはぷりぷりと怒りながらコントローラーを彼に渡してきた。
「とりあえずラミィと同じステージね!やり方はわかる?」
「うん。後ろで見てたから何となく……。というか、何で膝に座るの」
「え?見えない?」
「いや、そんなことはないけど」
「ならいいじゃん。ラミィの特等席だもん」
そのまま、ごく自然に膝に座ってくるラミィに彼は苦笑しながら、ゲームを始めるのだった。
「な、なんでぇ……?」
「いやだから、リズムだって」
「途中コッソリ妨害もしたのに」
「明らかにくすぐってきたり、モゾモゾと腰を動かすのはコッソリとは言わないと思う……」
「反応かわいかったからつい。って!そんなことよりさあ……」
目の前の画面には『パーフェクト!おめでとう!』の文字。一連のプレイを間近で見ていたラミィは信じられないという表情を浮かべた。
「同じ人類とは思えん」
「それはどちらかといえば僕の台詞じゃないかな。たぶん、雪民さん達もそう言いそうだけど」
「まさかチート……?」
「目の前でやってみせたのに現実逃避が凄い」
とりあえず項垂れているラミィを撫でてあげる彼。
「リズム感ってどうやったら身につくのかなあ?」
「う、うーん……。言ったらなんだけど、普段のレッスンとかでむしろ普通の人より鍛える機会には恵まれてるんじゃ……?」
「うぐっ!」
図星すぎた。
「物を覚えるっていうと、身体に叩き込むとかかなあ?」
「反復練習とかは大事だよね。けど感覚の問題を反復ってのもねぇ……」
2人で頭を捻る。
「この際、多少の無茶なら受け入れるからさあ……」
「必死すぎないか?」
「そりゃそうでしょ!仮にもアイドルやってんだから……、あ!ねぇ、コレ見て?」
「なにか見つけた?」
彼の膝からは降りたものの、足の間にちょこんと座って彼に抱えられたまま、スマホを弄って何かを調べていたラミィが、彼に画面を見せてきた。
「『記憶や感覚の定着には印象付けが大切』……?」
「思い出したりするのに、きっかけを作るみたい。単純だけど、勉強とかの暗記にもただ反復するよりオススメなんだって」
「なるほど……。それでコレをやりたいの?」
「あと……、これ」
今度は別の画面を見せてきたラミィだが、顔が若干赤い。
「これ、ローターの使い方のページだね。前に使ってみたいって買ったような……。え、今から?」
「ち、ちがう!まちがえた!こっち!」
先程より真っ赤なラミィが慌てて画面を操作した。
「『より印象深い事を結びつけるには他人を巻き込め』……僕かい?」
「厳密には偶発的な出来事の方が覚えやすいから、協力してもらうのがいいよって話。それでね?ひ、人ってエッチな事って凄く覚えやすいらしいから……」
「あー、それで僕か。だからローター?」
「そ、それはたまたまここのリンクで開いちゃっただけで」
「ラミィがエッチなのはまあ置いておくにしても、具体的にどうするの?」
「それは置いておかないでよ!」
ぽかぽかと叩くラミィ。
「うぅ、辱められた……」
「自滅だよね?」
「うるさいなあ!と、とにかく!印象付けなの!」
話題を戻そうとする彼女に彼は苦笑した。
「その、ね?要は身体にリズムを叩き込まないと駄目なわけでしょ?だから、ラミィがプレイしてる時に、正しいリズムを貴方に教えてもらおうかと」
「これで?」
「う、うん……」
「……プレイに集中できるのかなあ?ある意味『プレイ』ではあるけど」
「だれが上手いこと言えと。で、できらぁ!」
数日後。
「ホントに作ったんだ……」
「う、うん。これ……」
ラミィが彼にコントローラーを渡してきた。
「こよりとシオン先輩にお願いしてコントローラー作ってもらったの。これならプレイしながら使えるって」
「……ふむ(カチッ」
「ちょっ、いきな……ンンッ!?」
「おお、ホントだ……」
彼が何となしにボタンを押すと、目の前でラミィが悶えた。
「な、なにすんのよ!」
「一応試しておこうかなあと」
「一言言ってよ……、もう」
一瞬の反応だったからか、すぐに落ち着いた彼女は再び彼の足の間に座った。
「まずは、貴方にコレでプレイしてもらって、ラミィが身体で覚えるから」
「……ホントに大丈夫かなあ」
「動作は問題ないはずって。2人とも自分で試したらしいし」
「それはいいけど、ラミィが大丈夫かなって」
「や、やると言ったらやるんだから!」
少しだけ声が震えるラミィだった。
「……まあ、とりあえず簡単な所から始めるからね」
「よ、よし!ばっちこい!」
「……アン!……ひっ、んくっ……んっ」
「あっ、あっ、ああっ!」
「……だめ、だめっ!あああっ!」
「……いや、こうなる気はしたけど。大丈夫かい?」
「…………(ビクンビクン」
彼がプレイしている間、目の前でラミィが喘いで悶えているのは、彼にとっても新手の拷問だった。なにせ、あくまで彼女のリズム感を鍛えるという名目である。
「ボタンごとに微妙に強弱違うの、凝ってるよねこれ……」
「……これ、駄目かも」
「いや、そうでしょうね」
なんとか起き上がったラミィの、息も絶え絶えな一声にそりゃそうだと彼も思った。
「で、でもこのステージは覚えられたかも……。ラミィやってみるわ」
「これで?」
「ち、ちがう!普通ので!」
彼がコントローラーを手渡そうとすると、彼女は慌ててもう一つの家にあるやつを出した。
「み、みててよ?」
「うん。頑張って」
気合を入れるラミィを彼は応援する。
「よし!出来たー!」
「おお、ホントだ……。おめでとう」
流石に一発とはいかなかったが、それでもいつもより格段に早いスピードでクリア出来ていた。
「やっぱり身体で覚えるのがいいんよ!貴方のおかげよ!」
「そ、そうかなあ」
喜んでいるラミィに彼は微妙な顔で応じた。
「じ、じゃあ、次のステージやる!」
「……え、まだ続けるの?」
「当たり前よ!な、何のために作ってもらったと思ってるの?」
チラッと彼の持つコントローラーに目を向けて顔を赤らめるラミィ。
「……もしかして、気に入った?」
「そそそ、ソンナコトナイヨー」
「すっごい棒読みだ」
「で、でも出来るようになったのは事実だもん!」
「それはそうだけどさあ」
彼は目の前に座るラミィを抱え直した。
「……目の前でお預けされてるのも、なかなか辛いんだよ?」
「んっ!」
そのままラミィの柔らかな胸をひと触りすると、すでに感度が上がっているラミィはビクンと反応した。
「……あとで、思いっきり発散していいから」
「してほしいんじゃないの?」
「う、うん……シて?」
そう言って微笑むラミィだった。
本人感想
「いい方法だったけど、この後2人して頭おかしくなるまでヤッちゃって……。今でもたまに訓練でシてますけど、その度にこうなるからもうやめようって言うんだけどね♥」
長々と分割して書いてきましたが、コレでリクエスト企画は最終回です。
ご協力ありがとうございました。