※この作品はR-18です。

アイドル達の羽休め   作:rideru

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コレにてFLOW GROWメンバー制覇です。
短いですが、楽しんでいただけたら幸いです。


虎を自称するお笑い担当の場合

 「あぁ、今日もルイ先輩の歌は良いなあ……!」

 

 防音完備な配信部屋にて作業をしながら、敬愛する先輩の配信に感動している一人の女性。

 

 「それは分かったから手は止めないでねー。今日のコラボに間に合わなくなるよー」

 「わかってるってばー!」

 

 隣で黙々と協力している男性の言葉に慌てて座り直して動き出すのは、『hololive DEV_IS』から新たにデビューした5人ユニット『FLOW GLOW』の『お笑い担当』である『虎金妃笑虎』であった。

 

 

 

 

 「いやー!終わったー!間に合ったー!」

 「お疲れ様だね」

 「貴方もありがとう!マジでピンチだったから、来てくれて助かった!」

 

 男性にすがりついて感謝する笑虎。その肩をポンポンと叩く彼。

 

 「たまたま僕が休みだったからよかったけど、予定は忘れないようにね?」

 「いやー、完全にスケ管理ミスって日取り忘れてたから、起きてメンバーから連絡きた時焦ったよ……」

 

 タハハ……と申し訳なさそうにする彼女。

 

 「疲れてるのかな?あんまりこういうミスはないイメージだったけど」

 「いや、コレ何時ぞやの同期との呑み通話の時に、酔ったノリで決めた予定だったから、手元が狂ったんじゃないかな……」

 「あー、そういう……」

 

 彼は2人で作成した配信の開始画面をチラッと見た。

 

 「だからこんなタイトルなのね。柄じゃないなとは思ってたけど」

 「やっぱりそうだよねえ!いや、改めて見てもニコたんのキャラじゃないよお!」

 

 うわあとでも言いたげに頭を抱える笑虎。画面には『新しいママを探せ!』とデカデカと書いてあり、同期の姿もあった。

 

 「ニコたん、どっちかって言うとヨシヨシされるよりしたい派なのに……」

 「ま、まあまあ……。でも先輩方も来てくれるんだろう?」

 「明らかに地獄な雰囲気出てるのに、関係なく来てくれる先輩方が心強すぎてなあ……。お笑い担当としては負けてられんわけですよ」

 「壁は厚そうだね……」

 

 予め声かけしてある先輩方のリストを見せる笑虎。そこには、母性やツッコミに定評のある名前が列挙されていた。

 

 「ちなみに、発起人のリオナと千速は声かけ担当してたけど、後々引き受けてくれた先輩の名前見てぶっ飛んでたね」

 「だろうねぇ……。1リスナーとして企画の告知を見た身としても、こんなに大勢来たらそりゃたまげるよ」

 「我々変態ジェントルマンを名乗ってるのに、こんなとこで気圧されてたまるかって気合もすごかったけどね」

 「……その気合の入れ方は合ってるのかな?」

 

 苦笑しつつもテキパキと片付けを行い、そのまま防音室をでる2人。

 

 「この後は仮眠かい?」

 「シャワーだけ浴びてからそうするかも。今日は長そうだから、体力保っておかないと大変そうだし」

 「司会進行だもんね。後で、差し入れ用のお菓子作っておくから」

 「えー!お仕事でもないのにいいの?」

 「仕込みの余り持って帰ってきてたから、消費にちょうどいいよ」

 「お店のお菓子食べられるってお得すぎだろ……!配信前に自慢してやろっと」

 

 町のケーキ屋で働いている彼は、お菓子作りが得意な為、時折笑虎に差し入れていたりする。地元密着のテレビ番組に彼自作のデザートが紹介されたこともあったりする。

 

 「ウェへへ、こりゃあ楽しみだぜ……」

 「笑い声怪しすぎるよ?」

 「なら、シャワーから出たら寝る前に、貴方を癒してあげちゃる!」

 「なんの訛り?というか、癒しって何するのさ」

 「といっても、肩もみくらいしか出来んけど。日頃ヴィヴィとか千速の豊満な胸を揉みしだいて手に入れたハンドテクを披露するときが来た!」

 「同期に何やってんのさ……。まあ楽しみにしておくから、とりあえず行っておいで」

 「はーい!」

 

 二へへと笑いながら浴室へ向かう笑虎だった。

 

 

 

 

 「ふぃー、こんなものかな!」

 「ありがとう。肩が思ったより軽くなった気がするよ」

 

 シャワーから出た後、宣言通りに彼を一頻りマッサージした後である。

 

 「思ったんだけどさ。腕の筋肉が他より固いのって職業柄なの?」

 

 肩だけでなく全身を組まなくマッサージした笑虎の疑問であった。

 

 「どうだろう?でも、生地を練ったり、混ぜたりっていうのは確かに腕肩を中心に動かすから、偏るとしたらそうかもしれない」

 「肩は結構回ってたし、そこまで凝り固まってなかったけど、腕がなかなか指入らないからびっくりしたよ」

 「触られて僕も気づいたから思ったより重症だったかもね」

 

 布団から身体を起こしてから、腕を触ったりぐるぐるする彼を眺める笑虎。

 

 「これなら良い感じに生地を練れそうだ。美味しいの期待しててね」

 「単にお礼しただけなのに、思わぬお返しにニコたんびっくり。コレじゃ作業のお礼に見合ってないじゃーん!」

 「いやいや、こんなに軽くなるとは思ってなかったし。折角なら振る舞わせてよ」

 「むー、そこまで言うなら仕方ない。次の休みには、私行きつけの整体に連れてってあげるからね。先輩も行ってるめちゃ腕のいいところ!ニコたんの奢りで!」

 「お、おぉ?ありがとう?」

 「あ、あと……」

 

 指をツンツンとする笑虎は、

 

 「この後寝るまで少し、一緒にいてほしいな?」

 「なんでそこで照れるの……?」

 

 頬を赤らめて、彼におねだりした。

 

 「別にいいけど。寝られるのかい?」

 「結構眠かったりするから、すぐ寝ると思うよ!」

 「なら、隣に座ってるから」

 「やった!」

 

 いそいそと先ほどまで彼が寝ていた所に横になる彼女。

 

 「ウェへへ、貴方の匂いがする……」

 「変態に聞こえるよ?」

 「いいもーん……」

 

 そのままゆっくり目を閉じていく。

 

 「おやすみ……」

 「おやすみなさい」

 

 彼が肩をポンポンとゆっくり叩くのに、身を任せていくのだった。

 

 

 




FLOW GLOW+ハコス、クロニー、ムメイ、レイネのパートナーについての情報をまとめて更新しました。
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=320590&uid=30147

FLOW GLOWまで書き終えたので、3回目のリクエスト企画を実施します。詳しい内容やリクエストご希望の方はリンク先のコメント欄にお願いします↓
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=328848&uid=30147

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