※この作品はR-18です。

アイドル達の羽休め   作:rideru

79 / 97
リクエスト企画の続きです。
濃厚表現のある方がいます。


ずのー監修、㊙調査報告書(第3回リクエスト企画②) ※

 その2『ライブ成功後の秘密の打ち上げ……?』

 

 先日、ゲーマーズの4人によるリアル全体LIVEが行われ、大成功に終わった。興奮冷めやらぬままにそれぞれが振り返り配信などを行い、皆が落ち着いた所でそれぞれが少し長めの休みを取った間の事である。

 

 

 

 

 

 「うぐお゙ォ゙ォ゙ォ゙……!?」

 「いや、どんな声……?」

 

 愛しの彼の家へ訪れていたフブキ。当初は彼の用意した好物だらけの夕食会を楽しみ、しっぽりと夜を楽しむ予定であった。その為に色々と表に出したらヤバそうな代物もこっそり持ち込んでいたりしたのだが……。

 

 

 「待って、人の身体はそれ以上曲がらないぃ〜!!」

 「いや、これ全然力入れてないけど……」

 

 

 いざお風呂をいただき、今夜の秘め事に思いを馳せつつ、しっかりとボディケアをしようと湯船に入ったところでそのまま寝落ちするという事件が発生。彼があまりにも静かな事に気付いて慌てて起こさなかったら、そのまま沈みかねない程だった。

 

 

 「あば、あばばば……」

 「これで喉やられたら逆にどうしようもなさそうだね……」

 

 

 何とか救出し、彼女が下だけ履いてタオルを巻いて出てきたところで、彼はそのまま寝室へと連行。まさか今から!?とトキメイていたフブキをうつ伏せに寝かせた所で、彼の有無を言わさぬケアが始まり、あまりの痛みに悶えていたのが冒頭の声であった。

 

 

 「うぅ、今夜の予定がぁ……あでででっ!?」

 「こんなに疲れてたら、途中で寝落ちしちゃうでしょうに。というか、よくこんなになってたのに元気だったね……」

 

 現在はクリームを塗られつつ、肩から背中にかけてゆっくりと揉みほぐされていたところである。すでに巻いていたタオルは彼女の身体の下に敷かれる形になっており、剥き出しの背中が白く艶めいている。

 

 「こんなの生殺しですよぅ……、ピィ!?」

 「はいはい、しっかり休めたら相手しますから」

 

 彼女が抱える枕からは彼の匂いがするし、彼が(意図は違えど)力強く触れてくれるのに安心感が湧いてくるしで、フブキの内心は自分でも吃驚するくらいの真っピンクだったが、疲労の蓄積を自覚した身体は、既に彼から与えられる刺激によって緩んでしまい、力も入らないために完全に持て余していた。彼も気付いてはいたが、ひとまずは彼女を癒すことを優先していた。

 

 「あ、アイタタ……」

 「……ん、ここは自覚があったかな」

 「す、少しだけ……」

 

 腰に彼が指を突き立てると、フブキの反応があった。彼の問いに小さく頷くと、そのままされるがままに呻き続ける。フブキが少しだけ勇気を出して買った、薄青い布面積の小さな下着に包まれた形の良いお尻にも時折触れており、そのたびにピクリとフブキの身体に震えが走っているが、彼はそれどころではないと構う様子はない。

 

 

 「あ、気持ちいい……」

 「ん、少し解れてきたかな?」

 「かも……」

 

 反応の強かった腰を中心に、背中やお尻の筋肉を揺らすようにしていたら、だんだんとフブキの反応も柔らかくなっていった。流石にここまで熱心にされて、フブキの興奮も少しは落ち着いてきた。

 

 「それにしても、自己管理はしっかりしていると思ってましたけど……。最近、眠れてたかい?」

 「うー……、寝てたつもりなんですけど……」

 「ってことは……、眠りが浅かったとかかな。思っていたより疲れが残っちゃってたみたいだ」

 「そ、そうかも……アタタタ」

 

 一旦腰元から離れて、太ももからふくらはぎにかけて流すように押されると、また違った痛みが走った。フブキの反応を見つつ、力具合や押し方を色々と変える彼。筋肉を挟むように揉まれたり、時折指や掌でグッと押し込まれたりする度に、うつ伏せている彼女の視界に入らないからこそ鋭敏になっている肌に彼が触れる感覚が、ダイレクトに伝わってきていた。

 

 「はぁ……あっ……うっ……」

 「…………」

 

 マッサージの効果で疲れや凝りが解れて血流が流れ、代謝が上がったことで身体が火照り、肌がやや赤くなっているフブキ。尻尾も天を突くようにピンと張っており、漏れる吐息も心なしか湿度が上がっているが、彼のマッサージは続く。

 

 「……お゙っ、……っっ!?」

 「ツボとしてもそうですけど、常に体重のかかる足裏の筋肉って疲れやすいですからね」

 「…………(ビクビクッ」

 

 指の関節を用いて足裏をグリグリされ、先ほどまでとは違う痛みの走り方に、声を取り繕うどころか出なくなってしまい、もがくフブキ。

 

 「あっついです……オウッ!?」

 「後でもう一度シャワー浴びたほうがよさそうだね」

 「……折角なら流してくれたり、してほしいなぁ?」

 「はいはい、お望みどおりに致します」

 「やった……!ウグゥ」

 

 一瞬迷った後、少しだけ甘えた口調でねだったところ、彼が苦笑しながらも同意したことで喜ぶフブキ。すぐに痛みで顔を顰めたが。

 

 

 

 「私、思ってたより貴方に触ってもらうの、好きみたいです……」

 「そうなのかい?」

 「うん……」

 

 少し時間が経過し、痛みが引いて気持ちよさが勝ってきた頃、フブキが枕に顔を埋めながら呟いた。

 

 「マッサージとか整体は何度も受けたことありますけど……。技術とかはともかく、やっぱり知らない人に身体を見せたり触られるのってどこか緊張するじゃないですか。わざとではなくても手が滑ったりするかもしれませんし」

 「そうだね。フブキさん綺麗ですから」

 「エヘヘ、ありがとうございます……。そういう意味でも、貴方なら凄く安心するんです……。リラックスの度合いが違うというか……」

 

 尻尾が緩やかに振られていることからも、力が程よく抜けているのが分かる。

 

 「光栄だね」

 「えへへ……」

 

 彼の言葉に可愛く笑うフブキ。そのまま彼に身体を委ね続けた。

 

 「……よし、終わったよ」

 「あー、凄い気持ちよかった……!ありがとうございます!」

 「いえいえ、あれだけ頑張ってたんだし、これくらいは」

 

 最後に背中から再度軽く擦られてから終わりを告げられた。フブキは、明らかに軽くなった背中のハリや腰の痛みに吃驚してから感謝するが、彼は軽く流していた。

 

 「どうします?このままシャワー行くかい?」

 「……あ、あのー」

 「ん?」

 

 彼が立ち上がって行こうとしたところを、尻尾でチョイチョイと突いて引き止めるフブキ。

 

 「ま、マッサージって、確か仰向けもあったりしますよね?」

 「うん、あるよ。ストレッチもあるし、どちらもわためさんのパートナーさんに一応やり方は教わったけど、それが?」

 

 彼がフブキの問いに頷くと、フブキはゆっくり身体ごと寝返りを打った。

 

 「ど、どうせなら、お願いしたいかなー、なんて……」

 

 風呂上がりに巻いていたタオルを、施術中は身体の下に引いただけだった。つまりそのまま振り返ると言う事は。

 

 「…………」

 「あ、あのー……?」

 

 大胆過ぎる姿に呆気に取られて黙り込む彼へ、照れたように笑みを浮かべるフブキ。

 

 「す、すみません!えっと、このまま続ければいいのかな……?」

 「う、うん。いい、かな?」

 「それは、構いませんけど……わぷっ!?」

 

 横たわる彼女へ近づいてきた彼に、フブキはいきなり起き上がって抱きつき、

 

 「この後お風呂入りますし。貴方なら、『手が滑っても』平気ですから……ね?」

 

 驚いて固まる彼に向けて、ナニかが起こる事を期待するかのような熱っぽい視線を向けながら、そう囁くのだった。

 

 この後、ベッドの揺れる音と喜悦に喘ぐ女の声がうつ伏せの時の倍以上の時間に渡って響き続け、その後、何故か施術前より腰砕けになった彼女が、彼に手を引かれて浴室へと連れて行かれたが、そこでもいつも以上に長い時間出てくることが無かった理由は、2人だけの秘密である。

 

 

 

 『エヘヘ……。彼の『マッサージ』は、とても気持ちよかったです。お返ししてあげようと思ったのに、もっと頂いちゃいましたけど♥️』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「な、なんか凄いところ連れてきてもらっちゃったね……。大丈夫?無理してない?」

 「ええ。元々連れていきたいなって思っていたところだったので、ちょうどよい機会でした」

 「受付の方に夫婦ですかって言われちゃったし」

 「ミオさんが物凄い照れていたのに、否定しなかったのはなんか可愛かったです」

 「い、言わないでよ〜」

 

 大神ミオがパートナーと共に来ているのは、日本でも有数の温泉地。それも、かなりの高級感溢れる旅館だった。

 

 「え、お酒のサーバーが部屋に付いてるんだ!」

 「そういうお部屋を準備しましたからね。夕食も美楽しみにしてましたよね?」

 「紹介動画では目の前で調理されてたもんね……。いくらするのか考えたら怖いよ」

 「まあ、それはお気になさらずに」

 

 本来ならもう少し人数が入りそうな大部屋。部屋の中央には備え付けのビールサーバーが付いており、冷蔵庫には多数のソフトドリンクも完備。客室風呂もなんと露天である。

 

 「凄いねぇ……」

 「あれだけ楽しみにされていたライブを大成功で終えられたんですから。今日は何も考えずに楽しんでください」

 「う、うん。ありがとう……」

 

 彼が穏やかにそう告げると、それまでやや緊張した様子のミオだったが、それでも少しワクワクとした様子で部屋の探索を始めた。

 

 

 

 「お風呂大きいねぇ……」

 「凄いですよね、写真で見た時もびっくりしましたけど、実物はもっとでした」

 「後で一緒に入ろ?」 

 「ええ」

 

 

 「ミオさんはビールは飲まれます?」

 「んー、少し貰おうかなぁ」

 「ルームサービスで他のお酒も貰えますから、遠慮なく言ってくださいね」

 「うん、ありがとう」 

 

 

 「ご飯はお肉中心なんだっけ?」

 「ええ。地元の牛と鶏を使った料理が有名らしいですよ。あ、ミオさんの好きなぼんじりもあるそうです」

 「やった!わざわざ探してくれたの?」

 「鶏が良いかなとは思いましたが、ぼんじりは偶然です。焼き鳥として出してくれるそうです」

 「それはそっか。でも嬉しいよ」

 

 

 

 

 「お待たせしましたー。お、浴衣ですか」

 「ど、どうかなあ?」

 「お似合いですよ。雰囲気が凄くミオさんに合ってます」

 「そう?良かった……」

 

 一通り眺め終わった後、『時間もたっぷりあることだし、まずは1人でのんびり楽しんできて』と彼に言われて先に温泉を頂いたミオは、部屋に備えつけられていた浴衣に着替えていた。予約の際に申告していたこともあってサイズもピッタリであり、彼が後から入って出た頃には、ビールを少し飲んで酔った雰囲気と相まって、非常に柔らかな表情を浮かべていた。

 

 「貴方も?」

 「ええ。折角用意されたものですから着てみようかと。普段こういうのは着ませんけど、部屋着にはいいかもしれません」

 「ふふっ、似合ってるよ?」

 「ありがとうございます。今度探してみようかな……」

 

 男性用には甚平服が用意されており、普段の彼の雰囲気とはいつもと違っていて、ミオは内心少しだけドキッとしていた。

 

 「ビール注いでおくね」

 「ありがとうございます」

 

 楚々とした佇まいで彼のジョッキを用意するミオ。風呂上がりの少しぼんやりした彼から見たら、完全に尽くす奥様であるが。そんな事考えているとは知らない彼女が、自分のグラスにも注いで戻ってくると、

 

 「「かんぱーい」」

 

 2人でコツンと当ててから飲んだ。

 

 「……贅沢ですね」

 「ねー、ホントにありがとうね」

 

 しみじみと呟く彼に改めて感謝するミオだった。

 

 

 

 『いやー、ホントにびっくりするくらい贅沢させてもらっちゃったよ……。今度の彼のお祝いには、何をお返ししようか悩んでるよー』

 

 

 

 

 

 

 

 

 「えっと、これは……?」

 「んー?あ、椎名さんからのお祝い品だー。メッセージも送ってくれたのに物までくれてたんだねぇ……。あ、置く場所はこっちこっちー」

 

 おかゆは現在、彼を自室に呼んで大量の荷物を捌いていた。

 

 「これはスバルちゃん、これはシオンからので。よいしょっと。えーっと、これは……?あ、みこちからだ!」

 「ではこちらですね」

 

 それは、LIVEの際に持ち込まれたお祝い品のうち、おかゆを指名して贈られたものだった。

 

 「うわ、お祖母ちゃんからもきてる〜。嬉しい……」

 「えーと、これは……、輪堂千速さんからですね」

 「ちは!?うわ、まじかー……。ありがたいね……」

 

 彼がおかゆの家に呼ばれて来た時、彼女は荷物整理に忙殺されており、最初はゆっくりしててほしいとお願いしたものの、流石に家主が動いているのを見かねた彼が手伝いを申し出て、今に至る。

 

 「ごめんねー、こんなつもりじゃ無かったのに……。僕の勘違いで届く日を間違えちゃってたよー」

 「いえいえ。あのLIVEは素晴らしかったですから。それに、こういうのは普段の仕事でも慣れてますし。1人より2人ですよ」

 「ありがとう……。後で、ちゃんとお礼するからね?ニヒヒ……」

 「気にしないでください。それより、なんでそんなに怪しそうな笑い方で言うんですか……?」

 

 そう言いつつも、2人はドンドンと片付けていく。

 

 

 

 「そういえば、先ほど言っていた『椎名さん』ってどなたですか?聞き覚えはあるんですけど」

 「あれ?椎名唯華って女の子Vだけど、知らない?私教えてなかったっけ?」

 「えーっと……?」

 

 彼は記憶を辿ってみたが、ホントに名前に聞き覚えがあるくらいで、詳しい事は覚えがなかった。

 

 「すみません、不勉強で」

 「ううん、いいよいいよ。えーっと、私達の配信とかライブで着る衣装とかを考えてくれる人のことを『ママ』って呼ぶ文化あるでしょ?」

 「はい。おかゆさんなら神岡先生のことですよね」

 「お、覚えててくれてるの嬉しい。そうそう。椎名さんはお隣の会社のVなんだけど、同じちろるママの娘なんだよ。私よりデビュー早いから、一応姉になるのかな?」

 「おー、なるほど」

 

 おかゆの説明を受けて彼は頷いた。

 

 「同じママ繋がりで、2人で定期的にラジオ配信してるんだよ。貴方も観たことあるでしょー?」

 「あー、思い出しました!神岡家ラジオですね、それで名前を時々聞いていたんですね」

 「そうだよー。たまにご飯も行くくらい仲が良いからねー」

 

 彼が理解した様子におかゆもニコニコと笑った。

 

 「いやー、だけどプレゼントくれるほどとは。今度ご飯行ったときにでもちゃんとお礼しなきゃだね」

 「向こうも仲良いと思ってくれていたのでは?」

 「ねー。嬉しいねぇ」

 

 本当に嬉しそうに笑うおかゆを見て、彼も微笑んだ。

 

 「あ、ちなみに椎名さんもなかなかのナイスバディなんだよ?ボクも負けないけど」

 「……それを聞かされて、私はどう反応すればいいんですか?」

 

 何とも言えない顔で返す彼。

 

 「だから、もし何かの機会に会うことがあっても、目移りしちゃダメだからね?ボクを見てる分には全然構わないからさ」

 「そもそもそんな機会があるかも分かりませんし、仮にあったとしても、初対面でそんな事したら変態ですよね?」

 「ボクに付き合えてる時点でたぶん変態だと思われてそうだけどねー」

 「それは……、どうしましょうかね……」

 「そこは落ち込むんだー」

 

 おかゆの一言に微妙に落ち込む彼を見て、思わず笑うおかゆだった。

 

 「まあ、ボクが君を逃がす事は無いから、変態さんでも安心していいよ?」

 「出来れば変態さんでなくありたいんですけどね」

 「でも、ボクがこの辺出してる衣装着てるの好きでしょー?よく目線が向いてるもんねー?」

 「それはまあ……、はい」

 「ふふふ、素直だねぇ」

 

 おかゆが自身の胸元を指して聞くと、彼は顔を赤らめながらも頷いた。

 

 「そんな君だから好きなんだよ?えへへ」

 「あ、ありがとうございます」

 「うんうん。だから、これからも変態さんでよろしくね?」

 

 そう言ってニコニコと笑うおかゆだった。

 

 

 

 『ちなみに椎名さんは彼の事、ボクから聞いて知ってるけど、『おかゆに男が出来るなんて!』って驚かれたよ。なんか失礼しちゃうよねー。あ、この後きちんと、彼にはボクにしか出来ない『お礼』しておいたから、安心してね♥️』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「うおー!今日は楽しかったー!」

 

 ホテルの一室にてベッドにダイブして叫ぶころね。

 

 「それは良かったです」

 「連れてきてくれてありがとね?貴方と観れたから感動も共有出来て嬉しい!」

 

 2人は先程まで野球観戦をしていた。ころねが大の野球好きということもあって、朝出発してから終始興奮しっ放しであり、試合が終わって、近くの居酒屋でご飯を食べていた時も、そして部屋に帰ってきた今も収まっていない様子だった。

 

 「それにしても!いやぁ、まさかサヨナラホームランが見れるとは思わなかったよー!」

 「僕も現地で見るのは初めてでした。物凄い雰囲気でしたね」

 「ねー!こぉねもこんなに叫んだのライブのコール以来かも?」

 「帽子取れかけるくらい跳ねてましたからね」

 「いやぁ、我慢できなくて……」

 

 テヘヘと笑うころね。

 

 「あれはしょうがないですよ」

 「うんうん。しょうがないしょうがない!」

 

 ころねはそう言うとベッドから起き上がった。

 

 「ダイブしちゃったけど、とりあえずシャワー浴びないと。汗かいたし、焼き鳥とかで煙の臭いも凄そう」

 「ころねさん、犬の嗅覚だと辛そうでしたけど」

 「まあ抑えれば平気だったでなー。興奮してた時は忘れちゃって少しクラクラしたけど」

 

 何故か彼の手を引くころね。

 

 「ころねさん?」

 「ん?一緒に入らん?」

 「家ならともかく、いいお値段はしましたがここ普通にビジネスホテルですし、お風呂もユニットバスですよ。狭くないですか?」

 「いいじゃん。たまにはちょっと狭いくらいでもさ」

 

 身体をグイグイと彼に押し付けて、そのまま押していくころね。

 

 「あの?」

 「いやー、あれだけ興奮しちゃうとさー。身体そわそわしちゃって」

 「それは良いですけど………、ってなんか力強くないですか?!」

 「んー、服が邪魔。もっとくっつこ?」

 

 そのまま彼の服を脱がしにかかりつつ、自分の服も乱雑に脱ぎ捨てるころね。彼も最初は抵抗したものの、あまりの勢いに諦めたので、2人とも割とすぐに裸になった。

 

 「んー、匂い強い」

 「僕も汗かいてますから……」

 「でも、今日はこれくらいでいいでな」

 

 水着等で実は結構豊満な体型をしていることは有名であるが、それを惜しげもなく晒しており、汗に煌めいていた。

 

 「やっぱり狭いねー」

 「そう言ったじゃないですか」

 「でも、こうしたら……」

 

 2人して立って入った湯船は、彼の想像通り狭いものだった。彼が水が跳ねないように付けられているカーテンを閉めている間に、ころねはシャワーを出してお湯を調整し、そのまま器用に2人の体を軽く流す。その後、備え付けのボディソープを手に取った。

 

 「んふふ、おがゆとかイルイルに聞いておいて良かったでなー」

 「うわっ!?」

 

 自身の身体に塗りたくると、そのままゆっくり彼の身体に背中から抱き着いてそのまま上下に身体を擦り始めたころね。ビジネスホテル備え付けの石鹸は、あまり泡立たない物もあったりするが、どうやら此処のもそうだったらしい。

 

 「どう?気持ちいい?」

 「え、ええ……」

 「こぉねもなんか不思議な感じだけど、擦れて気持ちいい……」

 

 うっとりとした声で尚も続けるころね。ムニュリと潰れる胸を押し付けつつ、そのまま前に回した手で彼の前面も擦り始めた。背中に当たる柔らかい感触の中に、ツンと存在感を主張するものを感じる彼。ころねは、時々色っぽく息を吐きながら全身をヌルヌルと滑らせたり、時々胸のあたりに指を滑らせては、その度にビクリと反応する彼を感じてフフッと笑った。

 

 「乳首、立ってる。分かりやすいねぇ」

 「いや、それは……」

 「いいんだよ。もっと楽しんで?」

 

 少しだけ彼をからかった後、いつも以上に優しい声をかけるころね。そのまま片方の手で刺激を続けて悶える彼を楽しみつつ、もう片方の手をそっと彼の下半身へと下げた。ころねからは勿論見えないが、その先にナニがあるのかは理解している。

 

 「アハッ、今日も元気だねぇ……うりうり〜」

 「うっ、くっ……」

 「フフッ……、これがこぉねにいつも入ってるんだから、不思議よなぁ……」

 

 そのままそっと手をあてがい、ニュルニュルと動かすころね。彼の腰が刺激に耐えかねて若干引けたが、却って彼女により密着する形になるだけだった。

 

 「こっち向いて?」

 「え、ええ……」

 

 暫くした後、ころねがそう声を掛けて彼が彼女の方に向き直った。

 

 「アハッ、熱いのが挟まってるねぇ?」

 「こ、ころねさん?」

 「うりうり〜、きもちいい?」

 

 すっと身を寄せ、彼のモノを自身のお腹で挟んで、その熱に目を細めてから身体を上下に擦るころね。抱きつく時に彼の後ろに回した腕は、最初こそヌルヌルと背中を蠢いていたが、直ぐに止まって抱き着くことに注力していた。

 

 「固い……、ねぇ、これどうしたい?」

 「どうしたい?って言われても……っ」

 「このまま洗い終わっちゃうよ?……んしょっと」

 

 ころねはそう言うが、彼女の身体の上下は止まらないし、時折自身の両足で挟んで何処かに当てる仕草をしており、何を求めているかは言わずもがなだった。

 

 「今日はまだ終わらないよね……、んっんっ?ァン!」

 「うくっ!?」

 

 ころねから漏れる声にも甘さが混ざっている。

 

 「こ、ここで、シてもいいけど……?」

 

 身体を少しだけずらして、ぴょこんと飛び出した彼をぬるぬるとゆっくりしごき始めたころね。先端を彼女の下腹部にわざと突き刺させている意図は明らかだ。

 

 「……こ、ここだと、危ないですから」

 「うん……?」

 「つ、続きは、ベッドに、行きませんか?」

 「続き、シてくれる?」

 「ええ……、だから、手を止めて……!」

 

 彼の声と腰が震えており、大分限界が近いことがわかった。

 

 「えへへ、なら、身体流しちゃおっか」

 「はっ、ふぅ、ふぅ……」

 

 楽しげに笑ったころねが手を離すと、彼は壁に背をもたれて息をついた。

 

 「大丈夫?」

 「ではないです」

 「だよね?ちょっと楽しくなっちゃった」

 

 ころねの言葉に息も絶え絶えながら、はっきり答える彼。

 

 「……はい。流せたかな?」

 「ええ、ありがとうございます」

 

 手早くちゃちゃっと2人分の身体を流したころね。そのままカーテンを開けると、タオルを取って彼の身体を拭き始めた。

 

 「はい、さっぱりしたねぇ」

 「私も拭きますよ」

 「はーい、お願いしまーす」

 

 彼もころねからタオルを受け取り、彼女をささっと拭いていく。

 

 「手慣れてるねぇ?」

 「仕事柄、人の身体はよく拭きますし」

 「マッサージはクリームとか使うもんねえ」

 「……あと」

 「ん?わっ!?」

 

 彼は手早く彼女を拭き終わると、珍しくころねを自分からぐっと引っ張り寄せて、浴室から出た。

 

 「……大分焦らされてるので、その、我慢が」

 「……おぉ、凄い」

 

 そのままベッドに押し倒されたころね。無意識にゴクリと喉がなったのは、目の前にある彼の目がギラついていたからだ。

 

 「すみません。加減出来るか分からないので先に謝っておきます」

 「ううん、いいよ?こぉねも好きにされたい」

 

 ころねは覆いかぶさる彼を全身で抱き寄せて、

 

 「こぉねのこと、滅茶苦茶にして?」

 

 と、最後の殺し文句を耳元で囁いてから優しく微笑むのだった。

 

 

 

 「いやー、こぉねからこんな事するの珍しいんだけどねぇ。ホントにめちゃくちゃにされちゃったけど、凄い良かった。彼からされるのもいいねぇ♥️」

 

 




このお話はフィクションです。
ビジネスホテルは壁が薄いので、現実ではこんな事しないようにしましょう。

リクエストはまだまだ募集中です。こんなのが読んでみたい!とかこのメンバー無いから見てみたい!等ございましたら、投げてくれると嬉しいです↓
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=328848&uid=30147
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。