※この作品はR-18です。

アイドル達の羽休め   作:rideru

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今回ちょっとだけ描写の濃い場面があります。


超有能女幹部の場合

「んーっ……」

 

窓からの光を感じた女性が目を覚ますと、カーテンの隙間から朝日が漏れていた。

 

「……」

 

チラリと横を見ると音を立てないように静かにベッドから抜け出し、彼女は一糸纏わぬ姿で部屋を出た。

そのままキッチンの冷蔵庫を開けて、水を取り出すと寝室へと戻った。

 

「……ふぅ」

 

すらりとした高身長に均整のとれた見事なプロポーションが逆光で影になってベッドへかかるが、良く見ればそこにはもう一人、男が寝ていた。

 

「……」

 

水をのみつつ彼を眺めていた女性『鷹嶺ルイ』はペットボトルを横の机に置くと、するりとベッドに入り込んだ。

 

「……ふふっ」

 

そのまま、まるで彼女のために空けていたかのように存在する彼の横にくっつくように彼の腕を枕にすると、その暖かさに彼女は微笑んだ。

 

「昨日は盛り上がったから、彼はまだ起きないかしらね……」

 

呟く彼女の脳裏に、昨夜の様子が思い出された。

 

 

ルイの部屋に、彼女の所属する秘密結社『holox』の面々が集まり、久しぶりのオフコラボ。

からの、宅飲みパーティへと移行し、彼女自身も久しぶりということで、かなり羽目を外して騒いだ。

彼には厚意から料理を担当して貰っていたのに、いつの間にか全員の御酌までこなしており、それを見てなんだか彼を取られた気がして少しダル絡みをしたところ、他のメンツにからかわれて赤面ものな思いもした。

 

「しかも、『僕は貴女が一番大切だよ』なんて真顔で言うから……!」

 

あまりに真っ直ぐな告白に周りはキャーキャー騒ぐし、自分は恥ずかしいしでとんでもなかった。

 

「最終的に私たちに当てられて皆迎えに来させてたっけ……」

 

毎回玄関で甘ったるいやり取りを見せられて若干辟易としたが、まあ自宅で最初にやらかしたのは自分だったので、諦めた気もする。

 

「全員が帰る見送りしている間に、彼が片付けをしてくれて……」

 

部屋に戻ったらあらかじめ用意していたというお味噌汁が置いてあって、ようやく気が抜けた。

いつもきちんと着こなしている仕事着も脱ぎ捨てて、下着も同然のラフな格好で彼と二人でいただいたお味噌汁はホントに身体に染み渡った。

 

「そのままお風呂まで沸かしてくれて……」

 

飲酒直後のお風呂は危険なので、彼が浴室の外で待っててくれた。

 

「それで寝る前にマッサージしてくれて……」

 

彼がプレゼントしてくれた肌に良いクリームを使ったマッサージは、お風呂で温まった身体に良く効いた。

聞けばとある小悪魔先輩の彼氏さんからの直伝らしい。本来はレッスン後の柔軟を目的としたものらしいが、緩めにやることで、身体のケアや美容にも効くのだとか。現に寝起きにも関わらず、彼女の肌はカサつくことなく潤いをしっかりと保っていた。

 

「あれ、もしかしてそのまま寝ちゃったのかしら……?」

 

そこで記憶が途切れていることに気づいて、ルイは少し申し訳なく思った。

 

「久しぶりの休みだし、色々とシタかったわよね……。私も楽しみにしてたのだけれど……」

 

そっと彼の腕を撫でると、身体がピクリと反応して彼が薄目を開けた。

 

「あっ、起こしちゃった?」

「……(フルフル」

 

ルイの問いかけに首を横に振って応える彼。しかし、横に彼女がいることに気づいたのか、枕にされていた腕を丸めてそのままルイを抱き寄せた。

 

「あら?」

「おはようございます」

 

そのまま額に口づけ。

 

「ふふっ、おはよう。昨日はごめんね?寝落ちしちゃったみたいで……」

「だいぶお疲れみたいだったね、身体の反応固かったし、寝ちゃった時の脱力感凄かったから運ぶのちょっと大変だったよ」

「ん?それは私が太ったと言いたいのかしら?」

「全然。むしろもっと増えても良いくらい。それに、そもそもその辺の管理はしっかりしているの知ってるよ」

 

彼の返事に笑みを浮かべるルイ。

 

「久しぶりにしっかり休んだ感じがする」

「なら、よかった。昨日もしっかり楽しめた?」

「ええ、休みだと思ってたし。皆とも久しぶりに騒いだ気がする」

「それでも皆が帰るまでピシッとしてるのは流石だね」

「まあ、そのあたりはもう性分みたいなものよ」

「でも布団でこんなにだらけてるのなかなか珍しい光景かも?」

「実家の母親以外に見せたことはないわね。父には見せてないから、男性は貴方だけよ?」

「それは幸運だ」

 

そういうと、彼は身体を起こした。

 

「シャワー浴びてくるよ」

「折角ならお湯をためましょう」

「朝からのんびりするのかい?」

「ええ、どうせなら一緒に入らない?」

「……ホントに今日は珍しいことが多いね」

「いいでしょ?」

「そりゃあ彼氏冥利に尽きるけど、1人でのんびりするのが好きだって」

「……昨日あれだけ尽くしてくれたから、御返ししたいのよ」

 

そういうルイの顔は少し赤くなっていた。

 

「そういうつもりじゃなかったんだけどなぁ」

「あら、2人揃った休みの日なのに期待してなかったの?」

「……まあ、そう言われたら確かに少しはね」

「私も、なんだけど?」

「……わかった、少し待ってて?」

 

彼がそう言って部屋を出ると、少しして水音が聞こえてきた。恐らく湯船にお湯を張る音だろう。

 

「私からあからさまに誘うことなんてあんまりないから、ドキドキするわね……」

 

ルイは頬に手を当てながら照れたように呟いた。

しばらくすると、彼が寝室に戻ってきた。

 

「そろそろたまるよ」

そういうと、彼はルイを布団から抱き抱えた。

予想もしてなかった彼女は慌てたように彼の首に手を回した。

 

「ちょ、ちょっと!?」

「折角なら、お姫様気分になってもらおうかと」

「……もう!そういうところがホントに……!」

「嫌?」

「じゃないから困るのよ……」

 

そう応えると、彼の身体に身を預けたルイを抱えて、彼等は浴室へと消えていった。

 

 

 

 

 

浴室は2人で入るには少し手狭なのだが、そんなことはお構い無しに二人は湯船に仲良く入っていた。

彼の上にルイが抱き抱えられて座る形で落ち着いている辺り、これが2人のお約束のようだ。

時折ルイが赤い顔で動いているのは、彼女の身体の下に固いものが当たっているからだが、それも折り込み済みだろう。

 

「もう、朝から元気ねぇ」

「そもそも男のお約束だって知ってるでしょ、あとそんなに動かれると、刺激が強いんだけど……」

「ふふっ、困るのかしら?」

 

そういいながらも動くのを止めないのは、楽しくなっているからか、何かを期待しているからなのか。

 

「……お風呂でするのは好きじゃないって言ってなかった?」

「お姫様のわがままは聞くものなのでしょう?」

「……ルイ」

 

彼の呼ぶ声が少し低くなったことに気づいたルイは、それで彼のスイッチが入ったことを察して振り向くと、静かに唇を奪った。すぐに舌を絡めるような激しいものになると、ルイを抱えていた彼の手が、お腹から胸に上がってくるのを感じて、塞がれた口から呻き声が漏れた。

 

「……んんっ」

 

彼の反応に目を細めた彼女の瞳が黄色になっているのは、彼女も本気になっているからだ。

本来は狩猟本能を刺激されたときに出るものだが、彼との行為中になったときには予想外過ぎて彼女も驚いたとか。

 

「……ぷはっ!ちょっと、んんっ!?」

 

彼の手があまりにも激しい愛撫をしてきたので、思わず唇を離して息を吐いたが、直後に今度は彼からキスを重ねてきたので、すぐにまた塞がれることに。

 

「……ごめん、苦しかった?」

「はっ、はっ……、少し、待って……ひぅ!」

 

少しして、彼が落ち着いて声をかけると、ルイは呼気を整えようとしたが、彼の手が止まっていなかったどころか、片方は胸に、そしてもう片方が彼女の秘所に伸びていたために、更なる快感に身を震わせるしかなかった。

 

「ほんとに、これ以上はダメ……!」

「……なら、どうしてほしい?ダメならもう終わるかい?」

 

俯いて声を震わせて何かを堪えるルイに彼は耳元で囁いた。

 

「……っ!いやっ!ほしい!貴方が欲しい!」

 

その声にバッと弾かれたように顔を上げると、ルイは目を光らせて叫んだ。

 

「正直でよろしい」

 

そういうと、彼はいきり立つ自身を彼女に深く挿し入れた。

 

「かはっ……!」

 

その衝撃を身をのけぞらせて受け止めるルイを、彼は優しく抱き締めた。

 

 

 

 

「ハァ……」

 

しばらくした後、自身に刺さる熱をようやく受け止めきれたルイは、その状態のまま彼に身を預けた。

 

「貴方ったら、ほんとにいきなり攻めてくるんだもの」

「わかってて刺激したんでしょ」

「女は男に解らせられたいものなの」

「ただのルイの性癖なんじゃないの、それ……」

 

ルイの言葉に少し呆れたように笑う彼。

 

「この体勢だと動きづらいけど、これはこれで満たされた安心感があるのよね……」

「ルイの具合が良いから、僕は生殺しだけどね」

「あら、いつもはこのままゆっくりしててもいいって言うのに、今日は動きたいの?」

「だって、解らせられたいんでしょ?いつもそんな事言わないのに、このまま中途半端に終わる?」

 

男の言葉にゆっくり首を振ると、ルイは腰を浮かして彼を引き抜いた。

 

「なら、こっちならいけるわよね?」

 

そのまま湯船を出ると、壁に背をつけて片足を湯船の縁に乗せた。その体勢が意味することは明らか。

 

「今日は正面?」

「昨日できなかった分、思いっきり甘えたい気分なの。今度は苦しくても止めないでね?」

「……分かったよ」

 

彼もその言葉を聞いて湯船を出ると、軽く口づけたあと、ルイの片足を担ぐようにして開き、身体を押し付けるようにして丸見えになった秘所に再度突き入れて、すぐに肉体がぶつかり合う音と、彼女の甘い悲鳴が浴槽に響き渡った。

 

 

結局その日の風呂はいつもの倍以上の時間がかかったらしいが、出てきたときのルイの表情は、誰も見たことがないほどに蕩けていたという。




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