※この作品はR-18です。

アイドル達の羽休め   作:rideru

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だいぶ期間が空きました。
おまたせしました。


柔らかボイスと神画力を持つピンクパンサーの場合 (EN)

 「こーれが、本場のピザよ!」

 「毎回言ってるけど、そのドヤ顔はなんなんだい……?」

 『祖国の自慢は示していかないとね!』

 

 

 少しゆっくりな日本語と流暢な英語が混ざる会話を熟す男女。女性の方はピンク色の太い尾が機嫌良さそうにフリフリと揺れていた。

 

 

 『どうどう?美味しい?』

 「もちろん。いつも美味しいよ。ありがとね」

 「うんうん!とーぜんよね!」

 

 

 男の感想にさらに嬉しそうに笑う女性。ホロライブENでは一番の後輩にあたるグループ『Justice』に所属するピンクパンサーの獣人、『ラオーラ・パンテーラ(Raora Panthera)』である。

 

 

 『いつもうちの掃除をしてくれてるのだもの。料理は私の仕事!』

 「いうほど君の家は汚れてないけどね。職場に比べたら全然楽だし」

 「それは規模が違いすぎるんじゃない?」

 

 

 ラオーラのパートナーである彼は、cover本社のビルの清掃員として働いているため、清掃は彼の十八番ということでラオーラの家を訪れる度に簡単な掃除を引き受けていた。もちろん本職では機械等を駆使するのだが、そもそも彼は整理整頓が得意なので、ラオーラの部屋の掃除も実は楽しそうに行っていたりする。

 

 

 「毎回下着とかが落ちてるのはどうかと思うけど?」

 「アハハ……、たまに仕事疲れで脱ぎっぱなしにしちゃうの……」

 

 

 顔を少し赤くして目線を逸らすラオーラ。基本的にはホロライブの中でもしっかりしている性格であり、その豊満な体格も相まって所謂『ママ枠』に数えられたりもするほどなのだが、彼を相手にすると甘えがちになるようだ。

 

 

 「まあ?そのお返しはさっきシャワーでたーっぷりしてあげたもんね?」

 「後ろから抱きつかれたときは驚いたけどね……、音も聞こえなかったし」

 「パンサーは狩りが得意なの♡」

 

 

 薄着なために大きく露出している自身の豊かな部分をたわわに揺らして笑うラオーラに、彼は少しだけ顔を赤らめた。ナニがあったかはご想像にお任せするが、普段の彼と比べて明らかに浴室を出る時間が長くなっていた。

 

 

 「僕からしたらこの料理も美味しいから、十分すぎるくらい貰ってるんだけどな」

 「ダメよ!貴方にはもっともっと満足してもらわないと!ロマンス・エンパイアの誇りはこんなものではないわ!」

 

 

 ぐっと彼の手を握りしめて力説するラオーラ。

 

 

 『あと、私の魅力はまだまだこれから増していくんだからね?』

 「それは、ちょっと困っちゃうかなぁ。すでにメロメロなんだけど……」

 「うふふ、私無しで生きられなくなっちゃうかーも?」

 

 

 困ったように微笑む彼に対して、どこか聞き覚えのある口調でニッコリ笑う彼女だった。

 

 

 

 

 

 

 

 「まあ?私はすでに貴方のいない生活が想像出来ないからね。実利でも、愛情でも、ね?」

 「さっきの話かい?そう言ってくれるのは嬉しいよ」

 「たまに向こうに帰ると、すぐに貴方が恋しくなって困っちゃうのは大変なんだけどね」

 

 

 ご飯を終えてのんびりイチャイチャタイムを過ごしていた2人だったが、ふと思い出したように話すラオーラ。

 

 

 「おかげで、ママに散々揶揄われるの!『貴女に子どもが出来たら、旦那に甘えるその子に嫉妬しそうね』って!」

 「随分先の話をするね」

 「いくらなんでもひどすぎるわよね!」

 「……そうかもね」

 

 

 そう言って怒るラオーラに微妙に困った顔をする彼。

 

 

 『何でちょっと言い淀むの?』

 「……ごめん、なんか光景が想像出来ちゃって、それがあまりにもあり得そうに思えたから」

 『なんでよ!そんなに嫉妬深くないわ!』

 

 

 彼の表情に気づいて少し低い声で聞いてくるラオーラに、彼が恐る恐る返すと、彼女は憤慨した。

 

 

 「いや、なんか微笑ましい光景だなって」

 『褒められてる気がしないわよ!』

 「でもまあ、今は君しか居ないから、安心していいよ?」

 『むぅ……、言いくるめられてる気がするわ』

 

 

 少し不満そうにそう言いつつも、横をぽんぽんと叩く彼の隣にくっつくように座り直すと、スリスリと頬擦りするラオーラ。

 

 

 『ムフー……、ここは私の特等席……』

 「なんか、いつもママみたいに言われているのに、こうして見ると十分子供っぽい気がするよ」

 『貴方にしか見せないからいいのよ。いつも頑張るのも疲れるでしょう?』

 「それはそうだ。もっとゆっくりしていいよ」

 「ふふっ、甘えまーす♡」

 

 

 そのまま蕩けているラオーラを撫でている彼。

 

 

 「……あ。ねぇ?」

 「どうかしたかい?」

 

 

 ピクッと動いた彼女が、何かに気づいたように彼に聞いてきた。

 

 

 『さっき、私が向こうでママに揶揄われるって話した時にさ?貴方はその光景が想像出来たって言ったじゃない?』

 「え、うん。言ったけど、それがどうかした?」 

 『それってさ、貴方と私の間に子供が出来たのを想像出来たって事?』

 「……えっ?」

 

 

 ラオーラの指摘に思わず言葉が詰まる彼。

 

 

 『ねぇ?そういうことよね?』

 「いや、あの、それはね?」

 『なーに?ちゃんと言ってほしいわ?貴方に甘えていたのは男の子?それとも女の子?』

 「ちょ、グイグイきてる……!力強い!?」

 

 

 元からくっついていたのをいいことに、抱き着く力を強めて問い詰めていく彼女。

 

 

 『折角だから、ここで仕込んでみる?私はいつでも歓迎よ?』

 「いきなり過ぎるって!いや、だから……!」

 「エヘヘ、いーっぱいがんばってね?ダンナサマ?」

 「そういう時だけわざとらしい片言なのズルいって!」

 

 

 目を爛々と光らせて乗り上げてくるラオーラにタジタジの彼だった。

 

 

 

 

 

 

 ちなみに余談だが、ラオーラの出身地であるロマンス・エンパイアの人間は、非常に情熱的な事で知られているが、それが性行為にも深く関わっており、恋人であろうがなかろうが感情の高ぶりからそのまま始まることも多いのだとか。そもそもセックスをコミュニケーションの手段と捉えているのも大きく、事に及んでいる間もして欲しい事や逆にしてあげたい事、感情もストレートに発する事が多い。その為、相手を慮る心が強い日本人とは実はかなり相性が良いのだとか。

 さらに余談だが、ヒョウ(パンサー)の発情期は約1ヶ月半に一度であり、期間は約1週間程続く。そして、その間は相手に対して甘えた行動を取ることが非常に増えるので、期間が来たかどうかがすぐに分かるとの事だ。

 

 




 本日8/14は筆者の誕生日でした。
 なんとか間に合って良かったです。
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