長身巨乳エアと巨根ショタ621 作:匿名希望ドーザー
文法や矛盾点など色々ダメなところがあると思いますが、コーラルキメて頭が回っていなかったということにして御容赦ください。
導入 1
『レイヴン、あちらの方角から微弱なコーラル反応を検知しました』
ウォルターからの洋上都市ザイレムの調査依頼を受け、都市全体を覆うECMフォグの解除のために制御端末を探していると、突然エアが621へ報告した。
「えっ?こんなところで?」
聞き返した621は、10歳ほどの幼い少年だった。
『私も何かの間違いかと思いましたが、何度確かめても同じ方角から反応があります。これほど濃いECMフォグ越しに検知できるほどのコーラル反応…C兵器かもしれません』
ウォルター曰く、ザイレムはかつてルビコン調査技研が建造した都市だという。コーラル技術が使われている防衛兵器が配備されていてもおかしくはない。
「確かめてみよう」
『警戒を、レイヴン』
濃霧で見通しの悪い中、ACを慎重に進めていく。コーラル反応が少しずつ強くなっていく。やがてたどり着いた先には――
「…ただのビル?」
『おかしいですね…ですが、今もコーラル反応をたどった先にはこのビルがあります』
なんの変哲もない高層ビルがあった。周囲を見渡しても同じような高層ビルと相変わらずの濃霧以外は何も見えない。
『地下に何か隠されているのかもしれません。レイヴン、ビルを調査するので少し待っていてください』
そう言って調査を始めたエア。621は防衛兵器が襲ってきても対応できるよう警戒を続けていたが、5分、10分と経過してもエアが戻ってくることはなかった。
「…エア?何かあったの?」
呼びかけても反応は無い。それでもなお待ち続けるが、20分、30分、挙句の果てには1時間と、さらに時間が過ぎてもエアは戻ってこない。
「…探しにいこう」
621の不安は限界になった。621は敵性反応が無いことを確認した後、コクピットから降りてビルへ侵入した。
◇ ◇ ◇
「エア、どこにいっちゃったんだろう」
ビルの中を621は恐る恐る進んでいく。今の621は鋼鉄のACを動かす凄腕パイロットではなく、非力な1人の少年だ。何かしらの警備ロボットに襲われればひとたまりもない。心臓はうるさいくらいに鳴っていた。
幸いなことにインフラ設備は動いているのか、薄暗いながらも照明が点灯していた。
「あっ、エレベーターだ。地下を調べるって言ってたよね」
運が良かったのか警備ロボットと遭遇することはなく、エレベーターを発見。
2台並んだエレベーターの間にある呼び出しボタンを押すとすぐに扉が開いた。内部はシースルーでもなんでもない、ごくありふれた箱型だった。
「地下20階まである…」
行き先を示すボタンを確認すると、かなり地下深くまで伸びていることがわかった。手がかりが無いため、ひとつひとつ調べていくしかないことを考えると、621は気が遠くなった。
「…ううん、エアを置いてけぼりにはできない」
気を取り直し、とりあえず下から調べてみようと最下層である地下20階のボタンを押す。扉が閉まり、かすかに駆動音が聞こえる。しばらくするとなんとも言えない浮遊感が消え、再び扉が開いた。
「うわ、真っ暗だ」
エレベーター内の証明がフロアを照らすが、奥深くへ続く廊下をすべて照らすには到底足りなかった。621は持ってきていたペンライトをつけて廊下を進んでいく。
「…なんにもない」
廊下は少々狭く、無機質な壁が続いており、ところどころ曲がりくねっていた。見通しがきかない状況に、621の恐怖は増していく。
「エアー!どこにいるのー!エアってばー!」
恐怖を誤魔化すように叫んだ、その直後――
――ドン…ドン…
どこか遠くから、何か硬いものを叩くような音が聞こえてくる。621の口から「ひっ!?」と悲鳴が漏れる。
「…確かめなくちゃ」
震える体と声を押さえつけ、音が聞こえる廊下の先へ再び進む。少しずつ大きくなる音への震えが抑えきれなくなり、「やはり危険なのでは」「大人しくエアが戻るのを待っているべきだった」と後悔し始めた瞬間、叩く音ではない、誰かの声が聞こえた。
――…イ………レ…ヴ……わ………こ………
「エアの声だ!」
621にとって馴染み深い女性らしき声。それが聞こえた瞬間、621は我を忘れて走り出した。
よく考えれば「何故交信でしか聞こえないはずのエアの声が耳で聞こえたのか」と警戒するべきだったのだが、暗闇と終わりが見えない恐怖に包まれた621にそんな余裕は無かった。
「はっ…はっ…!とびらが…っ、あるっ…!」
揺れるペンライトの光がついに終着点を捉える。「引」と書かれた扉の取っ手を掴み、思い切り引っ張る。鍵はかかっていなかった。
「エアっ!…………え?」
扉を開けた先は、古いSF映画の研究室のようだった。円柱状の水槽が並び、そのほとんどが空になっている中――1つだけ、半分ほど薄赤色の溶液で満たされた水槽の中で、分厚いガラスを飛沫を上げながら叩く、必死に助けを求める裸体の女性がいた。
「『レ…ヴン!私の交信が届いて…ま…か!?助け……ださい!』」
そして、途切れ途切れの交信と、くぐもって聞こえる声は、同じだった。
◇ ◇ ◇
「本当に、エアなの?」
「えぇ、信じられないかもしれませんが…私はエアです」
その後、交信と音で2重に聞こえるエアの指示に従って様々なレバーやスイッチを操作すると、水槽のガラスは下がりエアは開放された。
「ビルの地下を調査するため、手始めにインフラ設備をハッキングしようとした瞬間…何かに強く引っ張られるような感覚がしました。引っ張る力はとても強力で抵抗できず、されるがままになっていると意識を失ってしまい…気がつくと、私はこの
動きを確かめるように、エアは手を握ったり開いたりしていた。
「外へ出るために水槽をハッキングで解錠しようと、交信で制御端末にアクセスしましたが…解除できたのはレバーやスイッチのロックだけで、あとは物理的な操作が必要と判明。警備ロボットを呼び寄せようにも、この肉体の影響なのか水槽の制御端末より遠くにある機械へはアクセスすることができませんでした」
肌は薄赤色。髪と瞳はコーラルと同じ鮮やかな赤。あまり人間の美醜に詳しくないレイヴンでも美人だと断言できる優しそうな顔。身長は180cmはあろうかという長身。手足や胴体はスラリと長く美しく、それでいてムチムチと扇情的な肉付きをしている。
「途方に暮れていたところ、遠くからかすかにレイヴンの声が聞こえました。必死になって呼びかけたところ、なんとか気づいてもらえて…あとはご存知の通りです」
そして乳房と臀部は、形こそ極めて綺麗だが、やや下品さを感じるほど大きかった。それでいてわずかな動きでもふるふると揺れるほど柔らかかった。
「うん、助けられてよかったよ」
エアが体の動きを確かめるために動くたびに揺れるそれらを、特に何も感じることもなく一瞥し、621は自らを見つめる赤く澄んだ瞳を見つめ返した。
621は強化人間だ。それもACを操縦する機能以外は死んでいた。ウォルターやエアとの交流により、年齢相応の感情を取り戻してはいたが、まだ性欲は戻っておらず、性知識も薄かったために邪な感情が浮かぶことはなかった。
「…?とにかく、ありがとうございました、レイヴン。それでこのあとの話なのですが…」
「あっそうだ!制御端末を停止しないと!」
バタバタして忘れていたが、彼らはウォルターの依頼でECMフォグ制御装置を停止するためにここへ来ていたのだった。
「それじゃACに戻らな…い…と…」
「レイヴン、どうかしましたか?」
「…ねぇ、エア。教えて」
暗い表情でレイヴンは質問をした。
「
621は先程の会話にあった違和感に、安堵した途端に気づいてしまった。
そして、エアは自分がコーラルから生まれた肉体を持たない存在――Cパルス変異波形であり、実体を持たないルビコニアンであることを伝えていなかった。
なんでウォルター生存ルートないの?