※この作品はR-18です。

人妻OLのアブノーマルなセックス   作:浅見智幸

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1 美形OLの裏の顔・・・・・・

 私の名は鰺坂。会社から駅に向かう途中、前を行く女性がバッグからスマホを取り出した際に、カードのような物を落とした。女性は気づかずに、どこかに電話しながら急ぎ足で歩みを進めていく。声をかけようとしたが、信号が黄色に変わった交差点を小走りに渡って行ってしまった。

 

 どこかの会員証だが、表には店名が書かれているだけで何の会員証かわからない。裏面には同じ会社に勤める山下美智子の名前が記されていた。

 

 話は横にそれるが、私は世間で大企業といわれる会社で働いている。身体はいたって健康で、お恥ずかしい話だが50歳を過ぎた今でも勢力旺盛だ。

 しかし、もはや妻は夜の相手をしてくれない。そこで、この日は風俗に繰り出そうと会社を出たところだった。

 ちなみに私はボーナスの一部を秘密口座に振り込んでもらっている。だから遊ぶ金には不自由にしていないのだ。

 

 話を戻すが、カードの落とし主の美智子は私好みの女性だ。

 現役時代ならまずは飲みに誘ってと、考えるところだが、飲みに行って話をするだけではつまらない。この年になると、若かりし頃のように時間をかけて相手の女性を口説き落とすのは面倒なのだ。

 

 慌てて風俗に行く必要はなく、時間はたっぷりとある。拾ったカードが何の会員証なのか確かめようと、目についたカフェに腰を落ち着けた。

 

 カードに記載されている店名をスマホで検索して、腰を抜かしそうになった。なんと拾ったカードはクラブと銘打っているが、ハプニングバーだったのだ。

 具体的な名前は控えるが、一般的なそれとは一線を画しているようだ。

 入会金も高額だし、都度の利用料金も高く設定されている。

 

 しかも、入会には免許証などの身分証明に加えて、会社の名刺も提示する必要があると入会案内に記されている。

 美智子がそんなハプニングバーの会員になっていたとは驚かされた。

 

 たしか彼女は結婚していて、小学生の子供がいると聞いたことがある。普通の人妻OLだと思っていたが、内心では何を思っているのかわからない。

 

 幸いなことに、財布には初回に必要な金額が入っている。どんなところなのか覗いてやれと好奇心が湧いてきた。

 会員になればセックスに植えた素人の女性と楽しめるかもしれないし、上手くすれば美智子と出会える可能性もある。そう考えた私は、風俗にはいかずにそのハプニングバーへ行ってみることにした。

 

 訪れたハプニングバーは高級感が漂っており、いかがわしい感じはしない。入会審査も無事に済ませ、薄暗い店内に案内されて驚いた。

 

 ステージでは女性同士のSMショーが繰り広げられている。

 飲み物を持ってきたウエイターに尋ねると、会員にはSM好きな方が多いのでこのようなショーを行っているとの答えだった。

 

 私も恥ずかしがる女性を責めるプレイは好きだ。

 美智子でなくても気の合う相手が見つかればいいなと思いながら飲み物で喉を潤していたが、できることなら美智子にお相手してほしい。

 

 美智子もSM好きなのだろうかと思いながら見渡したが、彼女の姿は確認できなかった。

 

 周りに目をやると、一人で来ている客も多いのだがカップルも見受けられる。

 ステージのショーを見ながらペッティングを楽しんでいるようだ。他人に見られて興奮を高めようというのだろう。

 中には乳房を露出している女性もいたが下卑た感じの客は一人もいない。

 上品そうな紳士淑女の社交場という表現がぴったりだった。

 

 女性が安心して来店できるように考えているのだなと感心していると、フロアに配置されている植木鉢の向こうから聞き覚えのある女性の声が聞こえてきた。

 

「結構です!」

 声のする方を見やると美智子だった。

 

 ワインを片手に持った男性に言い寄られている。

 店の者は奥の厨房にいるのかフロアにはいない。相手の男性は酒に酔っているのか、美智子から離れようとしない。

 彼女に声をかけるチャンスだと考え、美智子のテーブルに歩み寄った。

 

「お待たせ。行こうか」

 私は声をかけると、美智子は豆鉄砲を喰らった鳩のように目を丸くして驚いた。

「なんだ。カップルで来ているのか」

 と、捨て台詞を吐く男を残して美智子の手を引いて店を出た。

 

  淫らな願望を告白

 

 大通りを出たところでタクシーに乗り込み目的地を告げた。行き先がラブホテル街なのに美智子は何も言わない。それどころか、私の手を握り返してきた。

 

「びっくりしたわ。そうだ、まずはお礼を言わないと。鰺坂さん助けてくれてありがとうございます」

 部屋のソファに落ち着いたところで美智子が私にお礼の言葉を述べた。

 

「でも、あのクラブの会員になっているのが、鰺坂さんにばれちゃったわね。恥ずかしいわ」

 照れた様子で美智子が言葉をつづけた。

「鰺坂さん、見かけによらず強引なところもあるのね。誤解しないでね、嬉しいのよタクシーに乗せられて行き先を耳にした時は驚いたけど、鰺坂さんに誘ってもらって喜んでいるのよ」

 

 その後、美智子が聞かせてくれた話は次の通りだった。

 

 ご主人が極端な早漏なのだそうだ。しかも自分が達したあと、美智子のことはほったらかし・・・・・・。彼女はいつも、自分の指で慰めているが、身体の疼きはずっとくすぶったままだと嘆く。

 

 淋しい夫婦生活だなと思っていた時に、親しい友人からセフレができて楽しんでいると聞かされた。人生が明るくなるわよと、散々自慢話を聞かされた。

 この話に触発されて、美智子もセフレを見つけたいと考えるようになった。

 

 しかし、安心して身を任せられる相手を見つける術がわからない。時々は街で見知らぬ男性に声をかけられるが、怖くてついていけない。

 それを友人に話したところ、このクラブを紹介されたそうだ。

 

 クラブに行ったのは今日で3度目だが、苦手なタイプの男性からしか声をかけられなかったらしい。

 まだ話したいことがある様子だが、続きの言葉が出てこない。やはり、女性から申し出るのは気恥ずかしさが先に立って、言い出しにくいのだろう。

 

「ぼくでいいのかな?」

 タクシーの中で手を振りほどくどころか握り返してきたことに勇気づけられ、私の方から誘った。

 

「逆に、私でいいんですか? 私、鰺坂さんのこと、ステキな人だなと思っていたんです」

 答える代わりに美智子を抱き寄せると、彼女も嬉しいと言いながらひしとしがみついてきた。

 唇を寄せていきディープキスを仕掛けていくと、美智子も鼻を鳴らせて積極的に舌を絡めてくる。よっぽど飢えている様子がうかがえる。

 

 まずはこのままベッドにと思ったが大人の余裕を見せてシャワーを使うことにした。

 先に身体を洗って待っていると、バスローブに身を包んだ美智子がはにかみながら出て来た。

 

「さあ、こっちにおいで」

 美智子を抱き寄せ、再び唇を寄せる。

 キスを交わしながらバスローブを脱がせると、パンティ以外は身に着けていなかった。子供がいるには見えない均整の取れた身体だ。

 

 どんな感じで楽しみたいのかと言う私の問いかけに、

「私、さっきのクラブのショーみたいに拘束されて恥ずかしいことをしてほしんです」

 美智子が恥ずかしそうに答えた。

 

 続けてSMプレイに思い入れがあるのかと尋ねると、昔の恋人に仕込まれたと告白を始めた。

 

 ロープで拘束されて恥ずかしい言葉で罵られるようになって、初めてエクスタシーを知ったそうだ。

 そして、関係を重ねるに従い深くいけるようになった。しかし、その彼は勤務先の重役の娘と結婚してしまい、傷心時に親戚からご主人を紹介されて結婚したそうだ。

 

「主人には、SMプレイのことは言い出せずにいます。前の彼と別れてから拘束されるプレイに渇望し続けてきました」

 と、美智子が顔を赤らめながら告白を締めくくった。入会金を払ってまで、あのクラブの会員になったのがわかった。

 

 同時に美智子の話を聞いてSMに憧れた学生時代を思い出した。

 きっかけは学生時代の友人に見せてもらったSM雑誌だった。ロープで縛りあげ自由を拘束した人妻をねちねちといたぶり、何度もエクスタシーに追い込んでいくグラビアに股間を熱くしたものだった。

 

 いつしかそんなことは忘れてしまったが、美智子が望むプレイスタイルを聞いて30年前の記憶がまざまざと思い出された。

 血が滾ると言えば大袈裟だが、上半身裸の美智子の姿を目の当たりにして、若かりし頃の熱い想いが甦ってきた。

 

 つづく

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