ふたなり淫獄女王の幸せメス奴隷な婿―冴えない男の娘冒険者の僕が貞操観念狂ってる淫獄でふたなり淫魔女王のメス堕ち快楽調教に屈して実質王妃な国婿になるまで― 作:暁深夜
アスモデウス様がなぜ目隠しと耳栓を用意したのか、それはアスモデウス様が帰ってくる少し前に知るところになった。
耳栓ではなく、蓄音機だったのだ。アスモデウス様の声で、僕は囁かれるように戻ってくる寸前の少しの時間を過ごした。アスモデウス様の寝室で……。
最初は度重なる絶頂によって消耗させられた心を利用して、リラックスさせるための言葉が録音されていた。そして、そのリラックスはどんどんと深くされていき、気が付くと薬から受けた効果を全て打ち消されていたのだ。
まるで寝起きのまだ微睡んでいるような心地よさ。録音されたアスモデウス様の声は僕を催眠していたのだ。そして、その眠りを打ち払う方法と、払われた時に僕がどんな状態になるのか意識にすり込むように教えられた。
そんなまどろみの中でベッドに顔をうずめていると、不意に耳栓が外されてパチンと爆ぜるような音がした。それが、眠りを打ち払う音だったのだ。
目隠しも、マスクも外されて気づくと僕はアスモデウス様の膝枕に頭をあずけていた。
「ただいま、アレンちゃん♡ さてと……前回は勝手に淫紋決めちゃったでしょ? 次は一緒に決めよ?」
アスモデウス様は板に淫紋の一覧が書かれた紙を貼り付けたものを取り出した。これも繊維があれば別の紙が用意できるだろうと思う。淫獄の学問は本当に材料さえ与えればなんでもできてしまうのではないかと思える発展具合だ。魔法というよりは魔術的、永続的でより便利な世界を作る秘術が学問だと思う。
「本当にいろいろあるんだ……? とりあえず僕はできるだけ超回復の淫紋が欲しいなぁ」
僕は半日ぶりに自分で言葉をしゃべれる。声も出せない被虐感もいいものだけど、自分の意思を尊重されるのも嬉しい。僕はすごく贅沢だ……。
僕はその言葉で、考えるまでもなくあればあるだけいいと思える能力を求める。
「うーん、前のの私の全力の超回復淫紋が完成してるから、この禁忌超再生淫紋が刻めるけどどう?」
なにかその話が楽しかった。まるで何かを作り上げるような、最高効率を求めるように考えていく。
「どんな効果なの?」
禁忌という言葉に一抹の不安を感じる。
「禁忌淫紋は、最低でも前の私の魔力がすっからかんになっちゃうからって理由ね! 前は回復方法が乏しかったから、それだと国防に問題が出て……。正直ほとんどはもう禁忌でも何でもないの! 効果はね、予測結果でしかないけど腕くらいなら生えるだろうってアリちゃんが……」
それは僕と出会った時のアスモデウス様の魔力に対する分析結果だと思う。今のアスモデウス様の魔力でやったらどうなってしまうのだろう……。首くらい生えてくるかもしれない。生首を量産できるくらいのポテンシャルはあるかもしれない。
ともあれ、命の危険を強烈に遠ざける淫紋であることは間違いない。
「じゃあそれ! 背中限定?」
部位によって刻める淫紋は違う。
「うん! だから、まずお腹から決めて欲しいな……。お腹の淫紋が魔力収支に一番関係するから」
そういえば刻印可能部位に下腹と書いてある淫紋は、肉体の快楽感度をあげるのが多い。
「それはアスモデウス様の好きに決めて欲しいなぁ……。僕が受ける恩恵は魔力でしょ?」
効果まで、生存に有利な淫紋は背中だ。基本的には魔力が手に入る代償として、快楽が増大するという物が大半の淫紋一覧だった。ただ、一つだけ極めて有益なものがあったのだ。
「うん! じゃあ、前回と同じ感度上昇の淫紋にするね。ただ、前回より効果大きいけど大丈夫?」
なんだかんだ僕は、この感度に慣れてきてもいる。だからきっと次だって適応できると思う。そもそも僕は快楽地獄大好きなドM……王妃だ。今は国婿は名乗れない。だって、純粋な女性体だから。
「うん!」
だから、それを刻んでもらってアスモデウス様にたくさん魔力を付けてもらうのだ。
「それでね、肩の小淫紋にアレンちゃんが欲しがりそうな淫紋があるんだ! 禁忌淫紋:隷属者の呪印! これはね、私が死なない限りアレンちゃんは死ねなくなる。殺しても、私の腕の中で生き返ることになるんだよ! ただ、その代わりに、私の言葉に逆らえなくなっていっちゃう。身分証のシステムと競合するから、禁忌指定ね!」
早速ほとんどから外れたものが出てきた。他にも禁忌と書かれている淫紋はたくさんある。ただ、書かれている効果が馬鹿げているから消費魔力が大きいのが原因だと思う。
「じゃあそれも欲しい!」
アスモデウス様は僕の欲しいものがわかってる。だから、もう全部任せちゃってもいい気がしてくる。
「ふふっ良かった♡ これで、先に死なれたりしないね! さて、最後の一個……これが思いつかないんだぁ……」
とはいえ、アスモデウス様も全部わかるわけじゃなかった。
「これなに? 快楽遮断無効化?」
そこで、僕はちょっと気になっていた淫紋について聞いてみることにした。
「あぁ、これはね、意識を失っても性感帯を触られると気持ちよくなっちゃう淫紋だよ♡ 気絶で救われることがなくなっちゃう♡」
それは、よりご主人様であるアスモデウス様の好き勝手にされてしまう淫紋だった。
「あー……」
言及したのが運の尽き、それで僕が興奮するのはアスモデウス様にはまるわかりだった。
「これにしようね♡」
だから、決められてしまったのである。