ふたなり淫獄女王の幸せメス奴隷な婿―冴えない男の娘冒険者の僕が貞操観念狂ってる淫獄でふたなり淫魔女王のメス堕ち快楽調教に屈して実質王妃な国婿になるまで― 作:暁深夜
「それと、もう一つはなしたいことがあるの! ほら、メタくんの知り合いと人間界であったでしょ? なのに、メタくん来ないんだ……。明日、一緒に天界の黄金天に行ってみよ?」
メタくん、アスモデウス様にとっては弟だけど、僕にとっては神の使いメタトロンだ。人間界の宗教では、これでもかというほど重要な役割を果たした偉大な天使。マーリンとメタトロンが出会って、人類の文明史が始まった。そんな天使に会いにいくのだから、緊張もする。でも、僕にとってはもうすぐ義弟になる存在。
本当に僕の人生は混沌としていた。
「うん! 行こう!」
家族の問題だから、放っておけない。アスモデウス様と結婚するからには、覚悟を決めなくてはいけない。
「ありがとう……。ねーえ? 緊張するでしょ? だって、メタくんは人間の御伽噺に出てくるはず……」
御伽噺とは、きっと神話のこと。
「でもほら、将来の義弟だから!」
アスモデウス様と出会ったその日に、僕は全てを賭け金にした。この命だって。
その博打は僕の完全勝利。命を賭け金に、神話の世界での生存権と永遠の命と無限と見紛うほどの魔力を手に入れた。そもそもオッズの高い賭けだったのだ、相手が危険とされている悪魔であるだけに……。
「ふふっそっか! うん! 会いに行こうね!」
そうして、僕はアスモデウス様に撫でられていた。まるでペットが飼い主にいつくしまれるかのように。
「でもすごい人生になったなぁ……。天使と会うことになるし、Sランク冒険者なんて雲の上の人に話しかけられるし、種族も性別も変わっちゃうし」
これを笑わずにいられるだろうか。それでいて、幸せなんだから。
「変わった人生はどう?」
ただ、一つだけはっきりしていることがある。
「幸せだよ?」
常識はたくさんぶっ壊されたけど、常識なんてほとんどは先入観だ。僕の今の常識は、1対1で常識は作り上げていく必要があるということ。ただそれだけ。だって、自分がそれまでどんな人生を送ってきたかなんて説明しないと相手にはわからないのだから。
「じゃあ……性別の変わったその体をしっかり理解しようね?」
そして、休憩は終わった。次元の門は開き、アスモデウス様の普段は隠している肉体の一部が顕現する。騎士を翻弄するほどの戦闘能力を持った骨のない四肢が、性をこの世で最も深く理解した触手が。
「ちょっと怖いかも……」
何かを受け入れたことの無い僕の体の部分が、なにかが通り抜けたこともない穴が、性の全知全能の手のひらにある。
「大丈夫だよー♡ 痛いことなんて何もないから♡ 気持ちよくておかしくなっちゃうだけだから♡」
そんなのいつものことだった。
アスモデウス様は、僕を拘束するスーツの股間部分の布を取り除く。
「あの……見たことないから不安なんだけど……どう?」
それがアスモデウス様に愛してもらえる部位になるのか、それとも嫌われてしまうか。不安で、息を飲んだ。
「すごく可愛いよ♡ ぴっちり閉じてて、ワレメって感じ♡ 色も形も綺麗だよぉ♡ しゃぶりつきたくなる!」
そういえば既に朝、この部分をアスモデウス様に吸われていた。興奮した息遣いを感じて、彼女の興奮がとてもよくわかった。だから、僕は安心した。
「良かった♡」
体の一部分が嫌われたくらいで、アスモデウス様は僕の全部は嫌わないとは思う。でも、全部愛されたい。僕は淫魔と同じ、甘えたがりなのだ。
「可愛いリリィおまんこだよ♡ ちょっとまってね、淫紋刻んでぐちょぐちょにしてあげる♡」
それに淫紋の約束もあった。今のアスモデウス様の今の全力は、出会った頃とは次元が違うんじゃないかと少し思っていた。背中の淫紋を刻んでから少し経つ。出会った頃の彼女の全魔力量で刻まれたもの。
「アスモデウス様の魔力って今どのくらいなの?」
「多分出会った時の50倍くらい!」
化物が、化物の次元での化物になっていた。
アスモデウス様の指先が光りだす。周囲の景色を、否もっと異質な何かを歪める程の魔力が宿っていた。
淫紋の術式はまだ知らない。でも、呪術系か祝福系。この術式は、光以外の現象を起こさない。起こすはずがない……。
「何それ!?」
だから、ありえないことが目の前で起きていた。
「あー……ルシくんってこの領域なんだぁ……」
それは、最悪の叛逆者に匹敵する魔力量だったのだ。否、最悪と言われているのは人間界の神話だけ。アスモデウス様から聞く話では、悪い人に思えない。そのうち会って話してみたいと思える相手だ。
「え?」
しかし、次元が違いすぎた。
「そうそう、淫魔はね、ほかの悪魔より魔力量はすごく多いの。でも、回復させるには相手を絶頂させなきゃいけないんだ……。ルシくんは、例外ね。原初の天使だから!」
人間の神話で、ルシフェルはかつて神の右席だった。左席にミカエルがいて、そのミカエルがルシフェルの後任となった。
「じゃあ、ルシフェル様並の魔力?」
アスモデウス様は、もう敵なしなのかと思った。
「ううん、ルシくんはこのレベルの魔力を込めた魔法を気軽に打ってくる」
しかし、さすが原初。次元が違った……。