※この作品はR-18です。

ふたなり淫獄女王の幸せメス奴隷な婿―冴えない男の娘冒険者の僕が貞操観念狂ってる淫獄でふたなり淫魔女王のメス堕ち快楽調教に屈して実質王妃な国婿になるまで―   作:暁深夜

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国婿教育:お出かけ編

 この、首輪に鍵をかけている状態は本当に一番安全なのだと思う。なんというか、雰囲気からしてもうフレンドリーだ。

 

「こんにちはー! ご主人様は近衛兵さん?」

 

 それと、今横を歩いてくれているのがアスモデウスの近衛兵。

 街を歩いていると、手を振って来る人が多い。それに、初めてだったけど、声をかけられれた。

 

「こちらは国婿候(こくせいこう)殿下ですよー!」

 

 近衛兵ですらどこかのんびりとしていて、にこやかな人が多い。

 

「わわっ、じゃあご主人様は陛下かー! 素敵ですねー!」

 

 国民全体がそうで、いつも誰かの楽しそうな声が聞こえる。

 ただ、着替えるスキが全くなかった。羞恥心を顕にすると、悦んでると取られてしまう。首輪をつけているとなおさらだ。

 

「殿下はまだ一日目ですよ! あなたは?」

 

 そして、その人も首輪に鍵がついている。つまり、今日の僕と同じだ。

 

「あぁー! 新人奴隷同士ー! うれしー! 私は二回目で、三日目です!」

 

 この世界、奴隷は望んでなるもの……。悲壮感は全くない。好きな人に人権ごとあげちゃうと言う雰囲気で、人間界で言う結婚相当な気がする……。

 

「でも殿下? お声の調子悪いですか?」

 

 その人は、僕のことを気遣ってすらくれる。

 

「あの……」

 

 恥ずかしい、こんな格好で外を歩いてる……。女性向けのデザインで、しかも内側がヌルヌルしてて……。

 

「あはは、殿下は先日人間界よりいらっしゃいました! 常識が違うため、これで十分に恥ずかしいようでございまして!」

 

 羞恥に対してなんでそんなに肯定的なのか、誰か教えて……。

 恥ずかしいって辛いじゃん……。なのに、この人たちちっとも、恥ずかしがってる僕に同情してくれない。

 でも、すぐ褒めてくれるし、フレンドリーだから頭がどんどんおかしくなりそうになってくる。

 

「じゃあ、調教中ですね♡ 夜はどんなことされちゃうんですかー?」

 

 常識が人間界で、人格が淫獄だったら、天国なのに……。

 

「あぅ……」

 

 やっぱり地獄だ。ここはちゃんと淫獄だ……。

 

「わ! すごぉい! もう、2画なんですねー!」

 

 それは淫紋のことで、夜という単語で昨日アスモデウスにされたことをどうしても思い出してしまう。

 その度に、あの気持ちよさがほんの少しだけ思い出されて、それが淫紋を光らせてしまう……。

 

「殿下は偉いですね♡ 陛下のご公務中もちゃんと準備なされて♡」

 

 えっちなことがいいことの文化だから、積極的に思い出させてくる。

 少し、涙が溢れてきた……。

 なのに淫紋は煌々と光ってしまう……。

 

「……淫紋のせいです……」

 

 苦し紛れの言い訳をした。

 なんで僕は行きずりの人と、護衛の近衛兵から羞恥責めを受けているんだろう……。

 

「うーん、その模様だと、精神作用はないタイプだと思いますよぉ♡ ビンカンにするのに特化したタイプ♡」

 

 淫紋のことは淫魔なら誰でも知っているらしくて、だから本当にえっちなことは何も隠せない……。

 逆に隠せないから、こういう文化なのかもしれない。

 

「ぁぁうぅ……」

 

 ただ、人間の僕には刺激が強すぎる……。

 

「ふふっ、私がいじめすぎるのも良くないですね♡ 今度、一緒にご主人様について話しましょうね♡」

 

 どこにいてもえっちなことを考えさせられるし、この環境自体が僕を責め立てる。文化そのものが、性的な調教で、逃げれる場所なんてどこにもなさそうに感じた。

 今、やっと怖くなって、体が震えるのに、何故か光る淫紋が僕を許してくれない。

 

「さて、行きましょうか殿下……」

 

 そして、淫魔たちは平然と次のことを始める。

 

「んっ♡ はい……」

 

 僕はまだ、その坩堝(るつぼ)にいるのに。

 

 ―――――――――

 

 まず、街が綺麗だ。ゴミの一つも落ちていないし、ホームレス……は多分いない……。

 

「あの、あの人って……」

 

 そもそもどこも嫌な臭いがしないのだ。

 その時には、恥ずかしいながらも少しは話せるようになっていた。

 

「あれは……」

 

 近衛兵はそう言うと、僕がホームレスではないかもしれないと思った女性に近寄っていった。

 

「さぞ、街の皆に弄ばれているだろうな? どのような気分か説明しろ!」

 

 近衛兵は強い態度を取るのだけど、でもその人は全然暗い雰囲気がなかった。

 

「は、はい! 街の皆様にご奉仕できて、幸せです!」

 

 本当に幸せそう。それに、絶対ホームレスではない。肌はとても綺麗だし、全体的に清潔。そもそも、街が綺麗すぎてホームレスが似合わなくて、このなんちゃってホームレスがちょうどいい。

 

「殿下、ご覧下さい。彼女は本日、人権を放棄している様子です。この首輪がなによりの証拠です」

 

 つまり、近衛兵の強い態度はサービスだったっていうことになる。彼女が楽しめるように、あえてそういう態度をとったみたいだ。

 

「な……なるほど……」

 

 性癖の懐が広すぎた……。

 

「失礼、そこの彼女に家を貸すつもりなのでしてねぇ」

 

 なんちゃって下卑た淫魔が、近衛兵に声をかけた。上品な服装で、下卑た感じがなんちゃってにしか見えない。

 

「おぉ、善良な市民よ。君に女王陛下のご加護があることだろう」

 

 そして、近衛兵さんもなんちゃって汚職近衛兵になった。彼女たちはいたって真面目なのだろうけど、人間の世界のそういう人たちが醸し出す独特の空気感が出ないのだ。根本的に親切だから……。

 

「ホームレスの人って、いますか?」

 

 それがちょっと滑稽で、気分はすっかり落ち着いた……。

 

「いますよー! 自分の意思で捨てた人が居るので。ただ、大体誰かの家で夜通し犯されて、プレイの一環で入浴することが多いですね……」

 

 清潔さの理由がえっちだった……。

 大体、自分で家を捨てる人が居るだなんて思えない。ホームレスがいても、貧困者がいないという、極度に混沌とした世界だった。

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