ふたなり淫獄女王の幸せメス奴隷な婿―冴えない男の娘冒険者の僕が貞操観念狂ってる淫獄でふたなり淫魔女王のメス堕ち快楽調教に屈して実質王妃な国婿になるまで― 作:暁深夜
魔王すら圧倒する神の元右席、傲慢のルシフェルはただの気持ちのいいルシフ兄さんだったみたいだ。
「さて、妹よ。そろそろ、その思い人を紹介してくれないか?」
魔王たちは一端黙示録を止め、アスモデウス様が先導して僕に近づいてきた。
「この子! アレンちゃんです!」
僕は間近でその黙示録を見ていたのだ。そんな僕のところにアスモデウス様がやってきて、僕をルシフに紹介した。
「ほう? 美しい。半分は人の身だな?」
そう、僕が淫魔なのはまだ半分だけ。残り半分は、人間の体だ。ルシフはそんな僕を一瞥すると、満足そうに言った。
「はい。半淫魔のアレンと申します! お見知りおきください!」
これから兄になる人、でもお兄さんと呼んでいいのかわからず少し遠慮した。
「君の義兄になる、ルシフだ。会えて光栄だ。我が妹のような優れた者に見初められるのだ、優れたるものに違いない。妹を、よろしく頼む」
頼まれるまでもないけど、頼まれて嬉しい。ルシフの傲慢の範囲は、自分とそれに関わるもの全てに関わっている。だから、僕もその傲慢の範囲に迎え入れられてしまったのだ。
「はい! これからは、義兄さんですか?」
すると、ルシフは少し赤面して顔を背けた。
「妹よ。なんと愛らしい相手を見つけたのだ!」
なんて、恥も外聞もなく気持ちを素直に口にする。そりゃそうだ、だって彼は傲慢、自分の心は常に美しいのだ。
「ふふっ! でしょー?」
なんて、アスモデウス様は満足げに笑った。
そんなルシフが調子を直して、僕に向き合って言う。
「そう、義兄だ! どうだ? 私の妹に不満はなかろう?」
ルシフは自信に満ち溢れていて、少し羨ましい。僕は自分自身にほんの少しだけ不満はあるけど、アスモデウス様に対しては確かになかった。
「はい! すごく良くしてくれます!」
だから、僕はアスモデウス様が大好きなのだ。こんなに愛してくれる人は、世界中のどこを探してもいないと思う。
「良好、それも当然だな! しかし、喜ばしい! あぁ、もし不満があったらこの
ルシフは義兄をやたらと強調してきた。そう呼ばれたくて仕方がないのかと思って、僕は呼んでみることにした。
「はい! お義兄様!」
すると、その誇らしげな表情がそのままにへらと崩れる。
「うむ!」
見ていて思ったことだけど、マキネルの兄弟たちは兄や姉とはあまり呼ばない。もしかしたらルシフはそれに、物足りなさを感じているのかもしれない。
「その気がなくても、ルシくんが思うとそうなるから不思議なんだよね」
と、アスモデウス様は乾いた笑みを浮かべた。
「ところでアスモデウス様! お義兄様に、十四長会議のこと言わなくていいの?」
十四長会議、七の天使長と七の魔王を足して十四だ。だから、ルシフにも関係があると思った。
「あ、そうそう! 神様が、開催するって言ってたよ!」
アスモデウス様が気づいたようにいうのだから、言ってよかったと思った。
「うむ、賜った。このような時に、たまたま淫獄を訪れているとは……。さすが我らが父、因果律を調整したのか!」
と、ルシフは笑った。人間の聖典は本当に時代遅れだ。ルシフの傲慢の中には神様も当然含まれていて、その優れたところを見ては愉快そうに笑う。
「だねー」
と、アスモデウス様がそれに同意したところで話題は移り変わった。
「どうせだ、私の国には優秀な腹心だらけでな、私がいてもすることがない。よって、十四長会議まで私はここに居座っても構わないな?」
ルシフその問に、アスモデウス様はむしろ喜んだのだ。
「もちろん! おもてなしするよ!」
と……。この受け入れられ方を見ると、受け入れていいものなのだと実感できる。
「ところで妹よ、それから私の新たな義弟よ。その魔力だ、私が魔法の深淵のさらに深淵を教えよう! それをもてなしの対価とする!」
周囲の全てが歪むほどの魔力を運用する、最強の魔法技術の伝承はこの時に決まった。
「使えるの!?」
アスモデウス様ですら驚く最強の魔法体系だったのだ。
アスモデウス様の強さは、存在の全開放
「その魔力であれば使えるぞ! それから……」
そうつぶやいて、ルシフは指を鳴らす。すると、そこにピュセルが現れたのだ。
遠隔で取り寄せるような空間魔法、明らかにアスモデウス様を超える魔法技術。
「実験台を用意した。淫魔のドレインが、私の魔法技術でどう飛躍するのか見ものだ!」
と、ピュセルの首根っこを捕まえてルシフがいうのだが、ピュセルは乗り気ではないみたいだ。
「……ご主人様のところ、行きたい」
そう、ピュセルは完全に淫魔が与える快楽の虜になっていたのだ。
「ふむ……先にそっちへゆくか……」
そんなことになってしまったのである。
恋人を持つ淫魔の力は、ゆっくりとだが確実に、そして無限に上がっていく。それは、えっちなことをするからである。