ふたなり淫獄女王の幸せメス奴隷な婿―冴えない男の娘冒険者の僕が貞操観念狂ってる淫獄でふたなり淫魔女王のメス堕ち快楽調教に屈して実質王妃な国婿になるまで― 作:暁深夜
ルシフは本当にすごい、全知全能の一歩手前って感じてしまう。ピュセルにそのご主人様の場所を想起させて、指を一つ鳴らして、その淫魔の住む場所まできてしまったのだ。
それは、海の直ぐ側にある農場の中の一軒家で、塩やアレカレスのようなものの流通をになっているようだ。
その戸を叩くと、農場主が出てきたのである。
「はい、シェムハザ農場になにか……アスモデウス様にルシフ様!? しかも、ピュセルちゃんに殿下まで……」
最初は人当たりのいい笑顔だったのが直ぐに、驚愕の表情へと変わった。
「ご主人様……来た!」
そう、彼女が氷の傲魔を融かしきった淫魔である。
「あ、シェムちゃんだったんだ!」
そして、神話にあるグリゴリの天使団の天使長だ。堕天したと言われているけど、ここにいるなんて灯台下暗しだった。逆にほかの場所だと考えられないのだ。
「知り合い?」
僕はアスモデウス様に訪ねてみた。
「うん! 私たちが堕天する前からいる天使だったんだけどね!」
アスモデウス様が目線を流すと、シェムハザは頭をコツンと小突きながら言葉を継いだ。
「堕天しちゃいました!」
ものすごく古い天使だ。その姿もまた美しい、七対の鈍色の翼と、澄んだ白銀の髪を持つ悪魔で、腰から鎖をぶら下げていた。
「アレで、元座天使だ」
と、ルシフが耳元で囁いた。
「やめてくださいよぉ! 神様に吊るされたの思い出しちゃいますから!」
神話に確かにその一節がある。シェムハザは、人間の娘と恋に落ち、それを神に罰せられ鎖で逆さ吊りされたとか……。
「ちなみに、淫獄一の吊り師だよ!」
つまり、嫌な思い出ではないようだ。どちらかというと……。
「ピュセルちゃんがいて、そんなこと言われてるとムラムラしちゃいますって!」
シェムハザも淫魔の例にもれなかった。
「ちょうど良い、私の国民をやめた彼女がどのような責め苦を受けるのか見物させてもらおう!」
ルシフもルシフで、アスモデウス様の兄だとよくわかる性格をしていた。
「ルシフ様って、そういう趣味もあるんですか?」
シェムハザは、市井の淫魔だけどアスモデウス様やルシフのような魔王たちにも臆することはない。
「一興だ!」
ルシフはまさに魔王だった。だいぶ寛容だけど……。
「じゃあ、ピュセルちゃん! 今日は、元国王陛下にその痴態を見てもらおうねぇ……」
そう言って、シェムハザが手招きをすると、直ぐにピュセルはシェムハザの隣へと行く。顔を真っ赤に染めながら。
「あ、そうだ。もう淫紋刻んでもいいよ! この子、うちの国民だから! あ、結婚もOK!」
そう、ピュセルはもはや淫獄の民。首輪をつけてしまえば、彼女を守るものはもはやない。
「おぉ! じゃあ、刻んじゃお♡」
シェムハザは喜色満面の笑みを浮かべたのであった。
―――――――
シェムハザの招きで、僕たちは部屋に入る。ピュセルは、その後服を剥かれて農場に放り出されてしまった。
「ふむ、香り高いな。良い茶だ! なぜこれを氷獄に回さぬのだ?」
それを気に留めないルシフ。多分だけど、シェムハザを信頼しているのだと思う。いや、あるいは淫魔を信頼しているのか……。
「最近改良された茶葉で、まだ量が取れないんですよ……。来年あたりから、王宮へ。再来年ころには、輸出にも回せますよ!」
淫魔は勤勉だったりもする。シェムハザは勤勉に作物を作り、淫獄を潤わせている。
少しだけアレカレスの香りと、砂糖を足していそうな甘味を感じる。それから、塩気も少し。体の芯から温まり、心が落ち着くお茶だった。
「ところでどうして、ピュセルさんを農場に?」
ちょっと気になっていたことを訪ねてみた。
「せっかくなので、ルシフ様も見るだけじゃなくて犯していただこうかと! いわば糞抜きです!」
農家な淫魔だから、排泄物は資源だ。淫獄の農業は先進的であり可能なら、人間もそうすればいいのだけど……。きっと下水管工事に僕には想像のつかないほどの資金と労力が必要なのだ。
「うむ! 股間が踊る!」
クワッっと表情を変えるルシフ。悪魔はどこまでも、欲望に忠実だ。
「もしよければゼリーうんちにしちゃいたいなって思ってますけどね……。そっちのほうが肥料として有用なんですよねぇ……」
シェムハザは今のうちにいろいろと扱いを決めておくつもりのようだ。
「本人が嫌がらなければ何をしても良い! 淫獄の法であろう?」
心から嫌がることをしない淫魔たちにとってその法はあってないようなものだった。
「じゃあ、反応見ながらですねぇ!」
もとより、ピュセルは淫獄の民になる。淫魔にしていいことはピュセルにもしていいのだ。
「シェムちゃん! 私にも吊り責め教えてくれない?」
それはそれとして、アスモデウス様のその一言で僕は危機に陥ったのであった。アスモデウス様がその技術を習得して使う相手は僕くらいのもの。
「アスモデウス様!?」
僕は慌ててアスモデウス様を見るけど、お腹を指さされては仕方が無かった。光っていたのだから……。
「もちろんですよ! じゃあ、ピュセルちゃんの体でお手本見せるので、陛下は真似してくださいね!」
実に混沌とした状況が、出来上がったのである。それはまさに乱交のような状態を想起させるのだった。