※この作品はR-18です。

ふたなり淫獄女王の幸せメス奴隷な婿―冴えない男の娘冒険者の僕が貞操観念狂ってる淫獄でふたなり淫魔女王のメス堕ち快楽調教に屈して実質王妃な国婿になるまで―   作:暁深夜

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魔王様といっしょ

 神は言った。涙を拭き、鼻水をすすりながら。

 

「さぁ積もる話の時間だ……。皆、ここに一堂に会したのだ。是非、親睦を深めておくれ……」

 

 髪が言ってすぐの話だった。メタトロンと、アルトリアの二人はまっすぐ僕らに会いに来た。

 

「姉上サマ、アナタニ感謝ヲ。私ハ、彼女ト共ニ在レマス」

 

 まだ、どこかぎこちないながらはっきりとした喜びがその語気に含まれていた。

 

「いいのいいの! 私たちはマキネルの原初の兄弟姉妹! 困ったときは力になるよ!」

 

 アスモデウス様は本当に僕にはもったいない人だ。だって、自分自身も喜んでいるような声色なのだ。

 

「お初にお目にかかります、アスモデウス様。アルトリアと申します。お噂は予々(かねがね)メタトロン様より」

 

 横に並んだアルトリアはアスモデウス様に向かってペコリと頭を下げた。

 

「どうな噂?」

 

 ちょっと意地悪に、そしてお茶目な語気で質問するアスモデウス様。

 

「偉大なる姉、第二の感情獲得者。色欲の大罪に、美徳を見出した調停者。歴代多くのトーチャーが、魔王様たちを称える言葉を聞いています」

 

 これはアルトリアなりのお茶目返しであろうか、アスモデウス様がみるみる照れていくのだ。

 

「むず痒いなぁ……。でも、良かった! 二人共すごく仲良さそう!」

 

 ただ、アスモデウス様はそれ以上に満足げだったのだ。それは僕もだ、だってその一部始終に同行した。そんな二人が、幸せそうに見えて本当に良かった。

 

「それよりもです。お二方の……その、魔力が……」

 

 アルトリアは他社の魔力を見抜く力を持った人だ。その分、僕たちの今の魔力がありありとわかる。

 刻まれた淫紋。一度消えて、再度刻印された時に僕に向けられた魔力。それは、あまりに膨大だった。だからきっと僕の魔力もそうなっているのだろう。

 

「アルトリア……、淫魔ニソレヲ言ウト、性的ナ話ニナリマス。ソレヨリ、人間界デ次ニ出会ウ予定ノ話ハドウデスカ?」

 

 そう、メタトロンが制してくれた。そして、次の話題をくれた。

 前回見たときに戒律にないことを行うのを恐れていたメタトロンがこれだ。人間というのは、マキネルたちの目指す楽園に必要な要素の一つなのかもしれない。

 

「そ……そうですね!」

 

 アルトリアは少し慌てていた。淫魔がどのように力を得るのか知らなかったのだろう。だが、淫魔という名前から思い至ったに違いない。

 

「では……、そろそろ一ヶ月になりますか。ぶどう踏みの季節ですね」

 

 僕はそう、いくつかどう話すというマニュアルを用意している。でも、困ったことにそれは男性冒険者向けだ。

 ぶどう踏みの祭り、この時代に力のない普通の女性たちが幸せを感じられる一番の理由であろうもの。

 教会はこれをハレンチとして、やめさせようとした。だが、それではワインが造られない。

 

「ちょうどその頃ですね。人間界に戻るのは」

 

 アルトリアは言った。

 ワインの酒精を教会は神の恵みであるとされている。ワイン造りをやめさせることは、教会にはできなかったのだ。

 ただ、時の教会指導者もきっと、教義を疑うことなどできなかっただろう。だって、それは生まれた時に既にあった考え。祖先を否定するのは心苦しく、だからきっと責任を自分に擦り付けた。

 それならどうしたらいいのか、僕にそんなことがわかるわけがない。だって、僕もそうして生きてきた。

 

「そうですね! 神様のお恵みとされていますが実際どうなんでしょう? そうだ、いくつかワインを買いましょう! メタトロン様やアスモデウス様に試してもらうんです!」

 

 いいアイディアだと思う。会話としても悪くないかも。こうやって、天使や悪魔の話をできる相手はひどく限られている。

 

「それはいい考えです! ところで、一つお願いしたいことがあるんです」

 

 僕とアルトリア。メタトロンとアスモデウス様。それぞれ会話をしていた。

 

「なんですか?」

 

 僕は前向きに考えていると、示して尋ね返す。

 

「フェラフッド領での遺跡探査(ダンジョンアタック)に力を貸してください」

 

 アルトリアのお願いごとは、冒険者としてちょっと憧れていたものだった。遺跡の中で危険の可能性が高く、未探索のもの。それをダンジョンと呼ぶ。魔物の巣窟化したものはネスト。危険は存在しないというものがルインだ。ダンジョンはまさに冒険だ。その奥へと進み、可能な限りの調査と危険の排除を行って、人類の未探索領域を切り開く。

 

 ただ、ほんの少し迷っていた。でも、僕たちの会話をアスモデウス様たちも聞いていて、答えを出してくれた。

 

「アルトリア、水臭イ。私モ、手伝イマショウ」

 

 そうすべきと、戒律に書いてあるはずがない。

 

「魔王と天使長同伴でもいい?」

 

 ダンジョンの完全攻略が保証されたのである。アスモデウス様とメタトロンによって。

 実際、あこがれの理由は切り開く剣になれるというもの。僕だって、誰かの為に何かをしたいと思ったりもするのだ。

 

「こっ心強いのですが……」

 

 強すぎると思って言葉を濁しているであろう、アルトリアに同感を禁じえない。

 

「あーロマン減っちゃうかな? じゃあ、二人でポーターやるよ!」

 

 前代未聞、神話戦力がポーターの遺跡探査(ダンジョンアタック)チーム結成の前触れだった。

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