※この作品はR-18です。

ふたなり淫獄女王の幸せメス奴隷な婿―冴えない男の娘冒険者の僕が貞操観念狂ってる淫獄でふたなり淫魔女王のメス堕ち快楽調教に屈して実質王妃な国婿になるまで―   作:暁深夜

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緊張感のない神話組

 そんな珍道中が遺跡に到達した。入口は巧妙に隠されていて、これは知らなきゃそうそうは見つからないだろう。

 でも、このあたりは冒険者の往来が割と多い。だから、試行回数の暴力によって暴かれたのだろう。

 そんな、入口をラルクが開けてくれて、その中に入るとアスモデウス様たちが待っていた。

 

「うんうんわかるよー! アルトリアちゃん可愛いもんね! 決意が固いところとかすっごいすき! 私はアレンちゃん一筋だけど……」

「ハイ、私ニハヒドク愛ラシク見エテ……。ナノデ、転生ノ誘イヲ受ケテクレテトテモ幸セニ感ジマス」

 

 そう、あろう事か焚き火を囲みながら、恋の話をしながら。もう、何をやっているのかと……。

 少し前を歩くアルトリアの耳がみるみる赤くなるのを目撃した。

 

「ここ! 一応、人類の未達の場所なのですが!!」

 

 だいぶ、天使に対してもアルトリアは慣れてきた気がする。少なくとも照れ隠しに怒鳴りつけるくらいに……。

 

「お熱いねぇ……」

 

 なんて、スパーダが茶化すもので。

 

「黙りなさい!」

 

 肘を綺麗に脇腹にぶち込んでいた。

 

「いってぇ! 何も身体強化まですることはないだろ!?」

 

 確かに、アルトリアの身体能力は一般人女性とそこまで変わらない。スパーダほどの人になると身体強化なしでは痛みすら与えられないのだろう……。

 そんな時である。

 

「うんうん! メタくんが幸せそうで本当に嬉しい! あ、ワインは?」

「貰マシタ。楽シミニシテオリマス……」

 

 二人は話を再開してしまったのである。絶対にからかわれているのだとわかるけど、でもあえて言おう。

 

「続けるの!??」

 

 だって、どこかお約束のように感じるから。

 ワインとはきっと、記念にもらった一樽のぶどうジュースのこと。飲みごろまで睦まじければ、その後はもう仲違いしないだろうという根拠で始まったおまじないだ。

 

「ごめんごめん、冗談だよ! じゃあ、よろしくね! 先輩たち!」

 

 アスモデウス様は遺跡探索(ダンジョンアタック)は初めてらしい。そもそも彼女にとってここが遺跡なのかは疑問だけど。

 

「微力ナガラ……」

 

 それは、メタトロンも一緒だ。

 まずまずもって、二人に探索のノウハウが必要かどうかがわからないのである。

 

「じゃあ、仕事しますか……。さて、建材はレンガなどの粘土質が中心……。石材も使用されて居て……あぁ、気をつけてください。一部に侵食の痕跡が見られます。濡れていると思ったら、遠くから叩いてみて……」

 

 優秀なポーターは遺跡の崩落などが起こらないように、状態を確認する役割がある。

 

「目視範囲内に罠は無いように見える……。警戒して進もう……」

 

 また、罠は作動するスイッチを隠蔽するのが基本だ。知識は通じない、視力頼みだ。

 

「先を行く。10歩ごとに状況確認……でいいか?」

 

 ローランスの役割が一番危険だ。罠を盾で受け止めなくてはならない。

 

「はい、そうしましょう。予定通り、牛歩の攻略で……」

 

 アルトリアは意思決定の司令塔。いざという時、メンバーを見捨てる最悪の役割すらも彼女のものだ。

 

「待って、水音が……」

 

 一歩進んだところで、僕がパーティーを静止すると……。

 ジューという音が聞こえたのである。

 

「ごめん、水魔法使ったの私……」

 

 音の源では、アスモデウス様が焚き火を消化していた。

 締まらないのである。絶望的に締まらないのだ。そもそも、リクエストに応じて普段通り攻略しているけど必要かどうかわからない。

 

「なんだよぉ……」

 

 スパーダは膝から崩れ落ちた。

 

「と、とにかく……。進みましょう……」

 

 グダグダだ、僕の遺跡(ダンジョン)デビューなのに……。

 でもまぁ、大体ポーターとしての僕の機能は十分だと思う。

 

「アレン……。普通にSランクポーターの実力……ある……」

 

 と、ラルクは言ってくれるが、それは俗称だ。ポーターとしての昇格試験もなければ資格もない。そもそもポーターとして能力を試される遺跡(ダンジョン)は高ランクの仕事だ。だから、基本的にはその称号もアテになるものではない。松明持ちが言わない限り……。

 

「ええ、時代背景から、危険性まで、色々示唆してくれます。人類主席の戦闘能力と、Sランクポーターの実力を兼ね備えるなんて……。それは一人でありながら冒険者パーティーみたいです」

 

 なぜ、冒険者がパーティーを組むかというと、状況対応力のためというのが一番大きい。ある程度の距離が確保できた状態かつ、相手を認識できている状態。それだけなら、極論アルトリア一人で地上では無双である。

 

「アレンちゃんって、優秀だなぁ……。だから、淫獄のためにやることなすこと国益になったんだね」

 

 なぜか鼻高々なアスモデウス様。僕も結構ミスだらけだったのに……。

 

「実際、稀有な能力をお持ちです……」

 

 と、あっちからもこっちからも賞賛されて気恥しかった。

 

「耳赤いな……、おい!」

 

 と、スパーダはお調子者だ。でもそれがムードになっていて、居心地がいい。

 

「実際長いこと憧れてましたから……。それと、知ってますか? えっちな冒険者さんは学術本が苦手なんです!」

 

 僕のかつての逃げ場所の一つだ。学術本を読んでると絡まれないというのに気づいてからは意識的に逃げ場としても活用した……。

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