ふたなり淫獄女王の幸せメス奴隷な婿―冴えない男の娘冒険者の僕が貞操観念狂ってる淫獄でふたなり淫魔女王のメス堕ち快楽調教に屈して実質王妃な国婿になるまで― 作:暁深夜
そんな一幕も終わり、僕たちは寝室へと戻る。しかし、その入口前にはメイドが佇んでいてアスモデウス様を待っていたのである。
「アスモデウス様、お疲れ様です。こちら、よければどうぞ。淫獄の繊維産業品の最初の成果です!」
メイドが手渡すそれは、縄であった。淫魔は拘束プレイも大好きである。
物を梱包しまとめ上げるのであれば、その土地で作れる丈夫で安く手に入る物のほうがいい。つまり、普段から使ってる皮革材料がいいのだ。
「これは……えっちだね! みんな流石だよ! 繊維持ってきてまだ二日弱なのに、もう加工が始まってる! 誰が作ったの?」
なんて、アスモデウスが尋ねると、メイドは手を挙げて言った。
「メイド一同です!」
そう、いろいろなことに精通している淫魔たちは、職人としてだって働ける。ただのメイドがこれまでのノウハウを活かして、急に綿を加工するのだってありえることなのだ。
「メイドちゃんたち流石です! えらいえらい!」
メイドとして扱われているのか微妙なところで、アスモデウス様はメイドをなでていた。
「えへへ!」
メイドもそれを、喜んでいる。慕われているのはよくわかる。ただし、女王と国民にはあまり見えないのである。
「じゃあ、これは今日試してみよっかなぁ……」
突如、僕は危機に瀕したのである。なぜならアスモデウス様が拘束プレイ用の縄を試す相手など僕しかいないからだ。
「あ、あの……明日もダンジョンだよ?」
なんとか逃げようとするも、僕は半淫魔。その肉体は、頑丈である。
「大丈夫大丈夫! だって、明日までにはアレンちゃんの体は回復するから!」
なんてアスモデウス様は笑ったのだ。
「えっと……いつもの縄でいいじゃん!」
と逃げようとするが……。
「陛下、こちらを……。この縄で縛ると、このようになります。しかし、淫魔の体はやはりダメージは負いません!」
メイドは袖をまくり、手首をアスモデウス様に見せた。そこにはくっきりと縄の目のような模様が浮かび上がっていたのである。
「なるほど、淫獄の縄と違って痕が残るんだ?」
淫獄の縄は、柔軟性に富み、痕が残らない。でも、これは人類と同じ縄だ。
人間界から縄を輸入すればいいという話ではないだろう。きっと繊維加工のノウハウ獲得のために、これを試作してみたのだ。
「はい! これが残ってると、虐められるの大好きなマゾヒストだってバレちゃうんです♡」
メイド服を着ていたら否が応にもバレてしまう。でも、メイド服以外でのそれが新設されたことが、淫魔の興奮の種なのかもしれない。
「すごい! すごくえっち! ねぇ、18番ちゃん? 縛られてエッチした?」
そんな物を前に淫魔が黙っていられるだろうか。それは否である。
「はい……ごめんなさい……」
つまり、淫獄で初めて麻縄を使うのは僕たちではない。
「使ったの……これ?」
アスモデウス様の詰問は続く。
「はい……そうなんです……」
メイドはただ答えた。
「洗った?」
「はい、もちろん……」
そりゃそうだと僕は思っていたけど、淫魔の変態性を舐めていたのだ。
「ちょっと残念……」
そう、淫魔は興奮するならなんでもOKなのだ。
「あ、そっちでしたか!?」
メイドは怒られているのでひゃないと気づいて表情を明るくする。
「うん! 安全確認ありがとうね! 気持ちよかった?」
王族に使わせるのに、安全確認は必須。そんなところだけはしっかりしているのである。
「はいとっても♡」
つまり、縄は一度メイドの体液でぐしゃぐしゃになっていたのである。
「そっかぁ♡ アレンちゃん、このメイドちゃんをぐしゃぐしゃしちゃった縄だよ? アレンちゃんもこれでそうなろうね♡」
体液に対するフェチズムも持っている。あまりに淫魔は性癖の受け幅が広い。
「待ってよ! 痕残っちゃうんだよね!? 松明持ちの人たちに見られちゃうよ!」
しかしながら、僕に逃げ場はないのだ。
「淫獄の新しい産業の夜明けだよ? 王族なんだから、無理してでも試さないと……」
と言う正当に見える理由もあるのだ。淫獄で繊維産業はずっとなかった。しかし繊維産業はあまりに有益で、衣服の多様性を一気に飛躍させる。
「ダンジョン踏破後でもいいじゃん!」
僕は引き下がれない……。だって、松明持ちにバレてしまう。
「その頃には多分、アリちゃんが革新を起こしてて、今の繊維産業と別物になってるよ!」
という可能性が多いにあるのだ。
淫獄の衣服には一応問題もある。通気性が劣悪で、吸汗性も無に等しい。よって騎士などは一日に何度か汗抜きをしなくてはならない。
蒸れることは不思議とない。きっと、分泌される液が原因である。汗などを、美容成分に変換し蒸れを防いでいるのかもしれない。
「うぅ……逃げられない……」
王族としての義務が逃がしてくれないように思える。
「だから、おとなしく縛られようね?」
という話になってしまうのも致し方ないように思える。全てが正当に見え、僕は否定する理由を失った。
「わかったよぉ……」
と答えたのが運の尽き。その日は、綿の縄による拘束プレイになったのである。