ふたなり淫獄女王の幸せメス奴隷な婿―冴えない男の娘冒険者の僕が貞操観念狂ってる淫獄でふたなり淫魔女王のメス堕ち快楽調教に屈して実質王妃な国婿になるまで― 作:暁深夜
ダンジョンに転移して、アスモデウス様と僕だけ戻って二人で朝食とテーブルを持ってきた。僕の転移魔法も日々進化しているのである。
その時に淫獄の服に着替えさせられてしまったのである。
冒険者の鉄則として、朝食は必ず摂れというものがある。実際、朝食を一口でもいいから食べる規律正しい冒険者は明らかに生存率が高いのだ。
複合的な要因かもしれないけど、冒険者にとって生存率を上げられることはすべてに勝る。
「おぉ! うまそう! それに、これ作ったやつは冒険者をわかってる!」
冒険者の朝食に大事なのは穀物と肉だ。低ランク冒険者は、ボア系の内蔵など、一般に流通しない部位をもらえたりもする。これは、ギルドによる援助の一環である。
しかし、今回出ているのはベーコンだ。パンに目玉焼きとベーコンを乗せ、塩少しに胡椒たっぷりだ。人間界では胡椒なんて、金より高いのに……。だから、スパーダが両手をあげて喜ぶのもよくわかる。
「でしょー!」
なんて、メニューを考えたメイドの主人たるアスモデウス様は喜んだ。
「いただきましょう。淫獄の皆様が作ってくれた朝食ですし、これほどありがたいものなので」
しかし、その食事は冒険者の朝食に最適である。パンは小麦から作られるため、穀物。しかも、淫獄のパンは小麦の純度が高い。
「あ、これ忘れないでくださいね! 食材はちゃんと淫獄製ですから!」
僕は未だ食事前の服薬を欠かすことができない。作用機序とかいう難しい話を聞いたこともある。確か、吸収前に媚薬効果のない段階まで分解して吸収するのだとか。それによって、分解されたものを体内で利用できるようになるまでの時間が早く、副作用もいいものが現れた。そう言って、アリストは胸を張っていた。
「感謝する……」
ローランスが最後に受け取って、みんなで薬で乾杯した。
別にいくら飲んでも体に悪いものでもないらしい。やはり、アリストは天才すぎるのである。
「「「乾杯!」」」
ダンジョン内でこんなに賑やかに出来ることなど、今回だけであろう。食事中はメタトロンが見張ってくれる。
そんな食事をしながら、会話は弾んだ。
「そういえば、ローランスさんは昨晩何をしていましたか?」
淫獄で、どうやら情事に耽らなかったようなのである。
「武具などを見せてもらったのだ。素晴らしいものがいくつもあり、驚いた。特に、金属に見えた鎧だ。あれは実際には、金属ではないそうじゃないか! 表面に金属のメッキを施しただけと! なのに、私の鎧より強い!!」
ローランスは武具マニアなのかもしれない、あるいは今の鎧が重いのかも知れない。ともかく、その語り口はどんどんと熱を帯びていったのだ。
「アレかー! やっぱり騎士といえばプレートメイルなんだけどね、メッキの下は煉獄のドラゴン素材で輸入品だよ! 騎士たちはその下に海綿体から作った服を着るのが、完全装備だよ!」
どう考えても強い。剣を思いっきり当てても、痛みすら感じなさそうに思える。しかしさすが女王様だ、そんなところまで把握している。だからうまくいってる部分もきっとある。
「それは! 手に入れたい! 軽いであろう! 強いであろう!」
その話題はローランスを燃え上がらせた。
「でもね。重さが必要なときもあって、重量装備って言うのもあるんだよ! 重いっていうこと自体が、衝撃を吸収してくれたりもする。だから、金属製の鎧もちゃんとあるよ!」
アスモデウス様の言葉はローランスの鎧の有用性を担保するものだろうか。ただ、その言葉がローランスには嬉しかったかのようだったのだ。
「重さが必要……。確かに、ではこれも捨てたものではありませんな」
そう言って、自分の鎧に手を当てて、ローランスはしみじみと言った。
「うん! ところで、ラルクくんは昨晩何してたの?」
なんてアスモデウス様は話題を変える。ナニであろうと思って放置していたのだ。
「え、あの……。なんでも……」
顔を真っ赤にして目をそらしながら濁した。ナニ確定だと思う。
「んんんん? 可愛がられちゃった?」
そう、淫魔と人間では羞恥心に対する印象が違う。
「あの……」
ラルクは股に手を挟み、俯いて動かなくなってしまった。
「ごめんなさい、淫魔にとって羞恥心はご褒美で……」
そりゃ、人間からしたら辛いと思う。淫魔は恥ずかしいと見ると、煽ってくるのだから。
「原典にそれが書かれているなんてこともありえますね。最近は、原典のさらに元になった存在を身近に感じます……」
なにせ、今アルトリアはメタトロンと結婚の話をしているのだから。
「ほんっと、人生は何があるかわかんねぇ! まぁ、わかりきった人生なんてつまんねぇけど!」
スパーダはそう、こんな人である。明るくて、何でもかんでも楽しそうだ。彼のように生きられたら、辛いことなんて無いようにすら見える。
「本当に奇想天外ですよね!」
僕が言うと、ローランスに思わぬ反撃をくらった。
「我らほど奇想天外は、そうそうないのである!」
そりゃそうだ、だって神話と一緒に冒険しているのだから。