※この作品はR-18です。

ふたなり淫獄女王の幸せメス奴隷な婿―冴えない男の娘冒険者の僕が貞操観念狂ってる淫獄でふたなり淫魔女王のメス堕ち快楽調教に屈して実質王妃な国婿になるまで―   作:暁深夜

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魔王の婚約者攻略戦

「じゃあ! その聖痕の力を確認してみようね! メタくん、魔法教えてあげて! 私が受け止めるから!」

 

 マックスは魔王と天使長に連れて行かれてしまった。

 

「え? でもツノのねーちゃん大丈夫か!?」

 

 しかし、そのツノのねーちゃんの正体を知らないマックスは魔法を向けるのをためらっていた。

 

「大丈夫だよー! そこに居るのが天使長でしょ? それよりつよーい、メタくんのお姉ちゃんだから!」

 

 その正体は魔王である。神話に登場する黙示録で、数千の天使を相手に傷つけず無力化した悪魔の軍勢の長である。

 

「ねーちゃんも天使長!?」

 

 ただ、マックスはおそらくまだ悪魔を理解していないだろう。

 

「ノヨウナモノデス! サァ、魔法ヲ教エマショウ! 剣ヲ使ウニモ有用ナ身体強化ヲ!」

 

 一時的かもしれないけど、スパーダは天使長と魔王に師匠の座を奪われていたのである。

 

「……ところでよ、トーチャー。なんで、あんたは剣は使わねぇの?」

 

 そのとばっちりを受けたのはアルトリアであった。トーチャーとは、松明持ちの象徴。そのパーティーの名前の由来になったものである。

 

「アレン様と違って、私には才がないのです」

 

 いつの間にか様と呼ばれていた。しかし、僕はそれにふさわしいと思えない。それに、とばっちりの連鎖が僕に来た。

 

「様なんてやめてください! アルトリアさんも、黄金天の寵姫候ってことになるんですから!」

 

 よって反論。半分はじゃれあいである。メタトロンとアスモデウス様がマックスに稽古をつけている間の時間つぶしだ。

 

「ま、それより、アレンが本気でトーチャーを倒しにかかったらどうなるか見てみたいところだな!」

 

 スパーダはそう言って笑った。本気、きっと僕が持てるすべての手段でアルトリアを倒そうとしたらという話だろう。

 

「瞬殺されます……」

 

 アルトリアはよっぽど僕を過大評価しているのだ。

 

「道理だ。アレン殿は、前衛としての役割すら十全にこなしていた」

 

 なんて、そこにローランスまで同意する。

 

「小さな魔弾の使い方もうまい……」

 

 全員から褒め殺しだ。僕は針のむしろだ……。

 

「そんなことないですって! 前衛をできるのは、カーテナがあるから! あとは、元々少ない魔力をどうにかこうにか運用するために魔法の勉強をしてたからですよ!」

 

 足りないリソースを運用して、工夫を続けていったことは僕に確かな経験を与えた。ただ倒しきれないと思いつつ、倒しきれていることが多いのはご愛嬌。僕の“今です”は、過小評価込の掛け声と思われているのである。

 

 以前はポーターとして、活動しながら前衛冒険者が攻撃を受けそうな時に威力の弱い魔弾を顔に当てて、隙を作っていたのだ。狙うのは顔、猫だましの要領だ。

 今同じことをすると、顔面を吹き飛ばしてしまう。結果、前衛の攻撃のチャンスを作るにとどまらず排除してしまうのである。

 

「本当に、的確な支援をしてくれますよね……。それはさておき、よく考えれば義理の兄妹になるのでしたね」

 

 アルトリアが天界に行ったあとも恐ろしい。地力で言えば向こうが上だ。天使たちに訓練の相手をしてもらえばメキメキと実力が上がるだろう。彼女はまだ半天使(ネフィリム)ですらない……。

 

「全くである。どれほど助けられているか!」

 

 ローランスはやはり一番連携を実感するのだ。

 いざとなれば、僕はカーテナと淫獄の服に任せてパーティーの盾になれる。ズルの極みだ。

 

「とりあえずよ! 一発ヤってひとっ風呂と行こうぜ!」

 

 一瞬驚いたがスパーダが剣を構えてて安心する。スパーダは少しバトルジャンキーのきらいがあるのだ。

 

「じゃあ結界張ってあげるねー!」

 

 そんな僕たちの会話を聞いていたのだろうか。魔王だけにアスモデウス様は地獄耳だ。

 マックス少年はそんなアスモデウス様に向かってこれでもかと魔法を浴びせていた。しかし、アスモデウス様はそれを意にも介さず受け止めきっている。

 周囲が結界に包まれる。

 

「ありがとう! アっさん!」

 

 スパーダはアスモデウス様にお礼を言うが、その言葉に僕は驚いた。

 

「アっさん!?」

 

 しかし、スパーダはもう止められない。

 

「アレン、行くぜぇー!」

 

 スパーダは踏み出し、全力で僕に斬りかかってくる。

 急いでカーテナを抜き、僕はそれを受け止めた。騎士団長たちと訓練してて良かった。戦える。

 

「アレン殿を討伐するのだ!」

 

 なぜ、僕に松明持ちが総出でかかってくるのか……。いや、万が一攻撃が当たってしまっても、カーテナを持つ僕なら安全だからだろう。

 ローランスは、スパーダの背後から盾を構えて突進してくる。

 

「うわっ!? 危なっ!」

 

 騎士団長たちの速度になれていて良かった。ものすごい連携だ、スパーダの存在がローランスを巧みに隠している。

 振り抜かれた盾の隙間から、矢が飛んでくる。ラルクだ……。

 

「くっ……」

 

 その矢を弾くと、今度は超火力の魔弾が飛んで来た。前衛たちは飛び退き、隊列を再編する。本当にどこまでも厄介な連携が組まれている。勉強になる。ここにどんな支援を足せるのか、連携攻撃を受けるたびに理解が深まっていく。

 

「なるほど! 深部に向かう前に、連携の再調整ですね!」

 

 魔弾を相殺し、僕からも攻め込んでみる。パーティーの連携を見るために、僕の持ちうる手段を一つ一つ切り替えながら……。

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