ふたなり淫獄女王の幸せメス奴隷な婿―冴えない男の娘冒険者の僕が貞操観念狂ってる淫獄でふたなり淫魔女王のメス堕ち快楽調教に屈して実質王妃な国婿になるまで― 作:暁深夜
冒険者向けの宿や物件には条件がある。体を洗うための施設があることだ。
冒険者は全職業中最も体が汚れる仕事とされている。そのため、古くは体を洗うための施設がある宿や物件のマップがギルドで作成された。それが特に隠していなかったもので宿屋の主人たちに流出し、施設のある宿屋が冒険者歓迎を売り出すようになったのである。
つまり、この松明持ちの拠点には風呂があったのである。しかも大きな、貴族向けのものが。
そんなものを、根の優しい冒険者な松明持ちが使うとあれば、一度に使うしかなかった。
「ふぃー負けたァ!」
臆すことなく服を脱ぐスパーダ。
「全員を相手に、あのように立ち回るとは恐ろしいです……」
もはや慣れた様子で、アルトリアも服を脱いでいた。ちなみに、姦通には該当しないらしい。いや、フェラフッドでは告発されると浮気の証拠になってしまうのだが……。しかし松明持ちは世界を旅する冒険者である。拠点は借りているだけだ。
「みんなで入るものかー!」
マックスはスパーダに風呂のマナーを教育されていた。彼こそが風呂という文化の発祥地の出身なのである。ローランスはアクアテリアという場所の出身らしい。そこでは大地の底から湯が吹き出すことがあり、石づくりの神殿のような大浴場があるのだとか……。そこでは混浴も当たり前だとか……。
「ふぅ……」
服を脱ぎ棚に入れるラルクには妙な色気があった。しかし、目線がこっちに固定されているのだ……。
「いつもはもっと自信なさげなのに、今日は勢いが良いではないか!」
と、ローランスをはラルクに言った。
「……なんとなく」
なら何故こっちを見るのか。
ラルクは、腕は細い。だが、胸と背には薄皮一枚下に明らかに筋肉があるのだというのがわかる。典型的な熟練の弓使いの背だ。筋肉ではなく骨で弓を支え、背で弦を引くからこそ腕は細い。それでも手の甲と前腕には筋が浮かび、引き絞るに十分な握力を見て取れる。
「おぉ! 兄ちゃん背中スゲェ!」
なお、僕の方向からは背が見えなかった。
「ん……。弓を引くから……」
だが、振り向いてマックスに微笑みかけるからその背が見えた。
美しい。ラルク、裸を見てもやはり確信できない。本当に男性なのだろうか……。いや、胸もなかったが……。
「おぉー胸も筋肉スゲェ!」
そう、この両側の筋肉こそ弓を引く力を生み出す。何度も僕に容赦なく射掛けるだけの持久力があり、Sランク帯で通用する弓を引ける力がある。なのに、華奢に見える。
「はーい! アレンちゃんもぬぎぬぎねー!」
偽装のための普段着の下に淫獄の服を鎧として着用していた。アスモデウス様にかかれば、それを脱がすなどお茶の子さいさいである。
「あっ、う……」
恥ずかしく全身を手隠そうとするも間に合わずだった。ラルクは僕が脱がされる瞬間に振り向き、そして絶望していた。
「女の子……だった……」
視線の理由がわかった。華奢な自分の体がコンプレックスだったのだ。よっていろいろややこしいのだが、男性の戸籍の僕よりはがっちりしていることを誇っていたのだろう……。
しかし、今や僕の体は女である。しかも、クリトリスや乳首を吸引されて恥ずかしい体になっている最中だ。
「アレンさん、女性だったんですか?」
アルトリアが訊ねてきた。だってそうだ、一応男性として通っている。
「あ、アレンちゃんはねほら全身に聖痕みたいなのがあるでしょ? これが成長しきると、種族が変わるってアルトリアちゃんも知ってるよね? 変わった状態なの! ついでに性別も変わっちゃってね、ちょっと前までちゃんと男の子だったよ!」
聖痕ではない、淫紋である。でも、マックスがまだ悪魔の存在を正しく認識していない手前、それを言うには及ばなかった。しかし、アルトリアを含む松明持ちは知っている。アスモデウス様が淫魔の女王であるということを……。
「な……なるほど」
とって、ドン引きされてしまった……。
「それでね、私は両性具有ね!」
アスモデウス様はそう言いながら自分も服を脱いだ。彼女に体を見せるくらいで感じるような羞恥心はない。
「なるほど、天使などは多く両性具有の方がいらっしゃると聞きます……」
淫魔はほぼすべてそうだ。ただし、後天的に淫紋をすべて成長させながら男性器を捨て去る淫魔もいるにはいるらしい。多くがドMらしい。
「うーん、両性具有ってほらメタくんから歯車落ちるでしょ? 性器のあたりの歯車が落ちるときに選ぶんだよ! でもやっぱ違うってなることも極稀にあるね!」
それが、男性器を捨て去った淫魔の話である。
「おい、ローランス! また筋肉に磨きがかかってるじゃねぇか!」
ローランスの筋肉は凄まじい。その大きさ、力強さ。あの重い鎧を着て動けるのも納得だ。
「皆を守る筋肉である! スパーダも見事!」
そう言いながらポージングするローランス。これでもかと盛り上がる筋肉は無骨な美しさがあった。
「応よ!」
スパーダの方は腕にこそ美しい筋肉が宿っている。重い大剣を、まるで小枝でも降るからのように扱ってしまうのだ。
裸の付き合いに巻き込まれているのである。特にこの二人は、お互いに筋肉を褒め合って楽しそうだ。
「すげー!」
そんな筋肉も少年の前では憧れの対象であった。