※この作品はR-18です。

ふたなり淫獄女王の幸せメス奴隷な婿―冴えない男の娘冒険者の僕が貞操観念狂ってる淫獄でふたなり淫魔女王のメス堕ち快楽調教に屈して実質王妃な国婿になるまで―   作:暁深夜

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ペネムの才能

 そして……。

 とりあえずの手続きが終わると、話は別の方向に流れる。

 

「で、ペネム。君はね、売り家以外にも才能があるんだ。陛下、よかったら見ていってもらえませんか? 彼女の才能を捨てるのは勿体無い。それに、ソロモンも興奮してくれると思うので……」

 

 リリンは言った、才能とは淫獄では意欲を意味する。その仕事をいくら続けても、楽しいとしか感じないのであればそれは才能だ。どうせ永劫の一生だ、時間は無限にありいつまででも訓練を続けられる。生まれ持ったような力は誤差でしかない。

 

 ただし、意欲にも生まれ持ったものが関係するのは人間と同じだ。そのことに対する生まれ持った才能が周囲の賞賛を呼び意欲を開花させることもある。批判は意欲をずたずたに引き裂く。それが批判されない環境に生まれることはそれこそ生まれ持った才能だ。中には、あらゆることを批判され、自分の世界の中にのみ才能を産み落とす人もいる。おっかなびっくりそれを外に出す人と、一生内に抱えたまま死ぬ人がいる。人間ならばそうだ。

 

 だが、地獄に産まれる事はそれ自体が嫉妬したくなるほどの才能だ。永遠の時間と、お互いの欲望を両立させる民族性の中に産まれるのである。

 

「見たい見たい!」

 

 アスモデウス様は飛び跳ねるほどにはしゃいだ。

 

「だ……大丈夫かな……」

 

 ペネムはおっかなびっくりだった。しかし、そこにはペネムが鬼畜とソロモンに呼ばれる所以があったのである。

 

――――――――

 

 淫魔の家は基本的に広い。バイコーンも淫魔自身も、人間界では想像を絶する速度で飛び回ることができる。それに、淫獄国土に対して淫魔の総数は少ない。人口を密集させる必要もなく、土地も余っているなら土地代が安くなる。それが、全国民が広い家に住める理由なんだと思う。

 その家には、展示用のスペースが存在した。

 

「おかわり……無いようで……♡」

 

 そこには、動物を模したぬいぐるみようなものが展示されていたのだ。それらは膨らまされ、それによって形を保っているように見える。

 

「可愛いねぇ! でもベンジャミン君ちょっと興奮してる? ってことはそれだけじゃないでしょ?」

 

 アスモデウス様が言うとおり、可愛らしく見える。ディフォルメされた顔も、ずんぐりむっくりとした胴体も。

 ただ、表面は淫獄の皮革が持つツルツルとした質感をもっている。

 

「ねぇ……入ってみる♡?」

 

 なんて、リリンがベンジャミンに訊ねるもので僕は驚いてしまった。

 

「いいのかなぁ……」

 

 ところどころ、ペネムはまだ天使の頃の名残があるのだろう。きっと、えっちなものだ。

 

「あっ、ペネムちゃん、これが見つかって堕天させられたんでしょう!?」

 

 アスモデウス様が投げた疑問で、僕はペネムのすべてがストンと腑に落ちた。そりゃ、誰にも言えないはずだ。だって、神と悪魔のラグナロクを目撃しているはずの彼女。自分が悪魔に堕とされるなんて、トラウマになったはずだ。

 

「はい……君には淫魔が似合うって……」

 

 その時の感情がまだ残ってるのかもしれない。

 

「五千年前だと、神様まだ口下手だからねぇ……。それはね、ペネちゃんが淫魔としての方が才能を開花させやすいって思ったんだと思うよ! 悪魔、悪いものじゃないでしょ? だからほら、見せて♡ あなたの、作品」

 

 アスモデウス様に言われ、ペネムはおっかなびっくり展示の棚に手を伸ばす。

 ギチギチという、淫獄の皮革が肌に引っかかって滑る音がする。

 

「ソロモンちゃん……」

 

 そして、おっかなびっくりベンジャミンを招き寄せた。

 シューと音がしてぬいぐるみがしぼんでいく。

 

「はい♡」

 

 ベンジャミンは、それが楽しみでならないようだ。頬を紅潮させ歩いてよっていく。服を、脱ぎながら……。

 

「これは、抱き枕です。入った人は言葉も喋れなくなって、抱きしめられるだけ。抱きしめる人が、動くとその振動が中に伝わって、これを動かします」

 

 ペネムはおっかなびっくり解説した。

 しぼんだぬいぐるみの中から、ディルドを見せてくれた。それは、取り外しや調節が可能になっていた。

 

「ちょっと……欲しいかも♡」

 

 自分の作ったものに、その言葉が向けられるのは賞賛にほかならない。ただ、僕はびっくりしてアスモデウス様を見るしかなかった。

 

「よければ……お好きなものを言ってください」

 

 少しづつペネムが前向きになっていく気がした。表情から硬さが抜けていくような。

 

「ペネム、それだけじゃないでしょうに……。これは、全身にピッタリと沿うのは淫獄のほかの衣服と同じです。でも、これを見てください。お尻も、胸もものすごくぴったりになってしまうんです。外から見たらえっちなことをされているのがわからない。でも自分で脱げない。外見は可愛いマスコットで、中はえっちな奴隷。ペネムは、天才なんです♡」

 

 淫獄にはえっちなことの天才がたくさんいる。ペネムはその一人だけど、新しい分野を開拓する天才だ。

 リリンはそれを、ベンジャミンの服を受け取りながら言った。そしてちょっと、ベンジャミンの服を羨ましそうに見ていたのである。

 それは、人間界の典型的な衣服。平民の女性がよく着るようなドレスだった。きっとベンジャミンのサイズの服がなかったのである。なにせ、彼は小さいから……。

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