ふたなり淫獄女王の幸せメス奴隷な婿―冴えない男の娘冒険者の僕が貞操観念狂ってる淫獄でふたなり淫魔女王のメス堕ち快楽調教に屈して実質王妃な国婿になるまで― 作:暁深夜
アスモデウスが指を鳴らすと、今度は黒い首輪が現れた。
「あわわ、奴隷階級を示す状態になってる……」
なんだかんだ気を使ってくれる彼女だ、僕を奴隷にしたいのだろうとは思わなかった。
「えっと、これは……?」
アスモデウスがそれを手に取っていじると、形が代わって今度はブレスレットになったのだ。
「自分がどの階級として扱われたいかっていう意思表示のためのアクセサリーです……。最初の奴隷を表す形にすると、淫獄の性奴隷として扱われます……」
ただ、絶対に思わないではないか。身分階級が、この淫獄では楽しむための要素として存在しているだなんて……。
「えっと、結構簡単に形を変えてるように見えますけど……?」
だから、そのアクセサリーの形を変える操作が簡単そうに見えて、全くわけがわからなかった。
「簡単ですよー! ほら、淫魔しか住んでないのでみんなエッチなんです! 最初のは性奴隷として楽しみたいドMちゃん向けの状態です……。はい、一番制約の少ない平民階級にしました! あ、でも普通にナンパされるので気をつけてくださいね!」
黒い革のベルトブレスレット、それが平民階級を示す形状みたいだった。それを、アスモデウスは僕の腕に巻いてくれた。
「つけないとどうなりますか?」
また、つけないという選択肢も存在している。そして、それはとても危険だった。
「相手がどの階級の人として扱いたいかに依存する状態になります! 大体、奴隷階級として扱われちゃいますね! 相手にとって一番都合がいいですから!」
まさに、異文化此処に極まれりだった。階級の移動が自由で、そもそも階級が性癖のために存在している。まるで、わけがわからなかったのだ。どんな仕組みで、この国が動いているのかわからない。
ただ、腕輪はお揃いになった。深い意味はない。同じ階級を示しているだけだ。
「さぁ、城に行きましょう! あなたの部屋は、このままにしておきますよ!」
つまり、僕がもともと持っていた取るに足らないものは、ここにおいておけるみたいだ。
「あの、財布と剣だけいいですか?」
護身には役に立たないと思う。でも剣は僕の持ち物の中で一番高価だった。
「もちろん!」
しかし、それをアスモデウスは受け入れてくれたのだ。
扉を開けて、外へ出ると、窓越しに見るよりもさらに美しかった。ただし、それは人間の世界で見るそれとは少し違ったのだ。
「新顔だね!」
「可愛い! 遊びたい……」
声が聞こえるのだ。
「い、今誰か!?」
誰の声かはわからない。だからこそ、恐ろしく感じて身を震わせた。
「あ、この子達と遊んで行きますか? あ、ちょっとこっち来てね!」
一瞬僕に言ったかと思った。だけど、庭園の植物たちが動いて、花がアスモデウスの手の平の上に咲いたのだ。
「遊んでくれる?」
そして、その花が言うのだ。もう、何が何だかわからない……。
あまりに何もかもがこれまでの常識と違いすぎた。
「どうしますか? 遊ぶって、えっちなことですよ?」
もう、世界全体がピンク色だった。どこへ行っても性的なことが関わるし、拒否してもいいみたいだった。ただただ、自由だったんだ。
「えっと……ちょっと……」
ただ、話が進まない。今はアスモデウスの城に向かいたかったのだ。
「じゃあちょっとだけー!」
植物たちがうねうねと寄ってくる。誤解されてしまったのだ。
「あ、多分違うよ! 遠慮したいってことだと思うよ!」
ただ、アスモデウスが言ってくれたおかげで、今回は回避できた。
「あ、そういうことかー!」
植物たちは元の位置に戻っていく。もう混乱しすぎて、何もわからなくなってきていた。
「優しい人間さんですね! でも、もうちょっとはっきり否定してあげてください! 勘違いして、そのままえっちしちゃって、嫌われちゃうのが、淫魔には一番辛いですからね!」
思ってた淫魔と全く違った。アスモデウスと一緒だから、淫魔の国を歩けると思っていた。ものすごく気を使ってくれるから……。
でも、淫魔たちは意外とこっちの意思も尊重してくれるみたいなのだ。
「淫魔にとって人間って何なんですか?」
ふと、尋ねてみることにした。
「うーん、そうですね……。上手く関係を結ぶと10年くらい価値の高い資源を供給してくれる生命体です! でも、好きになっちゃうことも多いので、そこは曖昧な感じですよー!」
一部は、語られている淫魔の印象と一致する。人間を、食料と考えている種族であると。確かにそういう部分もあるのかもしれない。でも、10年も食べ続けられる食料は一体なんなのだろうか……。
「ちなみに、受け入れたらどうなるんですか?」
何もわからないのだ。もう、尋ねるしかない。
「あぁ、なります」
アスモデウスが指差した先には、植物に拘束されて性器を蹂躙されている女性がいた……。
その女性は、ピンクの首輪をつけており、その人はその日奴隷の階級に自ら身を置いていたのだ。
「あ、うわぁ……」
ただ、僕の女性経験の無さもその時露呈してしまったのだ。
「あれ? 思ってたより反応が薄いですね?」
驚きすぎて、もうわけがわからなくなっていたという部分もある。
「いろいろ話を聞きましたから……」
という部分もあった。
「おちんちんついてるのに?」
「?」
あまり、意味がわからなかったのだ。
そんな僕の反応を、アスモデウスは何故か嬉しそうな顔で見ていた。
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作者X:@Akatukimiyo