ふたなり淫獄女王の幸せメス奴隷な婿―冴えない男の娘冒険者の僕が貞操観念狂ってる淫獄でふたなり淫魔女王のメス堕ち快楽調教に屈して実質王妃な国婿になるまで― 作:暁深夜
牧場に性的な看板が掲げられる光景を想像できるだろうか……。
そこにはでかでかとこう書かれているのだ。“家畜生活体験コース”これだけだったらまだ性的でない可能性もあった。ただ、コースに“出産体験コース”があるからもう性的なものだと確定した。
あと、バイ婚コースなんていうものもあった。
「アレン君、出産体験したい? すぐは無理だけど、できるようにしてあげるよ?」
後ろからアスモデウス様が言ってくるせいで、肩が跳ね上がってしまう。
アリストと出会う前の僕なら無理だと思っただろう。でも、ここにいるのは後の僕。彼女なら人間の性別を変えるくらいやってのけそうな気がしてしまう。
「無いよ! 全然興味ないから!」
しかし、牧場の家畜体験コースを見知った淫魔たちがくぐっていくのだ。
「師匠♡ これから師匠なのに、私に飼育されちゃうんですよ♡ 毎日おっぱい絞られちゃうんですよぉ♡」
そう、さっきの売り家師弟だ。
「う、うん♡ 弟子の頼みだもん♡」
仕方なくみたいな言葉を並べているのに、声色がそうは思えなかった。
淫獄って凄すぎる……。えっちじゃない人を見たことがない。
「あ、アレン君は乳牛コースがいいんだね! それならすぐできるよ!」
アスモデウス様、絶対楽しんでる……。
でも、男の僕の胸からミルクが出るようにする方法が存在する。その事実に一番震えた。
「な、ないって! それより乗馬でしょ!?」
今日は僕が生まれて初めて馬に乗る日だ。冒険者にとって憧れの馬。冴えない冒険者と、熟練を隔てる馬の壁。乗れるだけでもワクワクする。
―――――――――
淫獄の馬は角が二本生えていた……。
「ば、バイコーンじゃん!」
初体験で、僕は神話の馬に乗ってしまうらしい。
「うん、これが淫獄の馬だよー!」
よくよく考えれば、ここは淫獄。そもそも神話に登場するような生物しかいないのだ。
僕とアスモデウス様、それから飼育員の淫魔もついてきてくれている。
「じゃあ、説明しますね! オスのバイコーンは、処女を嫌います。メスのバイコーンは童貞を嫌います。どちらかの貞操を保っている限り、どちらかにしか乗れません。補足情報としまして、バイコーンたちはあなたをいつでも性的なパートナーとして歓迎してくれます!」
絶対アレだ。バイ婚コースは、バイコーンと結婚するコースだ……。
淫魔の性欲がとんでもなく恐ろしい。
「それじゃあ……アレン君はオスの馬とだねー!」
そういえばそうだ……。女の人にはおちんちんが無い……。
おちんちんを入れられるえっちしか経験したことがない僕は、男性冒険者たちが言っていた不名誉の象徴をまだ捨てられていない。僕は童貞で、非処女なのだ……。
「言わないでぇ……」
もう、泣きたくなってしまった。だいたい僕に性知識吹き込んできた冒険者が悪い。僕はてっきり、えっちのやり方と性別が関係ないものだと思ってしまっていた。
好き勝手に歪んだ性知識ばかり吸収させられてしまっていたのだ……。
だいたい、おちんちん封印されちゃってるから僕はアスモデウス様の気分一つで一生童貞になってしまう。
「まぁまぁ殿下、仲良くなれた馬が居れば、陛下が買ってくださいますって!」
沈んでいた気分は飼育員のその一言で一気に晴れた。馬が手に入る……。
「あれ? 最初からそのつもりだけど? それにね、オスのバイコーンは強いよぉ! 騎士なんてそれが欲しくて、処女捨てる子もいるくらいだよー!」
さすが淫獄、処女が安い……。
でも確かに、強いオスのバイコーンが僕の相棒になってくれたら心強い。人間界で安全に旅をできるかもしれないし。ただ、高そうに思うけど、でも相手は女王様だ、馬の一頭なんて出費のうちに入らないと思う。
「いいの!?」
アスモデウスは当然というような顔で答えた。
「うん! 今日はそのつもりできたんだよー! 私の馬は代々ここの子だよ!」
色々と考えてしまう、バイコーンには寿命があるのだ……。
「あ、バイ婚コースはパートナーの一生分です。出産もしていただきますよ! 殿下、すぐ気づいてえっちですね♡」
淫魔……こんなことにも敏いのか……。
ただ、そのえっちという言葉だけど、何度も聞いててさすがにわかる。侮辱で使われることがない。今回は賢いに相当するような言い方だった……。
「それは、ダメだからね?」
と、アスモデウス様に言われてちょっと嬉しくなるあたり、僕も大概染まってる。
「もちろん!」
だって、アスモデウス様で手一杯だから。僕の性欲は、淫魔ほど底なしではない。
「陛下、当牧場はいつでもお二人に場をお貸しします!」
僕、アスモデウス様に家畜プレイもさせられる日が来るのだろうか……。
「ふふふっ、すごい嬉しい! でも、城の中でやっちゃうかも……。そのときは道具を借りようかな?」
確定してしまった。アスモデウス様はやる気でいる。でもそれなら家畜ライフを満喫する気になれる。だって、犬にされてたメイドが幸せそうだった……。
「全力で支援しますよ! ところで、そこの彼が殿下を見つめています。きっと、友人になれるかもしれません!」
バイコーンに囲まれて雑談をしていたけど、その間に僕はバイコーンに見定められていたようだ。