ふたなり淫獄女王の幸せメス奴隷な婿―冴えない男の娘冒険者の僕が貞操観念狂ってる淫獄でふたなり淫魔女王のメス堕ち快楽調教に屈して実質王妃な国婿になるまで― 作:暁深夜
レジーナとは、後で話の続きを食堂で聞くことになって。その直後、僕はアリストが作った猫なりきりセットをアスモデウス様によって装着されてしまう。
その状態で着られる服とは、今はメイド服だけだった……。しかもそれを下着なしで着用してようやくだ……。
食堂でレジーナの話を聞くことになるのに……。
「その、えっと……なぜ、姫殿下がメイド服を?」
話がここからになっちゃうって、アスモデウス様がわかってないわけがない。
「それはねぇ、今のアレンちゃんが着れる服がメイド服しかなかったからだよ!」
すごく恥ずかしい。彼女の前で出来うる限り王族然とした態度をとったのに。彼女を安心させるために必要だったから、格好をつけたのに……。
「ではなぜ……猫のように?」
メイド服のスカートからはみ出すしっぽ。そして、感情に合わせてピコピコと動く耳。
「それはねぇ、私の趣味だからだよ! 可愛いでしょ!?」
そのせいでメイド服以外が着れないのだと、レジーナにはわかってもらえる。
「確かに愛らしいのですが、先ほど手酷くしないとおっしゃっていたのに……」
ただ、レジーナと淫獄では常識が違う。僕はかなり淫獄の常識に染まるように努力した。そのせいでかなり性格が淫魔に近づいている。……と、思う。
少なくとも、淫魔のような優しさを僕は持ちたい。
「アレンちゃんはね、割と喜んでるよー!」
恥ずかしいを理由に、両手で隠れるふりをして甘えることができる。所有されいることを理由に、アスモデウス様の言葉に流されることができる。
「そ、そうなのですか?」
恥ずかしいという感情は、それだけだとなんの方向性も無い。垂直に立てられた棒の上についた重りに似てる気がする。
淫魔が相手だと、それが嬉しいという方向に向けて倒されてしまう。
「だよー!」
そう言いながら、アスモデウス様は僕の喉を優しく掻く。それが気持ちよく、そして素直にそれを表現するのは恥ずかしい。
「ゴロゴロ」
なのに僕の体はアリストの猫なりきりセットによって、完全に猫化していて、無意識に喉を鳴らしてしまう。
「うー! もう!」
ただ、ちょっと今日は不安定になってしまう。レジーナという、人間側の常識のせいで。
「あはは、よしよし!」
だけど、抱きつくと抱きしめ返してくれてアスモデウス様が撫でてくれる。
「なるほど、姫殿下が気ままに甘えることができるようにというご配慮ですか……」
でも、何故かいいように転んでいく気がした。よく考えれば、レジーナも騎士。幼少から厳しい訓練に身を投じた人だ。
「そうそう! レジーナちゃんもしてみたい?」
全部アスモデウス様の手のひらの上にあるような気がした。
「お戯れを……私は愛らしさと無縁です」
断り文句は婉曲としているようでいて、何か残念そうな雰囲気を感じる。
あぁ、今わかった。恥ずかしさは、自分で自分にかけた枷が外れるという感覚だ。
「なんで? 可愛いのに?」
だって、そんなことをいうアスモデウス様に……。
「そ、そんな!? 私は騎士ですよ?」
レジーナは少し恥ずかしそうに答えたのだから。
「え? 騎士の子もみんな可愛いけど?」
常識の違いがどんどんすれ違いを起こしていく。人間が作った常識は、騎士の持つ無骨さと可愛らしさを対立させていた。
「……はぁ。地獄とはなんなのですか?」
レジーナの緊張もかなり解けたように思う。
「強いて言うなら、本能から出発して楽園を目指す世界かなぁ……」
それはとても真面目な話だった。
人間界では天国ばかりが楽園と言われていたけど、欲するものが全て手に入るだなんてそれは欲望の世界。欲望まみれどこに、聖職者の言う美徳があるのだろうか……。
「では、天国とはなんなのでしょうか?」
レジーナはまるでわからなくなっているように思う。
でも、僕も興味のある話だった。
「秩序から出発して楽園を目指す世界だよ。そして、その見分けが付かなくなったとき天国と地獄は役目を終えて、全てが楽園という一つの世界になる。それが私たちの宗教だね!」
驚いた、神話の世界にも宗教があったんだ。
すごく興味深く、そしてついつい憧れてしまうような話だった。
「って、撫でながら真面目な話しないで!!!」
そう、アスモデウス様が僕を撫でながら話していなければ。
僕はずっと、アスモデウス様の胸に抱かれて頭を撫でられながら聞いていたのだ。せっかくのイイ話が台無しだ。
「あはは、なんかアレンちゃんなでてると、安心するから! アレンちゃんが悪いんだよー。撫で心地よすぎるんだよー」
責任転嫁も甚だしい。でも、撫でられて安心して聞き入っていた僕も同罪かも知れない。
「むー!」
でもむくれた。
「ごめんねぇ……ほら、ポンポンしてあげるから許してね?」
じゃれているような感覚。すごく、心地いい。
「え?」
ただ、その言葉の意味はわからなかった。
「ほら! ポーンポン!」
しかし、アスモデウス様が僕の尻尾の付け根を優しく叩くとすぐに意味がわかった。
「ふにゃあああぁぁ♡」
猫なりきりセットのせいで再現されている猫の性感帯だ。気持ちよくなることも、僕のこの調教済みの体ではこらえられない。
「ふふっ、仲睦まじいのですね!」
ほんとうにアスモデウス様の手のひらの上だった。僕の性感帯も……。