ふたなり淫獄女王の幸せメス奴隷な婿―冴えない男の娘冒険者の僕が貞操観念狂ってる淫獄でふたなり淫魔女王のメス堕ち快楽調教に屈して実質王妃な国婿になるまで― 作:暁深夜
テーブルやソファの素材は、多分
僕は、アスモデウスの隣に座った。僕の体格が小さいから計算が狂っているように見えるけど、僕が普通の体格だと考えると、ティーカップを置く隣に渦巻きの木目がある。それどころか、アスモデウスの場所にも、対面側の座るであろう場所にも。
こんな狙いすましたかのように木目があって、しかも一枚の板でできたテーブルだ。絶対に高価だ……。
ソファはというと、アスモデウスに下ろされた瞬間からもう降りたくないほど心地いい。それに、染料はそもそも高価だけど、誰も着ているのを見たことすらない色だったのだ。
「あの……この緑色って……」
僕が尋ねると、アスモデウスが答えてくれた。
「エメラルドを砕いて染めてるんですよ! それにほら、ところどころキラキラしてるでしょ? これ、カッティングしたエメラルドを混ぜてるんです……」
「ひええ!?」
想像できないような値段のものがお尻の下にある……。
「ふふふっ、満足してくれます?」
ものすごく、僕はもてなされているのだ。アスモデウスに、とても歓迎されているのだ。
「あの……、僕にはもったいないです……」
本当に、そう思ってしまうくらいに。
「私は、あなたに値段をつけられないですよ? あなたに値段をつけて、買おうと思ったら国庫が空になっちゃいます!」
例えば奴隷商に自分を売ったら、僕はいくらの値が付くだろうか。間違いなく、僕と同じ重さの金は手に入らない。もっと安くなると思う……。
「その……なんでそんな褒めてもらえるんでしょう?」
それが、僕にはわからなかった。この容姿、この身体機能では、人間界では見下げ果てられる。僕は1キンタルですら持ち上げられない……。
「人間界は随分貧しいのですね? 淫獄との国交をさっさと受け入れればいいのに……」
そこで、アスモデウスは不満を吐露した。その顔は、拗ねているかのような
「え?」
しかし、人間界の貧しさというのが理解できなかった。
「例えば、あなたはこの城にあるものが高価だと一目で見抜きました。あなたの、思考能力が高い
天国は、地獄にあったのだ……。
でも、それ以上に気になるところがあった。
「天界!?」
何故、悪魔が天界を知っているのかだ。人間界での印象では、悪魔は天使を嫌っている。
「若い悪魔は確かに天界が嫌いですね。でも100歳を境目にその対立を克服しないといけない時が来ます。私の年だと、喧嘩の果てに親友になった天使が居る子ばかりです!」
だから天国のようなのだと理解した。思っていたのと全く違った、単純な対立関係じゃなかったんだ。
淫獄に来てから驚くことばかり。もう、常識なんて捨てないといけないかもしれない。
「それより、そろそろあなたのことも教えてください! お名前は?」
高位の悪魔は、人の名前を暴くなんて造作もないと聞く。その気になれば洗脳して言わせることもできたと思う。それを、わざわざ僕が言うまで待ってくれた。
「アレンです。名乗り遅れてごめんなさい……」
知れば知るほどもっと知りたくなる。この世界のこと、そして彼女自身のこと。
「アレン、いいんですよ! 私は悪魔です。警戒されても仕方ないと思いますから!」
アスモデウスは悪魔として、淫獄を治める女王だ。悪魔の中の悪魔といっても差し支えない。
そんな時、来賓室の扉が優しく叩かれた。
「どうぞー!」
アスモデウスが言うと、メイド達がお茶と果物の料理をもって入ってきた。
「こちら、淫獄で一般的なエピメデのお茶と、ムーサセオのハチミツ飴です! 食べられそうですか?」
そのメイドは、料理の説明をしてから尋ねてくれた。食べられないと言ったら別の料理が出てきそうな気がしたけど、もったいない。だって、すごく美味しそうだ。
「はい! 試してみます!」
人間界では確かに見たことがない。それに聞いたことのない名前がほとんどだ。でも、綺麗でてらてらと表面が輝いている。
「食べさせていいですか?」
アスモデウスが、言ってくる。
「あの……それは……恥ずかしくって……」
と、断ると、メイド達が僕に近寄ってきた。
「陛下に食べさせて頂くなんて、とてもえっちですね!」
「安心してください! ちゃんと、見てますよ!」
言葉は通じるけど、文化圏が全く違うのを忘れていた。恥ずかしいが、この国だと断るための言葉にならないのだ……。
メイドたちは口々に羞恥を煽るように言葉をかけてくる。この世界は羞恥心に対して、肯定的なのだ。
これはこれで、歓待なのだ。
「どどど、どうしよう……!?」
後に引けなくなってしまった。アスモデウスに言われたばかりだったのに……。
「あ、えっと……」
アスモデウスがムーサセオのハチミツ飴と言われた料理にナイフを入れた。表面がパリパリと割れ、中からえも言われるいい香りが漂った。それは甘そうで、そして若干酸味を孕んでいそう。
人間界で食べたことのないほど美味しいだろうと、もう確信できる。
「あーん」
でも、食べさせてもらうことになってしまった。願わくば普通に食べたかった……。
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エピメデのお茶と、ムーサセオのハチミツ飴。これらは学名からとっています。
エピメデはハリガネソウ。
ムーサとセオはどっちがどっちか分かんなくなっちゃいましたけど、バナナとカカオです。それを混ぜてペーストにしたものをはちみつを煮詰めて飴にして包んだ感じです。
……はい、全部媚薬です。
作者X:@Akatukimiyo