※この作品はR-18です。

ふたなり淫獄女王の幸せメス奴隷な婿―冴えない男の娘冒険者の僕が貞操観念狂ってる淫獄でふたなり淫魔女王のメス堕ち快楽調教に屈して実質王妃な国婿になるまで―   作:暁深夜

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淫獄空軍将

 淫獄の訓練場……広かった。

 

「うぉおおおおおおおおおおおお!」

 

 そして、あまりに激しかった。

 鬼気迫る勢いで、騎士たちは空中を、低空を、地上を飛び回り光刃を閃かせている。一つの騎士同士の戦いを見ても、斬撃の膜と見まごうばかりの激しい攻防だ。

 僕の目には、それがぶつかり合っているところに炎が起こっているとすら見える。

 人類よ……これを決して敵に回してはいけない……。

 

「レジーナ殿! ここで後ほど、是非お手合せを!」

 

 どんなに無知でもわかる……。

 

「む、無理です! アルプ殿! お恥ずかしながら、あなたを退屈させる結果にしかなりません!」

 

 対抗できる人間なんて、いるとしても超極少数だ……。むしろ多分いないと思う。

 

「大丈夫! 最初は皆、出来ぬのです! 出来ぬ出来ぬと言いながら、成長していくのです! 出来たではないかと、言ってやる喜びときたら……」

 

 淫魔は本当に相手を喜ばせることが好きなんだなぁ……。

 だって、出来なかったことができるようになったときは嬉しいことだから。

 

「あ、あれが……できるように……?」

 

 想像を絶すると思う、だって僕には想像できない。でも、そもそも今のレジーナは淫魔である。

 

「さて、殿下。このあたりから飛行訓練場です。今、ある程度熟練の者が来ますので!」

 

 そう、その話をしながらもずっと歩いていた。そして、今いる場所では淫魔たちが空を舞っている。

 そこでアルプが手を上げていると、一人の淫魔が降りてきて、翼が消えた。

 

「やぁアルプ、訓練生でも紹介してくれるのかな?」

 

 少し男性的な立ち振る舞いの淫魔だった。

 

「そのとおりだ、こちらは国婿候アレン殿下。今日が初めての飛行だ。是非頼む」

 

 二人は親しげで、それは専有のようだった。

 

「これは腕が鳴るね。責任重大だ……」

 

 彼女はアルプと二つ三つと言葉を交わすと、僕の前に跪く。

 

「そのとおり、あなたで助かった」

 

 そんなアルプの声を受けながら。

 

「殿下、ボクの名はスケルデ。僭越ながら、少しばかり飛び方をお教え致します……」

 

 独特な慇懃さだった。ただ、少しキザな感じがする。彼女は僕の手の甲に口付けをしたのだから。

 こういうのは女性がされるものだとか、でも周りは両性具有の女性ばっかりだとか、考えていたら反応がおざなりになってしまった。

 

「あ、はい……」

 

 ただ、淫獄の国民性は善意まみれ。きっとサービスのつもりだと思う。

 

「では殿下、私はレジーナ殿と剣を交えております!」

 

 そう言って、アルプがレジーナを連れて行った。レジーナは淫魔になってからも騎士かもしれない……。

 

「はい!」

 

 と、僕は二人の背中に声を送った。

 

「さて殿下、ボクに背中を見せてくれますか? 淫紋の使い方をお教えします」

 

 生返事をしてしまったせいだろうか、スケルデは少しだけ態度を改めていた。

 

「はい!」

 

 ちょっと流されっぱなしだ。新しいことが多すぎて、仕方ない……と思いたい。

 僕は後ろを向き、スケルデに淫紋を見せた。

 

「これは……なんと上質な……。少し、触ります。魔力を流しますので、感覚をつかんでください」

 

 淫紋を自分で起動するのは初めてだ。だから僕は注意深く、自分の感覚を観察した。

 何かが集まってくるのを感じる。暖かい、湧き上がるような感覚だ……。

 

「わかったようですね、では次は試してみましょう!」

 

 なんとなく、感覚は掴んだ。でも、ちょっと難しくて、両手を体の前で握り締めないと自分で出来なかった。

 

「で、できてますか!?」

 

 結構無理やり魔力を操っている感じがする。

 ムダが多いきがする。

 

「お上手ですよ! 美しい翼です! さぁ、体の力を抜く練習をしましょう!」

 

 やっぱりそうだった。だって、こんな状態では飛ぶなんて夢のまた夢だと思う。

 でも、方向性はわかる。どの感覚を捨てていいのかの試行錯誤……。だから、一つ一つやっていく。

 

「どうですか!? 維持できてますか!?」

 

 一つ消してみた。もう、総当りだ。

 

「殿下、素晴らしい! 維持はできてませんが、どうすればいいかお分かりなんですね」

 

 だって魔法ってそういうもの。でもスケルデもたくさん褒めてくれる。だからいくらでも頑張れる気がする。

 

「あ、ではこれだと!?」

 

 捨てる感覚を変えてみた。

 

「はい! 今度は維持できています。殿下は努力家ですね」

 

 こうやって褒めてくれるのは、淫獄の国民性だ。

 

「ありがとうございます!」

 

 絞っていく、色々と体の中で感じる感覚を取捨選択していく。

 

「殿下、動かし方を学ぶのに、翼を触ってもらうのが有効です。是非陛下に撫でていただくことを提案します」

 

 じゃあ、今夜はいっぱいなでてもらおう。そうやって動かし方を学んでいけば、きっといつか飛べるようになると思う。

 

「はい!」

 

 翼は一旦しまった。多分そういうことだ。維持するのが今のままだとだいぶ辛い。

 

「さて、それとついでに魔法もいくつか教えましょう。そのような淫紋をお持ちなのです、魔力も凄まじい量になるはずですから」

 

 ちょうど欲しかった殺傷性の魔法がそこで手に入るかも知れない。

 なんだか、流されているだけで欲しいモノがどんどんと手に入ってしまう。僕がこの国にどこまで報いれるのか……。

 

「お願いします!」

 

 スケルデが教えてくれるのは、いくつかの基礎的な魔法だった。

 ドレインがあるから、それは多分止めを刺すための魔法だ。対人ではあまり使わないらしい……。

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