※この作品はR-18です。

ふたなり淫獄女王の幸せメス奴隷な婿―冴えない男の娘冒険者の僕が貞操観念狂ってる淫獄でふたなり淫魔女王のメス堕ち快楽調教に屈して実質王妃な国婿になるまで―   作:暁深夜

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黒翼と白翼

 魔法、翼の維持、魔法、翼の維持……と練習を繰り返していると、いつの間にか昼になっていた。

 今日は飛行訓練の訓練場に居るって、アスモデウス様は知っていた。

 それはちょうど、羽の維持訓練をしている最中のことだった。

 ちょっと笑ってしまった。仕事が終わったらすぐ僕を探すって、すごく愛されてるなって思って。

 だから、全部受け入れたくなるってわかってるのかな……。

 独占したくなるって、わかってるのかな……。

 役に立ちたくなるって、わかってるのかな……。

 

「みんな、お疲れ様! 午後は魔力訓練、楽しんでね!」

 

 女王陛下だから、全員に向けての声はかけなきゃいけない。

 

「「「はーい!」」」

 

 割と呑気な感じの騎士が多数派だ。そして、午後も訓練なのにみんな嬉しそうな声を返す。

 

「スケルデちゃんだったんだ! アレン君に教えてくれてありがとう! 今どのくらい?」

 

 でも、あとでたくさん独占できる。むしろ僕が独占されてる感じだけど、結構嬉しい。

 

「陛下、殿下は素晴らしいですよ。もう10分は翼を維持できます」

 

 そう、まだ10分。まだまだ、飛んで何かをするには使い物にならない。

 

「え!? すごぉい! 半日で!?」

 

 ちゃんと成果が出ている実感はあるんだけど、比較対象にすごい人がいるせいでおちおちって感じがする。

 アリストのことだ。

 

「はい、愛撫訓練に移行できます。あとは、陛下の出番です」

 

 その言い回しがちょっとえっちに感じちゃうのはここが淫獄だからだと思う。

 

「うん! アレン君! すごーく頑張りました!」

 

 こうやって、すぐ褒めてくれる。アスモデウス様が、一番好きな人が。

 アスモデウス様は近寄ってきて、顔をわしゃわしゃと撫でてくれる。ちょっとだけくすぐったくて、気持ちいい。

 

「うん!」

 

 だからこれ、大好きだ。

 

「ねぇ、触っていい? アレン君の翼綺麗だから……」

 

 確かに、何故か純白。これじゃあ淫魔の伝説より、天使の伝説に近い。

 僕は見ず知らずの天使より、淫魔の方が好きなのに。でも……。

 

「僕の体で、アスモデウス様が触っちゃいけないところなんてないよ♡」

 

 だって、これでもかってくらいもう全身に触られてる。今更触られたくないとか、どうでもいい。

 

「あーもう♡ 煽ってるの?」

 

 そのつもりはないけど、それならそれでいいや。淫獄では、えっちなことはいいこと。

 抱きしめられながら、アスモデウス様の声を聞くのが大好きだ。

 

「うん!」

 

 だから、後でいっぱいしてもらおう。体力つけて、満足させる。

 

「じゃあ後でね♡ 今は愛撫訓練だよ!」

 

 そう言いながら、アスモデウス様は翼に触ってきた。

 なんか、ちょっと気持ちいい。気持ちいいけど、えっちな感じじゃなくて……。

 

「ほわぁ……」

 

 なんか、和む感じがする。夢現の時に頭を撫でられるのと同じような気持ちよさ。ただし、新感覚。

 でも、触られるのが重要ってよくわかる。翼を構成している感覚の方から、僕にアプローチしてくれる。

 

「あ、すごい触り心地……。ずっと触ってたい……」

 

 それはちょっと困る……。

 

「寝ちゃいそう……」

 

 そういう気持ちよさだから。

 

「殿下、頑張ったかいがありましたね!」

 

 スケルデの言葉がちょっとわからなかった。

 

「え?」

 

 その意味は、アスモデウス様が教えてくれる。

 なんか、的確にフェードアウトしていってくれる感じだ。

 

「翼はね、ある程度維持できる子しか触覚がないんだよ」

 

 だから、触覚が生まれるレベルまで頑張ったということみたいだ。

 

「へー、アスモデウス様も触覚ある?」

 

 生まれつき持っている翼はどうなんだろうって、気になった。

 

「もちろん! あ、触る?」

 

 そう言って、アスモデウス様は翼を前に出してくれる。

 でも途中で……。

 

「あ!」

 

 何かに気づいて行動を変えた。

 アスモデウス様の翼は大きな黒い羽毛の翼。ほかの淫魔よりも一際大きくて、なんだか本当に淫魔の頂点なんだなって思う。

 そんな大きな翼だから、すっぽりと僕を包めてしまった。

 

「気持ちいい……」

 

 この状態で眠りたいくらい気持ちいい……。

 

「アレン君ならすっぽり!」

 

 もう、掛け布団にできてしまうくらい大きいのだ。

 

「僕が小さいってこと!?」

 

 ちょっとツンケンしてみる。

 

「可愛いって事!」

 

 遠慮、なくなったかも。

 アスモデウス様にもわかってほしい。もう、離れる気がないってこと。

 

「ごめん、そろそろ翼辛い……」

 

 でも、そんな話をしていたら翼を出しておく限界が来てしまった。

 

「そうだよね! しまってしまって!」

 

 でも、もっと色々触ってもらってるうちに、翼を構成するのが楽になりそう。

 

「うん!」

 

 アスモデウス様と空のデートなんてできたらいいなってちょっと思った。

 僕は羽を消した。今度は僕がアスモデウス様の翼を楽しんでもいいかな。

 

「どう? 私の翼」

 

 黒い翼はちょっとかっこいい。遠くから見ると、その色に冷たさを感じてしまうのに、触ってみたらあったかい。

 まるで、この国。人間界で聞くのと、この国に来てみるのは随分違う。

 そうだ、確証がないなら聞いてみればいい。後でそうしよう。

 

「ふかふか! 柔らかい!」

 

 今は、アスモデウス様の翼を堪能しよう。

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