※この作品はR-18です。

ふたなり淫獄女王の幸せメス奴隷な婿―冴えない男の娘冒険者の僕が貞操観念狂ってる淫獄でふたなり淫魔女王のメス堕ち快楽調教に屈して実質王妃な国婿になるまで―   作:暁深夜

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国婿候は調教中

 僕の所感、性規制区と他の地区の交流が増えればいいと思う。でも、交流するための場所を、それに関わる人の仕事をどうするべきか。その部分が、アスモデウス様にもボトルネックなのだと思う。

 あの落書きを見る限り、自分にとっては他の地区が恐ろしくて、それに同調して欲しい人もいるのではないかと思う。ただ、治安的にそれは個人個人の勝手な行動じゃないかなと思うけど、既にちょっとした団体のようになってるかもしれない。

 

「アスモデウス様、ちょっと心配だよ……。この壁の外を怖がる人が、ちょっと人間界の邪教みたいに見えたんだ……」

 

 僕はコウモリのように生きてきた。いろんな人に媚を売って、どっちつかずになることで奴隷になることも慰みものとして冒険に連れ出されることもギリギリで避けてきた。

 僕を手っ取り早くお金に変えたい人、僕を自分の性欲のために使いたい人。その真ん中に立って、お互いを監視させ合うことでやっと生きてきた。そうでしか、生きられなかった。

 でもそのおかげで、僕は玉石混交の色々な話を聞いたんだ。

 邪教と言われていたものから抜け出した人も居た。その人の話し、邪教というのは迫害と不安を利用するのだとか。珍しく、コウモリの僕を普通の人として見てくれる人だった。だからなのか、余計にその話を真正面から聞いてしまった。

 

「確かにそうなりかけた時期があったなぁ……。今、かなり解体が進んでるんだよね?」

 

 僕の不安を、アスモデウス様はザハヴさんという当事者に渡した。

 

「はい、強制労働の刑期中に、社会に受け入れられる繋がりを作る人が多いですよ。結果、快方には向かっていますが、その勢いは落ちています」

 

 これから団体化していくのか、それとも解体されていく途中なのか。その部分で僕は見誤っていた。

 今は解体中だったのだ。

 

「正直、強制労働っていうのは気が向かなかったけどね……」

 

 ただ、そう言うアスモデウス様の表情はどこか暗かった。

 今僕にできることは、今のところこれまでと変わらないことを想い続けるだけ。何かにつながるかも知れないから。

 

「陛下は為政者としては些か優しすぎますね……」

 

 と、ザハヴさんは言った。

 結局政治なんていうものは、今ある手札の中で最善を切り続けるというだけの話なのだろう。それには、残酷な側面があったりもするんだと思う。

 

「とにかく、アレン君。考えてくれてありがとう!」

 

 結論は委ねよう。彼女にはこれまでこの国を支えてきた実績がある。

 でも、もしいい手札だと思えた時には言ってみよう。彼女の時間を無駄にしない時に、簡潔に。

 

「ううん、当然だよ!」

 

 だって、僕は国婿候。そして、こう言ってもらえるだけで嬉しいのだから。

 そんな僕に、笑顔を返してくれる。とりあえず、言ってみて良かったのだと思わせてくれた。

 

「ザハヴ君、このあと私たちは規制区外のビーチに行くけど、仕事だよね?」

 

 今日の本題はやっぱりデートなのだ。やっぱりこの国はユルくて、王様が気まぐれにビーチに行くことができる。市井の人たちと、一緒になって遊ぶことが出来る。王であることを一時的に辞めることができてしまう。

 だって、アスモデウス様は一人でこの国を制圧できるのだ。

 

「はい、なのでまた区外に行くときにでも、王宮に!」

 

 それに慕う人も多いし、目線も集める。どこに行っても、守ってくれる人が行き先にいるのだろう。

 じゃなきゃ、王がこんなふうに出歩けない……。

 規制区と、区外を隔てる壁は、ビーチも区切っている。規制区から、区外に出る扉には特に警備も置かれていない。

 

「またねーザハヴ君!」

 

 そのまま、僕たちは別れて、規制区外のビーチへ向かう。

 

「お元気で!」

 

 とは言っても、悪魔を相手に人間の元気と言う概念が正しいのかなんてわからない。

 

「はい! お二人もー!」

 

 ただ、和やかに別れることができて満足だった。

 規制区内の人たちも、手を振ってくれる人が居る。ただ、区外とは違い淫魔以外の悪魔が多数を占めた。

 

 ―――――――――――――

 

 扉をくぐると、アスモデウス様にかけてもらった魔法が解けた。そういう魔法をかけてもらっていたのだ。

 

「ふうううぅぅぅ♡」

 

 絶頂はしないのに、絶頂以上の快楽が襲ってくる。ずっと、僕の性感帯は、甘い刺激を受け続けていた。それが今、一気に解放されたのだ。

 

「ふふふっ、キモチイイ? 淫魔の固有魔法の一つだよぉ♡」

 

 魔法の効果は、快楽と性的興奮を性感帯で押しとどめて、一定条件で解放すること。

 

「ヒヒィーン! ブルル!」

 

 そんな感覚を感じている僕を載せて、ノクターンは嘶く。そのせいで、ビーチで遊ぶ淫魔達の注目を集めてしまう。

 微笑ましいものを見るような、肯定的な目ばかり。

 

「ねぇねぇ……あの子、すごいえっち……」

「可愛いね、調教されちゃってるね」

 

 と言う、囁きまで聞こえてくる。

 

「アレン君、あんなに真面目なこと言っておいて、体は調教中だったもんね♡」

 

 規制区にいるあいだに、得ていた快楽がそのままの形で僕を今蹂躙していたのだ。

 乳首からも甘い痺れるような快感が襲ってきて、お尻からも焦らすような快感が。それが、ものすごい密度で襲ってくる。

 そもそも、淫獄のビーチはえっちな場所だった……。

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