ふたなり淫獄女王の幸せメス奴隷な婿―冴えない男の娘冒険者の僕が貞操観念狂ってる淫獄でふたなり淫魔女王のメス堕ち快楽調教に屈して実質王妃な国婿になるまで― 作:暁深夜
この贅沢な地獄には、贅沢な施設だっていっぱいある。不思議な素材で海に向かって流れる細い川を淫魔たちは作ってしまったのだ。
「アレン君、準備は?」
そして、それは滑り台なのだ。木製くらいしか見たことがなかったけど、それとは規模感が違う。
摩天楼のような塔から、螺旋を描き海に滑り込む。それをこれからやろうというのだ。
「ま、待って! 無理! 怖い!」
僕はアスモデウス様の膝の上だ。
あまりに高すぎる。一流の魔法使いなら生存できるだろう、そんな風に僕に思わせる高さからなのだ。
「一回やっちゃえば、あとは気持ちいいだけだよ!」
そう言いながら、アスモデウス様は僕を抱きしめた。
それはつまり、流されないように掴んでいた手をアスモデウス様が離してしまったということ……。
「無理無理!!」
即ち、僕たちは最初はゆっくりと動き出した。
「きゃー!」
アスモデウス様は楽しむ気満々、恐怖なんて微塵もなさそうな悲鳴をあげている。
「無理無理無理無理!! 死ぬぅうぅぅぅぅぅうぅ!!!」
速度はどんどん上がってゆき、何かにぶつかったら木っ端微塵になってしまう。そんな速度に達していく。
「大丈夫! 水だから!」
とは分かっていても、本能が全力で警鐘を鳴らしてくるのだ。
「ぎゃあああああ!!!」
なんという声を出しているのだろう。まるでアヒルが抱き潰されているかのような声が、僕の口から出ていた。
近づく水面、抵抗をして変に力を入れたら即死だ。冒険者の訓練がこんなところで役に立つなんて思わなかった。痛そうと思ったらとりあえず力を抜く。
「あはははははは!!」
「……!」
笑うアスモデウス様に抱かれながら、僕は悲鳴もやめて必死で力を抜いた。
結果、浅い入射角で水面にぶつかり、水しぶきを上げながら僕たちは水の中に潜り込んでいく。
そして、再び浮き上がって、生きている実感をした。
「し……死ぬかと思った……」
もう本当に、人間界では命と引き換えに得るようなスリルだった。
それと、ここは足がつかない。
「失敗したぁ……」
立ち泳ぎしている僕とは別に、アスモデウス様は普通に立っていた。
「え?」
何を失敗したか僕には全くわからない……。
「アレン君、とりあえずこっち!」
足がつかないことを察してか、アスモデウス様は僕を抱いて、滑り台の出口から横にそれた。
「あ、ありがとう……」
海だと少し楽だけど、立ち泳ぎはやっぱりちょっと疲れるのだ。
何故か海の水には体が強く浮く。塩が含まれた水は不純物を嫌う性質を強く帯びると言われていたりするけど、淫魔と僕が受ける浮力は大きな差がない。多分、人間は相当間違えているのだ。
「ふふふっ、アレン君を抱っこしてるのも気持ちいいから!」
なんて、話していると次の淫魔がその滑り台から飛び出した。
翼や四肢をうまく使って、水面をぴょこぴょこと跳ねていく。
「あ……」
それを見ていると、アスモデウス様が何故か声を上げた。
その淫魔は何度も跳ねて、それが終わった場所は、何か区切られている感じのする場所だった。
「すごいなぁ……。淫獄の遊び方なの?」
僕は跳ねればはねるほどいいのだと思っていた。
「あはは……あの子は止まれなかったね……」
だが、ちょっと違ったのだ……。
「どういうこと?」
飛距離を競うとしたら体格差が飛距離上限の差に影響する。
「あそこに入っちゃう前に止まらないとダメなの。じゃないと罰ゲーム!」
だから、そうじゃない遊び方も用意していたのだ。
「あれ!? 溺れてるよ!」
だから助けなきゃと思っていこうとするも、それはアスモデウス様に止められた。
「大丈夫だよー! ただの罰ゲームだからね! あそこは、水棲淫獣たちの居住地。今日中には帰れるから!」
水棲淫獣は、淫獄の固有水生生物の総称だ。淫獄では、どこにだってえっちな生き物が存在する。むしろ、そうじゃない場所がないのだ。
「そっか……。今日中かぁ……」
それに、淫獄の生き物たちは喜んで淫魔を犯すのだ。それが一種の娯楽と食事を兼ねたようなことになっている。
「呼吸も、四肢も徹底的に管理されちゃうからねー」
それはちょっと、怖い。でも、さっきだって壮絶な速度で滑り台を降りた。今になってみてもう一度やりたいと思っているのだ。死なないとわかると、生きている実感を手軽に得られる遊びだ。
そんな風に、やってみると印象が変わるのかなとちょっと思った。
「気持ちいいの?」
むしろ淫獄に気持ちよくないことはあんまり想像もできないけど……。
「うーん、話によると、ちょっと頭がふわふわしてエッチなことしか考えられない状態なんだって。運がいいと、受精させるために子宮を使われて、それを出す時に頭おかしくなるくらい気持ちいいって言ってた」
淫魔は性に貪欲すぎると思う。子宮を別の生物に使われることに肯定的な種族は、淫魔くらいじゃないかな……。
「す、すごいね……」
ただ、それはえっちな話であって、そもそも僕はえっちな水着を着せられていて……。
「アレン君、ちょっとムラムラしてきちゃった……」
気づけば腰に、アスモデウス様のおちんちんがあたっているのを感じた。
ビーチでエッチしている人は結構いて、淫魔の愛情はきっと心も体も目当てだ。悪魔だけに貪欲に、満足しても求められるだけ求めてくる。
「スる?」
きっと僕ももう十分悪魔だ……。
だって、アスモデウス様のシタいがいつでも欲しいから……。