ふたなり淫獄女王の幸せメス奴隷な婿―冴えない男の娘冒険者の僕が貞操観念狂ってる淫獄でふたなり淫魔女王のメス堕ち快楽調教に屈して実質王妃な国婿になるまで― 作:暁深夜
夕食が終わると、今度は入浴の時間だった。
僕はアスモデウス様に抱きしめられながら、なんていう豪華待遇だ。
「アレン君……本当に、人間界ってそんな世界なの?」
アスモデウス様は、が僕を抱きしめる力は普段より少しだけ強かった。
「うん……。そっか、アスモデウス様が来たのは夜だからマシだったよね?」
僕は昼間は街の中に居たくない。市場通りまで行くのに、出来るだけ玄関が面していない道を選ぶ。可能なら、窓も出来るだけない道がいい。必然的に裏道だ……。
それに、昼間の人間界の街の悪臭ときたら。
……基本あんなところには居たくない。
「日中何かあるの?」
もちろん運が悪ければという話だ。絶対に食事時に話せない話だ。
「人間界のトイレって知ってる?」
あとは農家を営んでいる人の家の側も通るにはいい道だ。
「ほとんど知らないんだ……」
淫魔たちの知っている人間界はひどく断片的で、結構いい面に偏ってる。
「小さな壺が置いてあるだけ……。それより、淫獄のトイレが気になるよ僕……」
淫獄のトイレはすごい。もう、トイレするために淫獄に戻ってきたいと思える程だ。
だって、臭くないんだ。しかも、便座だとか、用を足すのにとても快適なのだ。
淫獄もどこかに糞便を貯めてるんだと思う。だけどそれがどこなのかわからない。メイド達がそれを捨てに行くところをまだ見たことがない。
「つ、壺!? こっちは、一応地下に管を通してて発酵槽に送られて、何度か処理して肥料として全部畑に行ってるけど……」
愕然としながら答えるアスモデウス様の言葉に、今度はこっちが愕然としてしまう。
「全部畑!?」
悪臭もしないわけだ、街を歩いて楽しいわけだ。
「うん。私たちの吸ってる空気の中にね、植物に必要なものがあるんだって……。糞便肥料はそれを土に固定する効果があるってアリちゃんが……」
人間が全く知らない知識ばかりだ。伝えたほうが人間にとってはいいかもしれないけど、僕が言ったところで……。
女みたいな男に、社会的な信用なんてあるはずもない。
「アリストさんはちょっと、天才すぎるね!」
彼女が一人れば、世界を変えてしまうような気さえする。
「うん、アリちゃんは淫獄最高の発明者! でも、最高の補佐もいるし、最高の職人もいる! でも、発明のモチベーションがえっちのためなんだぁ……。その副産物で、私たちが潤ってるだけ」
人間界でもえっちなことが加工技術に革新をもらたしたことも確かにあったし……。
例えば貴族向けのえっちな衣装だ。レース加工技術を人類にもたらしたのはそれらしい。僕には手が出せないけど、極希にレースのついた衣装も平民の市場に出る。
「副産物なの!?」
それが一番の驚きだ……。あの子供みたいな人が、どれだけ貪欲に性を探求しているのか……。
やっぱり、彼女も淫魔なのだと思わざるを得ない。
「なんかね、ゲンシロン? パラレルカイシャク? 最近アリちゃんの言ってること全然わからないんだよね……」
「僕はもっとわかんないや」
だって、そもそも技術や知識の遅れた世界の出身だし、アスモデウス様に比べたら生まれてすぐみたいなものだ。
「そうだよねぇ……全然わからない……」
水の流れる音がした。肩に少し柔らかい骨の感触を感じた。
「見た目だけなら、そこまで違わないのに……。こんなに違うのびっくりだなぁ……」
おんなじなのは外見だけ。その中身が全然違う。きっとそれは、歴史の違いなんだと思う。
「ふるーい国だからね、歴史にカビ生えさせないのに必死だよ……」
耳元で、苦虫を噛み潰したかのような、力のない笑い声が聞こえた。
元気づけたかっただけ。肩の上に乗る、女王様の頭を撫でた。
「アスモデウス様はいい女王様だよ! こんなに幸せな生活をしたことないもん!」
清潔で悪臭はなく、意地悪な隣人なんてほとんどいない。人の良すぎる淫魔ばかり、少なくとも僕にはそう見えてる。
「ありがと!」
アスモデウス様は、そう言って頬を摺り寄せてきた。
「当然だよ!」
だって、僕はそんな風に思ってるから。
そんな時、腰に硬いものを感じた。
「あっ……」
アスモデウス様は気が抜けたような声を出した。
「え?」
えっちな要素なんて特になかったと思ってたんだけど……。
「甘やかされて気が抜けちゃって……」
あぁ、やっぱりだ。アスモデウス様、やっぱり我慢してる。
「もう……。隠さなくていいのに……」
ただ、隠さないなら隠さないで困ったことになる。
「だって、そうしたら一日中エッチしたくなっちゃうし……。もっと過酷な快楽責めしたくなっちゃうよ?」
今で十分過酷だと思う。少なくとも、人間界にそんざいしないレベルの快楽責めだ。
「え!?」
それがどんなものかもはや想像すらできない。
「本当に私、エッチに関しては万能だから……。こんなこともできちゃう……」
アスモデウス様はそう言うと、どこからともなく現れた、赤くて肉感的な何かを指で軽く押しつぶす。
「ふぎぃ♡」
瞬間、いつもアスモデウス様に責められる弱点から不意打ちのように強烈な快感が襲ってきた。
「だから少しは手加減しないと……ね?」
色欲の女王というのも考えものだと思う。それでなおも足りないほど、相手を絶頂させたいという欲を持て余してる。
でも……。
「やる前に言ってよぉ!!」
言わなかったことについては僕は怒る。