ふたなり淫獄女王の幸せメス奴隷な婿―冴えない男の娘冒険者の僕が貞操観念狂ってる淫獄でふたなり淫魔女王のメス堕ち快楽調教に屈して実質王妃な国婿になるまで― 作:暁深夜
体は動かないというより、力が入らない。この心地よさを手放したくもなくて、意思を強く動かせない。
アスモデウス様に与えられる快楽も手放し難くて、余計に抜け出せない。
「アレン君……私の触手って……いろんなのがあるんだよ? 私が淫獄のほとんどの生き物のオリジナルだからね。ほら、バイコーンのおちんちんだよ」
アスモデウス様はありとあらゆる生物の性器を、触腕を異界に持っていたのだ。
バイコーンのそれは、あまりに大きくて驚愕してしまう。僕の身長の三分の一から半分ほども有る。
「ひっ……」
その大きさはもはやただの恐怖だった。
「大丈夫だよ~、痛いことしたことないでしょ?」
確かに、アスモデウス様とのえっちで痛いなんて感じたことがない。いつも痛くないようにしっかりと調整してくれていた。
「んぅっ♡」
恐怖が消えると、アスモデウス様に刺激される性感帯からの気持ちよさばっかりが大きくなっていく。
動けない……。結局、嫌なことなんて何もされてない。そもそも、僕はアスモデウス様に嫌なことをされると思っていないんだ。
「指、増やしちゃうよ? お昼と同じ呪いもかけちゃうよ?」
お尻をいじってる手とは逆の手がお腹に触れる。淫紋を囲うハートマークがまた浮かび上がって、また絶頂だけができないあの状態にされてしまった。
ズボって、ボコンって、大きなものがきっとアスモデウス様の腕が、お尻の穴を押し広げて中に無理矢理入ってくる。
「それ……やぁ♡」
嫌なはずなのに、全然体が動かない。
「こんなことしても嫌じゃないんだね♡ んっ♡ アレン君、嫌じゃないんだね♡」
僕にひどい嘘をついたことのないアスモデウス様の言葉だ。きっと今だって本当のこと。
僕はこれを本当に嫌がっているわけなんかじゃない……。
「ぅう……♡」
こんなのを受け入れちゃう僕は一体どうなってしまってるのだろう。僕だって知らなかった、僕の意識。こんなひどいことすら喜んでしまうマゾヒズム。
「いいの? このままだと、お昼みたいにひどい快楽責めされちゃうよ♡ イってないのに、イってるより気持ちいい状態にされちゃうよ♡」
アスモデウス様は動かない。僕を優しくなだめてた。
「……ん♡」
僕は思わずうなづく。
「そっか……」
次の瞬間、パンっと乾いた音がして世界がガラスのように砕け散った。
砕けたガラスの向こうにあった世界には、僕の前で手を合わせているアスモデウス様がいた。
あぁ、あの音は彼女が手を叩いた音だった。呪いもなく、バイコーンのおちんちんの触手もない。ただ、アスモデウス様とつながっているだけだった。
「え?」
一瞬混乱した……。何が起こったかわからないほどに……。
「アレン君、なにしたら嫌がるのかな? わからなくなるくらい、なんでも受け入れてくれるから……」
体には、もういつでも力を入れられた。
そんな言葉を投げかけられながら、抱き起こされるから。僕はアスモデウス様に抱きついた。
「わかんない……。アスモデウス様になら、何されてもいいかも」
そう思ってしまうくらいに僕はアスモデウス様が大好きでたまらない。なんでって言われても、理由なんてもうありすぎてわからないけど。
「あぁ! もう、大好き! もう、絶対離さないんだからね! 心も体も魂も、全部私のだから!」
でも多分、抽象的には求めてくれるからだ。そして、気遣ってもくれるからだ。
実際、さっきまでのは多分催眠のせいで起こった幻覚。僕が本当に嫌がった瞬間に消えたであろうものだった。
「契約。僕の恋人になってください。そしたら、僕の全部を対価にするよ?」
力をもらう対価に僕はアスモデウス様の恋人になった。こんなものに、契約としての効果なんてない。
ただ、僕も一緒にいたい。そんなことを遠まわしに言ってるだけ。
「ふふっ! もう恋人だから、無償で差し出してるみたいなものだよ?」
アスモデウス様の高く弾むような声が、耳を撫でた。
「それでいいの。……僕も大好き」
照れくさかった。だから顔が見えないように彼女の肩に置く。
「本当に、本当に幸せ……」
だって淫魔になる約束だってしてる。でも、僕そういえば好きってあんまり言ってない。
恥ずかしくて、たまに婉曲的な表現に逃げてしまう。悪い癖だけど、治せるかわからない。だからもっと態度で示そう。こうやって顔がアスモデウス様に見えない時なら恥ずかしくないから……。
「僕も幸せ……」
蕩けそうなんだ。彼女に抱きしめられているだけで、全部が。
「動いていい?」
そんなアスモデウス様の問に、僕の答えは決まっていた。
「動いて♡」
それを言葉にすると、アスモデウス様はまるでゆりかごを揺らすかのようにゆっくりと動き出した。僕の腰と頭を支えて……。
「あ……ふあぁぁ♡」
融けるような快感。優しい絶頂の漣がお腹の中から寄せては返す。
「んっう♡ あぁ……気持ちいい♡」
アスモデウス様の声もとろけていた。そんな蕩ける声と、支えるての優しい感覚は僕が絶頂を拒む力をどんどん削いでいく。
催眠なんてされるまでもなく、僕はアスモデウス様に逆らえないのだ……。
「僕も♡ 僕も気持ちいい♡」
だって、ずっと小刻みな絶頂が間断なく押し寄せてくる。でもそれは淫紋のせいで深くて、長くて……。
「嬉しいよ♡ んぁ♡ アレン君ナカっ♡ イってるって教えてくれる♡」
ゆっくり、ゆっくりと。抱きしめ合いながら融けるのに任せるかのように、本当に優しく抱いてもらったのだった……。