ふたなり淫獄女王の幸せメス奴隷な婿―冴えない男の娘冒険者の僕が貞操観念狂ってる淫獄でふたなり淫魔女王のメス堕ち快楽調教に屈して実質王妃な国婿になるまで― 作:暁深夜
朝食が終わると、今日はメイド達と一緒に行動する。よくよく考えると、こんなフラットにメイドと関わることができるのも淫獄だからだと思う。
「洗剤には普段これを使ってるんですけど大丈夫ですか?」
メイドがそう言いながら見せてくれたのは木のは、実は丸くてシワシワで人間界でも似たものを見たことがある。
「ソープナッツじゃないですか! 人間界でもこれ使ってますよ!」
何でもかんでも違うのかと思ったら、共通点もあった。
「あ、そうなんですね! 淫獄ではサポナリアっていいます! オーガニックソープなんかはこれを使ってますよ!」
でも名前が違ったりもした。
メイド達は連携して洗濯などの雑事をこなしている。水を汲む人、洗濯物を持ってくる人、今干してある洗濯物を取り込む人。少しイレギュラーがあるのに、それは滞りなく流れていた。
「シーツやアスモデウス様の服もこれで?」
人間界と同じ方法で、少しだけ懐かしくなった。洗濯には、珍しく嫌な記憶がないから。
「はい! 問題なさそうですね!」
そんな時、後ろから洗濯桶を持ってきたメイドがそれを手渡した。
「6番ちゃん、持ってきたよー!」
なんて言いながら。名前のない性奴隷として、えっちな遊びをしながら働いている。だからか、とっても生き生きとしていて、楽しそうだ。
「あ、ありがとう!」
そのメイドはそれを受け取って、木の実を水につけた。
ガシャガシャとかき混ぜると泡立ってきて、洗濯に使える水が出来上がる。
「じゃあ、ちょっとやってみますね!」
メイドの洗い方は、桶の縁に何度も押し付けて水を含ませたり抜いたりというのを繰り返す押し洗いだった。
「そんな丁寧じゃなくていいですよ? 丈夫なだけが取り柄の服ですから!」
安い服は作りも大雑把で、その分丈夫だ。高い服だと、レースが使われていて繊細だったりする。
僕の服は、ソープナッツを浸けた水の中でとりあえずかき回せばいい。僕なんて足で踏みつけていた。
「でも、殿下の服ですから!」
そんな安物でも、丁寧に扱ってくれるのだ。
結局問題なんて何もなかったけど、メイドたちの仕事に混ざれるのはいい経験だ。
「ありがとうございます。せっかくだから、淫獄の服の洗濯も教えてください!」
……えっちな仕事の方は、アスモデウス様限定だけど。
「殿下、こっちの桶を使いますよ!」
僕の服を洗濯してくれるのとは別のメイドが指差す方を向くと、そこには浅くて広い大きな洗濯桶があった。
「こんな大きな桶を使うんですね?」
淫獄の服は極めて丈夫、それにデザインも豊富だったりする。でも、その分洗濯はちょっと不便そうだった。
「はい! 水を通すようにして洗います! こんなふうに!」
普通の布は水を通すけど、淫獄では皮革が用いられる。だから、水を通さないのだ。
代わりに、服の内側に水を通して穴があいている部分から流す。軽くスポンジでこすったりとなかなか大変そうだった。
「……なるほど!」
スポンジは桶の中に転がっている。僕はそれを一つ取ると、メイドがやるようにやってみた。
これがなかなかに難しい。本来だったらいろんなところを開けられる淫獄の服だけど服としての形のままメイドは難なく洗っていく。
「ふふっ、慣れるまで大変ですよね!」
だから、メイドとは速度がまるで違う。
「もっと開いた状態なら簡単そうですけど……」
いいことを思いついたと思った。これで脱ぎ方を教われるかもしれないと。
「陛下にそれは教えてはいけないと言われています!」
でも、バッチリ対策されていた。きっと僕は、淫獄で服の脱ぎ方すら知らないまま生活するのだろう。
王族らしいといえば王族らしいけど、でもそれはえっちな目的だ。
「……ですよね。でも、剣で切っても切れないくらい丈夫なんですよね?」
レジーナの一軒でアルプが、服を切りつけていた。
「はい! なので、ものすごく雑に扱っても壊すのが難しいです! 破けちゃう、布の服は心配です……」
メイドたちの不安は、普段あまりに強靭な服を洗っているからだったようだ。
「全然心配ないですよ! 力加減上手ですし!」
淫魔は多分膂力からして人間と桁が違う。なのに、服も破らないし陶器も壊さない。
「力加減はえっちの基本ですから♡」
ただ、それの理由がえっちだなんて想像できる人間がいるだろうか……。
「あはは……」
そうだとは思うのだ。でも、人間だったら子供の頃とかに別の理由で身につけるもの。
「そういえばなんですけど、陛下から殿下に、メイドプレイのお誘いなんですけど……どうですか?」
ざぶざぶと淫獄の服を洗いながらも、雑談などもあっちこっちで飛び交っている。
「メイドプレイですか……?」
それに関しては、アスモデウス様がしたいなら僕には異存なしだ。
「はい、受けてくれるなら、陛下は騎士の装いで帰っていらっしゃるそうです!」
今日は城で働く淫魔たちの職業体験、そんな勉強になる気がした。
あと、ちょっと見てみたいというのもあった。だって、少し中性的で格好のいい服装だから。
「じゃあ、はい……」
ただ、自分で承諾するのもちょっと恥ずかしかった。
「陛下に伝えておきますね! 後、殿下。淫獄での生活、不自由はありませんか?」
やっぱり淫魔たちはすごく気を使ってくれる。僕もこうありたい。
「ありませんよ! 淫獄は、僕にとって本当に天国みたいって言ったら失礼ですか?」
一応、相手は悪魔だしとは思ったけど……。
「全然! だって、天国籍の友達もいますし!」
だから、別に失礼なんてなかったのだ。天使と悪魔は出発点が違うだけで対立なんてしていない。きっと対立させたのは、人間なんだと思う。