ふたなり淫獄女王の幸せメス奴隷な婿―冴えない男の娘冒険者の僕が貞操観念狂ってる淫獄でふたなり淫魔女王のメス堕ち快楽調教に屈して実質王妃な国婿になるまで― 作:暁深夜
何かが頭を撫でているのを感じた。
何かを抱きしめているのを感じた。
認識力が少しづつ戻ってきて、それが何かを感じた。
「あ、あの……えっと……ごめんなさい!」
それはアスモデウスの腕だったのだ。僕は抱きしめたまま眠っていたみたいで、これじゃあ動けないだろうとすぐに思った。
「あ、ええっと……。こっちこそごめんなさい……」
手を離して謝った僕に、あべこべアスモデウスが謝ってきた。
「え?」
わけがわからないと思ったのも束の間、すぐに昨晩の記憶がよみがえってきた。
急いで掛け布団を持ち上げて、僕は下腹部を確認する。昨日は光っていた小さなハートマークが、今は赤黒いただの模様だった。
だけど、昨日あったのは小さなハートマーク。なのに、今はそれをもう一つのハートマークが囲っている。
「ごめんなさい……、我慢できなくて……。本当は同意を得てからにしようと思ったんですけど……」
僕はアスモデウスの恋人になる約束で、この世界に来ることを承諾した。代わりに力をもらう約束もしていた。
記憶は、完全に蘇った。
「あの……これ、強くなるために必要なものですか?」
確か、そのために刻むと彼女は言っていた。
「はい、確かにそうなんです……。それは今、ここにアレン君を連れてきた時の私の2割程度の魔力を供給しています……」
僕は悪魔の
「それじゃあ、約束通りです! それで、僕はどんな代償を支払えばいいですか?」
悪魔との契約には代償がつきものなのは、人間社会では常識。ただ、違うかも知れないし
「うーん、無しにしたいところなんですけど、その淫紋は私の全魔力で刻んじゃったので……。できれば100回は私とえっちしてくれると……」
確かに、昨日は大変だったし、もう正気に戻れない恐怖も感じた。でも、僕は実際今正気だ。悪魔の契約の対価はとても重いって聞いていた。でも、少なくとも、致命的なことにはならないし、物品も要求されていない。
えっちは、夫婦の営みでもあるって聞いてたから、対価にもならないと思う。どっちにしろ、恋人になると言う対価に含まれている気がする。
「じゃあ、問題ないです! それより、昨日は全然リードできなくてごめんなさい……」
先輩冒険者達に何度も話を聞かされてたから多少僕は耳年増だ。そういう話を持ちかけてくるのは大体嫌な人で、奴隷商絡みだったり、僕を慰安用に連れて行きたかったりする人だ。
「全然! アレン君、すごく可愛くて! 昨晩はとても幸せでした!」
こんな僕に、そんなことを言ってくれるのは彼女だけな気もした。そもそも、僕の恋人になってくれる女性も後にも先にも彼女だけな気もする。
「それより、昨日みたいには話してくれないんですか? あなたはこの国の女王陛下ですし!」
そんな、彼女に気さくに接してもらいたくて。それに、人間よりもずっと淫魔達の方がいい人に感じて。常識は全く違うけど、上手くやれそうな気はもうすでにしてきている。
「えっと……うん! じゃあ、アレン君もね!」
それに、とっても爽やかで、ここが性欲の世界であることを忘れそうになる。
「あの……いいの?」
相手は異国……というより、異界の女王様なのに。
「だって、私の恋人だもん!」
でも、僕と彼女は寿命が違うし、彼女にとっては一瞬の間のことかもしれない。
そんな時、寝室の扉がノックされた。
「改めて国婿候殿下になられました人間のお方に、お洋服をお持ちしました」
さすがは淫魔なのかもしれない。話がいろいろとスピーディーに進む。候補の候がついているみたいだけど、それもいつまでついていることやら……。
でも、契約だし、好きになれそうに思うし、別にいいかも知れない。貴族の女性たちは、政略結婚の道具として扱われることもあると聞く。でも、政略結婚の末本当に幸せな夫婦になるのも珍しくないとか……。
ちょっと奇抜な相手だけど、僕もそうなればいい。
「あ、おはよー! はいってー!」
アスモデウスが言うと、シトリーが入ってきた。
今日の彼女は、青と黒のドレスを身にまとっていて、そして頭にはティアラが乗っかっていた。
こう言ってしまうのも少し変かもしれないが、まともな格好をしているととても凛々しい女性だ。
「さて、国婿候殿下。二つに一つ、お選びください。我が国の衣服を纏うか、裸で外出なさるかです。もちろん、お体に衣服を直接書く事も可能です……」
淫魔の文化には早急に慣れるべきだと思って、僕は答える。
「じゃあ、この国の衣服でお願いします!」
何故か、悪魔たちが微笑んだ。
「では、こちらでございます。着用後、身分用アクセサリーを首輪の形状にしないようにお気をつけください!」
シトリーからその服を手渡されて、悪魔たちの笑みの理由がわかった。内側がヌメヌメとしていて、外側がテラテラとした光沢を持っているのだ。
「ごめんねぇ……。淫獄では布を作る植物が育たないし、シルキーワームもいないから……」
ここは淫獄、人間界の常識は全く通用しないのだ。
「こほんっ! 私が、服を作るに十分な植物を発見できなかったのが原因です。その点は非常に申し訳ございません」
なんとか別の選択肢を探した。
「き、昨日の服着ます!」
苦し紛れの答えだったけど、それすらも取れない選択肢だった。
「あのとおりでございまして……」
昨日の服は何か、ドロドロとした液体まみれだった……。