ふたなり淫獄女王の幸せメス奴隷な婿―冴えない男の娘冒険者の僕が貞操観念狂ってる淫獄でふたなり淫魔女王のメス堕ち快楽調教に屈して実質王妃な国婿になるまで― 作:暁深夜
冒険者ギルド。嫌な記憶が多い場所だった。
構造的にはよくできていると思う。重い魔獣たちの荷を運びやすいように、馬などを連れたまま入れる解体場。そして、運んでくれた荷馬たちを休ませる厩舎もある。もちろん、力の強い牛を使う冒険者もいる。
そういった荷役の動物たちの役割はポーターと異なる。ポーターは冒険者たちの携行しきれない道具を運んだり、食べられる野草や薪を集める。そういった仕事だ。
「ブルルッ! ホーフ!」
僕が緊張しているのを察したのか、ノクターンは僕に顔を摺り寄せてきた。本当に頼りになる、彼はかけがえのない友人で相棒だ……。
可能なら、露天を開くのに必要なだけはお金を残したい。あとは……森でやっておけばよかった……。小さな動物なんかをオスとメスのペアで捕まえておかなければいけなかった。
でも、街中でも大して変わらないだろう。どうせラット系の魔獣か動物なら街の中にもいる。彼らのできることなんて、せいぜい靴や食糧を齧るくらいだ。
ただ、衛生は最悪だ。淫獄帰りの僕はこの街で眠れる気がしない。
「ありがとう、ノクターン」
彼のおかげで落ち着いた。僕は、解体場に向けてゆっくりと歩き出そうとしたその時だった。
「おいおいおい! えらくキレーな女がいると思ったら、お前アレンだろ!?」
言い寄ってくる冒険者たちは貧乏暇なしだ。つまり、大した実力もない。
もう、慣れている。どう扱えば、彼らを怒らせずに済むか知っている。
「お世話になっております。お元気そうで何よりです!」
たしかこの人たちは、僕を慰安目的を兼ねたポーターにしたい人たちだった。換金派より幾分切り抜けやすい。
「何だお前? 少し見ねぇと思ったら、可愛さに磨きが掛かってやがる……。俺のためか? いきり立つぜ……」
「「だぁーははは!」」
下手くそな誘い方だ、お前のためのわけがないだろうに。美しくなったとしたら、それはアスモデウス様のおかげだ。そして、それを活用するとしたらアスモデウス様のためだ。
「お褒めいただき光栄です。しかし申し訳ありません、今現在ニアの森で活動中の冒険者様方の依頼遂行中でございます。お誘いは、また今度にしていただけませんか?」
荷牛を借りて冒険者ギルドとニアの森を往復するとしたら、それはポーターの仕事だ。仕事は最高の断り文句だ。
彼らのランクDから、上がっていたらC。ニアの森で活動する冒険者とはまず敵対したくないはずだ。
「まぁ、そう邪険にするな。俺のモノはでかいぜぇ? そいつらには俺が金を払ってやるからよ……」
あぁ、気持ち悪い。彼は肩を組んできた。
「こういうのはどうだ? 俺ら全員で相手する。アレンちゃんも、退屈しないだろうぜ! こんなの女にやったら一発でぶち
これは、彼ら特有の下ネタだ。つまり、孕ませてしまうということ。彼らのせいで随分耳年増になったものだ。
「そういうわけにはいきません。こちらを……」
僕はノクターンを指差す。彼の威に頼りっぱなしだ。
「そういや、えらく立派だな。どこの魔獣だ?」
バイコーンがこの世界にいるなんて普通は思わない。こういった魔獣を荷役にできるのは、ほんのごくひと握り。
「なんでも、異界からとか……。Fランク冒険者が、マッドボアに追い立てられているのを見逃せないと」
これで、ブラフが完成した。僕を雇っているのは高潔な高ランク冒険者ということになる。ノクターンがいてくれるおかげだ。
ノクターンは異界の魔獣、それは間違いない。なにせ淫獄から来たのだ。
「お、おう……そうか……引き止めて悪かったな……」
パッとしない中級冒険者なんてこんなものだ。上級冒険者の威光にたじろいで、自分たちの依頼に出向く。
ノクターンは僕の友人で、まずノクターンだけでも多分彼らより強いけど……。
それに多分、僕も彼らを無力化できる。ドレインすればいい。あれだけ、性欲旺盛な人たちだ、むしろしてあげれば良かったかもしれない。そんな事を思いながら、彼らの背中を見送った。
「……ふぅ。行こうか、ノクターン」
これ、マックスには見せたくないな。
「ブルルッ!」
ちょっとめんどくさい。でも、こうしておけばとりあえず波風立てなくて済む。本当にどうしようもないときは、ドレインでもしよう。
生命には影響ないし、無力化もできる。むしろ、多少やったほうがいいかもしれない。
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こうして、僕は解体場にマッドボアを運び込んだ。
解体場ではまず査定札を手に入れることができる。その査定札を受付に持っていくことで、報酬を得ることができるというのが討伐した魔獣を提出する流れ。
先に解体をした場合でも解体場は必ず経由する。買取額を査定するために。
更に冒険者ギルドには高潔な冒険者も一定数いる。そのおかげで、汚職が万延しにくい。
僕は、途中厩舎でノクターンと別れて受付に行く。厩舎の一般的なルール、蹴られても文句言いっこ無しを言い含めて。
最悪、僕は男としてこの国に国籍がある。法廷では男として扱ってもらえる。
所有または、貸与された馬が、主人以外の誰かを蹴った場合、それが厩舎の中である場合は飼い主の責任を問わず。ただし、主人が女である場合、邪悪な魔女である可能性を考慮し追加尋問を行う。
それがこの国の法律だ。この追加尋問が行われることは非常に多い。邪悪な魔女とは、悪魔の魔術を行使する者のことだ。……って、僕もその邪悪な魔女に該当してしまうけど。
でも、男だから尋問されないのだ。本当に、女の人ばかり割を食っている。