ふたなり淫獄女王の幸せメス奴隷な婿―冴えない男の娘冒険者の僕が貞操観念狂ってる淫獄でふたなり淫魔女王のメス堕ち快楽調教に屈して実質王妃な国婿になるまで― 作:暁深夜
そんな戦闘訓練の最中のことであった。
「さて殿下、ボクはこのあたりで」
スケルデは僕の剣を止めると、ウィンクしながらそういったのだ。
「アレン君! すごい強くなったね!」
その理由は、その声でわかった。アスモデウス様が迎えに来ていたのだ。
「うん!」
振り返れば、彼女が視界に飛び込んでくる。それだけで僕は嬉しくなる。
「騎士のみんなも、アレン君も訓練よく頑張りました! ついでだからちょっと戦ってみる? 皆!」
アスモデウス様は悠々とした態度でそう言い放つ。淫獄騎士団、訓練中の総勢40名。それを一人で相手しようというのに、何一つ気負った様子がない。
「いいんですか!?」
騎士たちは次々と戦意をみなぎらせていく。
この国の最強戦力は、二位三位の騎士団長たちからしても隔絶しているようだった。
「うん!
それが、アスモデウス様のありえたもう一つの姿だった。全てを姦通し、文字通りの快楽の地獄を作る姿。
無数の触手がうねり、大地を空を埋め尽くす。その中心で翼を広げる姿はまさに魔王。風景さえも一変させる、アスモデウス様の最強の魔法だった。
「みんなー! 魔王討伐ごっこだよー!」
のほほんとしてるんだよなぁ……こんな絶望的な風景なのに。
「殿下! 行きましょう!」
スケルデを筆頭に空翼騎士団は、アスモデウス様に突貫する。まるで光の槍が飛翔するかのような速度なのに、アスモデウス様の触手はそれを的確に叩き落す。
掴まれてはその触手を切り裂く。だが、その端から二股に別れて再生していく。その姿は人間界の古い英雄譚に出てくるヒュドラそのものだった。
「ほらほらー! 頑張らないと捕まえちゃうよー!」
のほほんとしてるんだよなぁ……まさに魔王なのに……。騎士団を一人で相手するような、最強魔王なのに……。
「スケルデ!」
地上からは、アルプたち地上の騎士団が全力で空翼騎士団を援護していた。
「アレン君! よそ見だめー!」
僕の方にも触手が飛んでくる。その触手の種類は様々だ。表面が硬質のものから、柔らかいもの。形が、男性器のようなものすらあった。
「うわわ!?」
僕は急いで逃げながら、魔法を連射する。その効果も様々だ。触手を爆散させるものもあれば、耐えられてしまうものもある。
「レジーナちゃん捕まえた!」
それだけ相手しながら、騎士を一人、また一人と捕まえていく。
どう考えても強すぎる。魔王は全てこうなのだろうか……。だとしたら、魔王は一人で人間界を相手にできる。
「つ……強すぎる……」
と、言いつつもレジーナに悲壮感はない。なにせ、訓練である。アスモデウス様が、直々に相手をしてくれているだけだ。
「はいはいー! 次はもっと視界を広くとりながらかかってきてね!」
せっかく捕まえた騎士も、アスモデウス様は離してしまう。もう、彼女を倒せる方法が思いつかない。
なにせ、これでレーヴァテインまで持っているというのだ。世界を壊す剣を持っていながら、それを抜かなくてもこれだけの相手をのんびりと相手してしまうのだ。
「っくぅ……硬い……!」
僕も必死で応戦する。でもアルプに剣を教えてもらっている時を思い出すような、僕を成長させるいなし方だ。
僕がギリギリ次の攻撃に移れる程度にいなして、いなされることに僕を慣らしていくようなやり方。
これだけの数相手にしてこれをやっている。本当に、狂っている。何をすればこれを倒せるというのか。
「アルプ!」
「わかった!」
阿吽の呼吸でまだ一回も捕まらずにいる二人は、一番アスモデウス様に抗っている。
「「
それが、無数の触手を解き放ち、小規模にアスモデウス様のような姿を現出させる。
「上手になったねー!」
本当に、アスモデウス様はのほほんとしている……。
触手一本一本が淫魔一人の戦力を有するのに。それが無数に展開しているのに。
だって、アスモデウス様の触手は一本一本がアルプとかスケルデのような騎士団長の触手未展開に匹敵しているのだ。
「アスモデウス様強すぎ……」
愚痴も吐きたくなろう。こんな化物の戦闘能力、あまりに理不尽だ。
「ほらほらーアレン君も捕まえた♡」
急に足に触手が絡みつき、直ぐに手にも絡みついて拘束されてしまう。僕だけ、開放してもらえなかった。
「さぁ、淫獄騎士団! 囚われのお姫様を助け出せ!」
と、捕らえている張本人のアスモデウス様が言う。
正直ものすごく無茶を言っている気がする。
そんな事をしている間にも、触手は僕をアスモデウス様の本体に近づけて、ついにとなりへ来た。
「あの……僕がお姫様?」
これは訓練なのだ。騎士たちがどれほど本気になろうと、訓練で終わらせられる。それだけの実力を、アスモデウス様は持っている。
「うん♡」
さっきまで、スケルデに訓練してもらっていた僕は、囚われの姫に転職した。
「今参ります!」
「魔王め!!!」
しかし、両騎士団長、ノリノリである。アスモデウス様を鋭く睨みつけ、無数の触手が無量の斬撃を放つ。
「ほらほらー! 早く来ないとさらっていっちゃうよー! 食堂に!」
普通に、昼食を食べに行くだけである。
ごっこ遊び絡みの、訓練。それが終わったとき、騎士たちは息も絶えだえだった……。