はんなり言葉の後輩女子が実はチンカス大好きの妖怪アカナメであることを俺だけが知っている件 作:37級犬築士
目的も無い、デートプランを作れるような器用な奴でもないし、ましてや今日の自分が彼女の為に何かをするなんてまっさらその気も無かった。
だけど、耳を舐められて、悶々とした淫欲を少しでも植え付けられてしまえば、気の迷いの一つや二つ起きてしまう。
振り回されて、流されている自覚はある。だが、それも考えてみれば無理のない事。
「デートや、先輩とウチとのデート……ほんま、楽しみやわぁ♡」
甘えた言葉遣い、見上げるその顔は可憐、抗えない不思議な魔力で人を惑わせる。
熱を帯びる自分の顔、そして未だ右耳にこびりつく唾液の湿り気と舐めまわされて嬲られた余韻。
敏感になっている右耳が外気に触れるだけで、言いようのないもどかしさが全身に走って、最後は下半身の一点に帰結する。
猫っ毛のような黒髪ショートがあどけない、けれども流し目にわざとらしく釣り上げた笑み、裏のあるいじらしい様はいつだって油断ならない。
忘れてはならない。木山清香は人ではない、妖の類、妖怪のアカナメ。
自分だけが知っている、妖怪アカナメは男をかどわかす、何とも恐ろしい淫魔なのだ。
〇
「……なあ、木山……っく、ぁあッ」
声に出すまいとしている、奇跡的に誰も見ていないし、皆スマホを見ていてイヤホンも付けている。
揺れる電車の中、まばらに座る乗客達、社内の一番端の席に座る俺たちの前には誰もいない。二つほど開けた先に、イヤホンを付けてゲームに夢中な社会人、寝ているおじいさんに、会話がうるさい主婦数人。
誰も意識はこちらに向けていない。それをいいことに、木山は早々に仕掛けてきた。
「ふふ……ん、じゅる、ちゅるぷ……ん、くぷ……んっぷ」
一見、横目に見れば膝枕で寝ている女の子の姿に見えなくもない。だが、木山の口から延びる舌は、ひらいた社会の窓から侵入して下着の中から性器を見つける。衣類に収まったまま、肉竿が木山の舌で舐められて、突かれて、血が巡り勃起が促される。
こんな、堂々とした行為。だが、見えていないのをいいことに、木山はフェラチオを続ける。
正面から見えてしまえば終わりだ。だから、念のためにカバンを立てて横に置いて、それで見えないようにする。
後は、自分が声を出さなければいい。
「————ッ」
……ちゅぷ、ぬるる、ずりゅ……くちゅ、じゅる、ぬるるッ
「……ん、ぁ……先輩♡……おチンカス、またようけ溜めて。れぇ……ん、れるれぇろ」
……もぞ、ぬるるちゅ、ずる、じゅろろぉ
「!?」
長く伸びる舌がまるで触手の様に、服の中で肉竿に巻き付き、包皮を向いて痴垢を舐め取る。
舌だけなのに、器用に扱く動きまでやってのけて、服を着たままなのに、手コキとフェラチオをされているみたいだ。
声に出せない。そんなこちらの頑張りをつついて壊す様に、舌先が包皮の中へ入って、亀頭を、カリ裏を
「ぁ……ッ————」
漏れ出る予兆、敏感な部分を歯ブラシで磨くような執拗な責め。
舌のざらつきで粘膜をこする。包皮の中で何度も円を描いて舐めまわす舌先にはたっぷりと唾液が湧いていて、痴垢が全て舐めとかされて奪われる。
そんなことをされたら、当然奥にたまったものも
「……き、木山……ごめんッ」
「ん……んん♡」
じゅるると、肉竿を巻き付いた舌が引っ込んでいく。つまり、それは服の外へと肉竿が出てしまうということ。
硬く大きくされた肉竿、外気を浴びることなく、舌に包まれたまま木山の口の中へと入った。
熱くて、とろとろの口内。唾液に浸された剥き出しの亀頭に、木山の熱がしみ込んでくる。
口の温度で、肉竿が溶けてしまうッ
「……っく」
出る、淡く絶頂の震えが体を駆け抜けた。震えた後で、ゆっくりと漏らす様に精液が零れ落ちて、けど外には出ない。全部、唾液と一緒に木山の喉を通って、飲み続けられ、吸われて
「ぁ……っく……ぁぁ、木山ッ」
「————ん、ふふ♡」
舌の根に、とくとくと、白濁の液を注いで、木山は静かに喉を鳴らした。吸い付く口、すぼめた頬の内側が肉竿に張り付いて、射精のリズムを促してくる。
「……ん♡……ん、っん♡……コク、コクコク♡」
「ぁ……はあぁ……ぁ、ぁぁ」
バレていない、誰にも見られていない。
揺れる電車の中で、座席に座ったまま彼女の口で射精する。
木山の黒髪、そっと撫でて、触れて、少しだけ肉竿を舐める口をより深く入れ込んだ。
暖かい、溶ける心地、もう少しだけ味わいたい。
「……ん、んん……へん、はい♡……ぁ、んん……っく♡……えっち♡」
〇
電車内で起きたことは、結局誰にもばれないままで済んだ、ただし漏れ出る匂いの残滓で、誰かは気づくかもしれない。降りる際、目的地の大きな駅で、沢山の人が車内に入ってきたから、すれ違う際や、俺達が座った席で、なんて考えると怖いものがある。
一応、制服姿のままだから、人目に付く破廉恥な行為は絶対に避けねばならないのだ。何を言っても手遅れかもだが、とにかく気を付けねば、と思った矢先にだ。
「先輩、ウチこれ欲しい♡」
「……いいんじゃないか」
電車を降りて、そのままロータリーで向かった先はひときわ大きい、まるで城塞のような百貨店。フードコートで昼食をすまし、次に向かった先のこと
木山のリクエストで向かった店、アパレル関係の店が立ち並ぶフロアで、手を引いて連れ込んだ先は
「紫のブラとショーツ……はんなり美人の後輩が身に着けるんは、こないなんがええ具合ちゃう?……先輩♡、ウチに似合うエッチな下着♡……選んで欲しいわ♡♡」
木山が贔屓にしているランジェリーショップだ。
× × ×
店前で騒ぐこともできず、店前に来た時点で逃げ場も無かった。レディース系のショップが立ち並ぶフロアで木山と一緒じゃない自分に向けられる視線とで天秤にかけて入ってしまったが、正直これなら痛い視線に耐えて一人待っていた方が良かった。
これ幸いとばかりに、木山は俺に派手な下着を進めたり、実際に試着して肌を見せてきたりもした。そう、今の様に
……ガララ
「……似合ってる」
「先輩……もっと他にゆうことあらへんの?」
「十着もみせられたらそんなもんだ……もう、許してくれ」
「……赤面しとるし、ええね。ほな、さっきのだけにして、これ……包んでくださいな」
女性店員に数着渡して、また着替えに戻る。店員さんがこちらを見て、なんというか同情しているのか、暖かい目で見ている。その手はファイトを伝えているつもりなのか。
「彼氏さん、彼女さんすごいですね……スレンダーで、すっごく綺麗な体で、何かモデルとかしてたりします?」
「……モデルはしてないです。」
「へぇ、意外」
「あと、人間じゃないです」
「……え?」
若干引いた眼でこちらを見る店員、そして着替えを終えた木山が俺の右隣に、定位置に付いて腕に絡みつく。
ほんの少しだけ、痛みを感じる力加減で腕に絡みついて、フィッティングルームを後にした。
木山は機嫌のよさそうな顔で、今度は扇情的な下着コーナーへと足を運ばせた。
× × ×
「……なあ、もういいだろう」
「?」
ティーバックの下着がいくつも並ぶ一角で、俺は疲れた声で木山に言った。
「先輩はウチのてぃーばっくは見とぉないん?」
「見たくない、とは言い切れない……ただ、少し疲れた。それに、男の俺に良し悪しなんてわかるもんじゃない。変なものを着せたくないってのも、ある」
ひねり出した建前としては十分だと思った。だが、木山はにまりと笑みを浮かべて、釣り上げた笑みを向ける。
黒と紫の中間、雅な色合いをしたティーバックのショーツを眼前に掲げて、声色を強めていった。
「先輩のおちんちんが固ぉなるんが、ウチにとって一番大事なこと。せやから、選んで欲しいの……この気持ち、わかってくれへん?」
あざとい声色の後輩が迫る。その手に卑猥な下着をもって、ひらひらとスカートの前にかざしてみたり、こっちの手にぬくもりと合わせて触れさせたり。
「ウチのお願い、駄目♡?」
「……お前は、美人だから何でも似合う。だから、勘弁してくれ」
絞り出した言い訳、とうか陳情。だが、木山は引こうとしない。
「い~や~や……先輩はウチの、彼氏♡……せやし、彼氏の意見を無視なんてできひん。やから、もっかい聞くさかい……答えて。これ、ウチのおまんこを隠すにはほん少し布が小さいけど、先輩は好いてくれる♡好かへん♡」
「……ッ」
思わず口を塞ごうかとも思った、だけど運よく店員は近くにいない。
というか、彼氏彼女で来ていると思っているからか、妙に距離を開けられているし、邪魔をしないようにという配慮が逆効果だ。この妖怪を止めてくれ、それが無理ならオンミョウジを呼んで欲しい。
「ふふ、このティーバック、ウチが付けたらはみ出てまうんよね」
「ノーコメント」
「……ウチのおまんこの毛、陰毛のことや♡」
「————ッ!?」
その手に見せるは商品の下着。真っ白なレースに模様を敷いて、けれども覆う面積は心もとない。そんな下着、木山の裸で身につけた姿が目に浮かんでしまった。
「きひひ、ウチのおまんこの毛……ちゃんと整えとるんよ。せやけど、これやったらはみ出てまうし……全部剃ってパイパンにせなあかんね……そん時は、先輩にお願いしてええ?」
「の、のーこめんと……で、どうか許してくれ」
赤面が止まらない。顔から火が噴き出そうだ、というかもう燃えてしまう。
「このレースかわいいわぁ、ウチに買ってくれるんやったら何時でも着たげるさかい、それに脱いで欲しい先輩が思ったら、ウチは何時でも何処でも脱いであげます♡……先輩は、下着姿と裸姿、どっちウチがお好き♡?」
もう限界だ。流石に限界だ
「居心地が悪い、帰りたい」
「やぁん、イケず♡」
「……十分楽しんだだろ。もう、ほら」
勉強に付き合わせた分の借りと考えてもオーバーだ。買うものは買った、木山の手から商品を取り棚に戻して、俺は手を引いた。
「……出るぞ」
「あ……先輩、ちょっと待ってぇな」
「……ッ」
振り回される側の気持ちにもなればいい。そんな思いから、少し乱暴とは思ったが
店を出ようとして、狭い通路を抜け出んとして
「……ぁ、キャッ」
「!」
つまずく木山、とっさに体を受け止める。
抱きしめるような形で、驚いた顔のまま固まる木山を見て、そして
「……お、おい……大丈夫か?」
「ぁ……はい……ウチは、んッ……っつ」
静まる空気、冷えつく温度。
やってしまったことを自覚した。木山の足の、不自然な引きずり方。
片足で自重を支える立ち方。自分が、無理に引っ張ったから
「医務室、確か……前に、えっと……とにかく、連れて行く」
「ちょっと、ほんまにちょっと痛いだけ……ウチは別に、って……先輩、きゃッ」
また悲鳴を上げた。だが今度は痛みからではなく、驚き、困惑。
抱え上げた木山の体は、本当に軽くて、小さくて、余計に心が裂けそうになった。生意気を言って、揶揄って、卑猥な行為をしている、だけども実際は、年下のか弱い女の子なんだ。
雑に扱っていいわけがない。
「後で、死ぬほどあやまるから……清香」
次回に続く
今回はここまで、次回の投稿は少し空きます。読了感謝です。
感想・評価等貰えれば幸い。モチベ上がってねっとり陰毛の描写が捗るかもしれない。黒髪和風美人なJKは陰毛がある方がエッチ、異論も認める。