※この作品はR-18です。

王の反逆!   作:ボルメテウスさん

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伝説の巨人

その日、帝都は大きな騒ぎが起きていた。

 

「なぁ、邪悪の王がこの帝都に来るというのは、本当なのか?」

「けど、どうやって、来るんだ?」

 

少し前から噂になっている事だった。

邪悪の王と自称し、その正体が未だに謎に包まれているとされているギラが、この国に来る。

その噂が本当が嘘なのか。

 

「アカメが言っていた例の奴、どうやって来るつもりだ」

 

その日、帝都を偵察に来ていたレオーネは、そう言いながら、帝都にある建物の上空から見渡す。

噂の出所がどこか分からないが、それでも、反乱軍としても、ギラをここでは死なせない。

その為に、見つめる。

 

「それにしても、噂では正面から堂々と来るって言ったけど、どこに」

 

そう、レオーネは呟きと共に、全身の毛が逆立つ。

それは、レオーネの帝具ライオネルである直感だからこそ、感じられた感覚。

 

「一体、何がっ」

 

その言葉と共に、外を見る。

 

「これは10体の危険種かっ、しかもここまで、届くって」

 

そう言っている間にも、それはこちらに迫ってきたのは、10体の危険種。

だが、その身体は機械で出来ており、普通の危険種ではなかった。

 

「なんだっあいつらは」

 

その疑問に思っていると、帝都の上空にいた危険種が、それに反応して、襲い掛かる。

それに対して、驚きを隠せない間にも、その10体の危険種を見つめていると。

 

「降臨せよ!キングオージャー!」

「声?それも人の声、というよりも、さっきの名前って」

 

それに驚いている間にも、危険種達はその姿を変えていた。

赤いクワガタを思わせる危険種を中心に、その姿を徐々に変えていく。

 

『シュゴーッド!KING! KING! KING-OHGER!』

「なんだよ、あれは」

 

それは、常識では考えられない光景だった。

10体の危険種が、1体の危険種に。

 

「あれって、まさかっ、キングオージャーなのか」

 

帝都の発展に大きく関わったとされる伝説の存在。

帝都でも、昔話として有名な存在であるそれが、まさしく空にいる。

同時に、危険種達は、そのまま襲い掛かる。

それに対して、キングオージャーは、そのまま真っすぐと城に向かって行く。

その速度は凄まじく、危険種は、追うのに必死だった。

時には、キングオージャーの動きを止めようと攻撃を仕掛ける。

だが。

 

「きゃぁ!」

 

町に被害が出そうになった。

だが、キングオージャーは、その身体にある武装で危険種の攻撃を切り裂き、さらには住民の被害が出そうになった時には、その場で留まり、攻撃を止める。

それらの行動をしながらも、その目的地は、確かに城へとたどり着く。

城へとたどり着くと共に、危険種は、攻撃を行えない。

だが、それと共にキングオージャーから出てきたのは、一人の赤い男。

 

「さて、話に来たぞ、弟!!」

 

それこそが、帝都でまさしく、話題を呼んでいた男、ギラであった。

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