帝都での宣戦布告から、少し経った。
僕達は、とある場所へと向かった。
山奥のとある城。
その城には、巷では山賊が住んでいる場所だと聞いている。
その城に、僕は、とある目的で向かっていた。
「少し、話したい事があるが、良いかな?」
「っ、お前はっ」
僕は、そのまま正面から入ろうとすると、門番である兵士が僕を見て、驚きを隠せない様子だった。
「邪悪の王っ、ギラっ」
「そうっ、俺様こそがっ、邪悪の王ギラだ!」
とりあえず、そのまま空気を読むように、叫ぶと共に、そのまま警戒する。
その最中で。
「開けろ」
「っ隊長」
聞こえた声と共に、その兵士は、そのまま扉を開ける。
開けた扉の中から出てきたのは、赤髪の少女だった。
かなりラフな格好をしているが、それと共に感じるのは、身体から出ている熱気だった。
「あなたが、ギラ様で良いんだよね」
「あぁ、その通りだ、お前はっ」
それと共に、俺様が呟くと同時に、そのまま胸ぐらを掴んできた。
同時に、こちらを睨んでいた。
「あんたの事はこっちまで噂が来ているわ。それで、まさかここをあんたの言う侵略に使うつもりかい」
それは、怒りと言える言葉だろう。
かなり警戒している様子らしく、あの時の俺様の言葉を確かに聞いたようだ。
「そんなつもりはない。お前達の力を借りるつもりは毛頭ない」
「なんですって?」
その言葉と共に、こちらを睨むのを止めない。
「事実だ、帝都の正義を潰す戦いに対して、俺様は、キングオージャーの力のみで、戦う」
「随分と傲慢な考えな事だ」
「あぁ、そうだな」
それを否定するつもりはない。
「そして、ここに来たのも、俺様にとって、必要な物を貰いに来ただけだ」
「貰いに来たって、素直に渡すとでも思っているのかい?」
それに対して、目の前の少女は勿論の事、周囲の奴らはこちらを睨んでいる。
それは、殺気だろうが、変わりない。
「対価があるんだったら、言え。他の民に迷惑をかけないならば、俺様が叶えよう」
「・・・なんで、民が迷惑にかける事を、邪悪の王が気にするんだ」
「邪悪の王が気にして、何が悪い。それに」
そのまま、俺様は、真っ直ぐと、目の前にいる少女を見つめる。
「俺様は犠牲を出さない戦いをする。正義の為ならば、犠牲が必要ならば、俺様は目的の為に手段は選ばず、犠牲を出さず、邪悪に滅ぼす」
「滅茶苦茶だよ、あんたの言っている事は」
そう、彼女は突き飛ばす。
それでも、俺様は下がらない。
それに対して、呆れたように、ため息を吐く。
「・・・ナイトレイドのアカメからある程度、噂では聞いていたけど、本当に民の為に戦っているんだね」
「アカメは、元気なのか!」
その言葉を聞いて、僕は思わず目を見開く。
「うおっと、あんた、そういうのは聞かないのかい。まぁ、暗殺部隊だけどね。
まぁ、ここは革命軍にとっては、前線基地みたいな場所だからね」
「そうなのか?」
「えぇ、山賊というのは、いわばカモフラージュだよ、私はここの特攻隊長を務めているカレンよ」
「特攻、道理でさっきから猪突猛進っぷりな訳だ」
「・・・一応聞くけど、そっちの奴は?」
「えっあぁ、彼女はC.C.さん、俺様の第一の家来だ!」
「おい、誰が家来だ」
「ごめんなさい」
すぐに演技をするように言うが、C.C.さんの言葉で、思わず謝ってしまう。
「そっちが素って感じな訳ね。それで、何を探しているんだい」
「あっ、そうだった、実は」
そのまま、僕は、そのまま紙を取り出す。
「これは琥珀かい?」
「あぁ、実は、キングオージャーの力を完全に解き放つ為に、他の仲間達を探しているんだ。
その中で、このシュゴッドソウルを探しているんだけど」
「・・・それ、私、持っているわよ」
「えっ!?」
その言葉と共に、僕もC.C.さんも、思わず驚きの声を出してしまう。
それと共に、カレンさんが取り出したのは、間違いなくシュゴッドソウルだった。
「私の家系が代々継いでいるんだけど、価値がないって言われて、押しつけられたんだけど」
「それだ!」
そのまま、僕は、そのままシュゴッドソウルを手にしているカレンさんの手を握る。
「えっ!」
「お願いします!そのシュゴッドソウル、僕に貸して下さい!!」
僕は真っ直ぐとカレンさんを見つめる。
「まぁ、あんたがやろうとしている事はこっちとしても手伝いたいから、良いけど、それって、本当に、何もないわよ」
「そんな事ないです。少し借りますね」
そのまま、僕はシュゴッドソウルを手にする。
それと同時に、そこから感じる感覚。
それは、地下から聞こえる。
「・・・ここにいたのか」
「えっ?」
「だけど、どうしよう、このままじゃ、この城がヤバいっ」
「えぇ?!」
僕の言葉にさすがに驚きを隠せないカレンさん。
「それって、どういう事なの!」
「このシュゴッドソウルと関連するシュゴッドが、この地下にいたんだ。
今、それに反応して、地上に向かって、掘り進んでいるんだけど、このままじゃ、城にぶつかちゃうから」
「どっどうしたらっ『おい!』っ」
そうしていると、僕の腕にある通信機から連絡が来た。
それは、ヤンマからの連絡からだった。
『お前がいる場所、今、厄介な奴らが来ているぞ』
「厄介な奴ら?」
『特殊警察イェーガーズという奴らだ。
奴ら、その山賊共の討伐依頼を受けているようだ』
「イェーガーズってっ、あのエスデスが新設した帝具使いの集まりっ」
「・・・エスデス?」
まるで聞いた事のない名前に、僕は思わず、首を傾げる。
「お前の知っているブドーと並ぶ帝国最強と謳われる女将軍だな」
「まさかっ、ここにっ」
『幸い、向こうはお前を気づいていない、さっさと逃げるのも「それが出来ないんだ」あぁ?』
「ここで、シュゴッドが起きようとしている。ここに来るには、夜までかかるから」
『その場合、向こうにシュゴッドが手に渡る訳か、そうなったら、かなりヤバいぞ』
「だったらっ、私達も戦うよ!そのシュゴッドだっけ、そいつを奪われたら、こっちもヤバいからっ」
「・・・ヤンマ、そのイェーガーズの数は」
『こっちで調べた限りだと、8人だ、だが、帝具使いがほとんどだ』
「・・・だったら、俺様だけで相手をする」
ヤンマからの話を聞いて、俺様は、覚悟を決めた。
「何を言っているんだっ、相手は「あぁ、強敵だろうな、1人では無謀かもしれないだろうな」だったら」
「だがっ、お前達がいた所で、戦況が良くなるとは考えられない!」
「っ」
それには、その場にいる全員が、反論出来なかった。
「だから、生き残ってくれ」
「っ」
それに対して、カレンは、何も言えなかった。
『あぁ、仕方ない、俺もそっちに行くわ』
「ヤンマ!」
ヤンマの言葉に、僕は嬉しくなる。
『それに、他の奴らも、イェーガーズの所属の奴らに、用があるからな、俺も含めてな』
生存アンケート ボルスは
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