※この作品はR-18です。

王の反逆!   作:ボルメテウスさん

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蜘蛛の兄弟

「それで、てめぇは、一体何を目論んでいるんだ」

「目論むとは、酷いねぇ。俺はただ単に、元の安寧道に戻って欲しいだけだからね」

「元のだと」

 

そう言いながら、ジェラミーは頷く。

 

「帝都では、侵略による戦争が多くあった。その戦争は未だに続いており、それに対して不満に思う民は多くいた」

「その戦争をしている相手の国の王を目の前にして、よく言えるわね」

「あぁ。けど、民だって戦いから離れたい。そんな彼らの思いを救う為に、俺達は活動していたんだ」

「宗教でか?」

 

ジェラミーは、それを聞くと笑みを浮かべる。

 

「あぁ、勿論だ。人間は弱いからね、何かに縋らないと生きていけない人間もいる」

「・・・あぁ、あの時のクロメも」

 

その目の奥にあるあれは、今のジェラミーの言葉には納得が出来た。

 

「だからこそ、そんな壊れてしまいそうな弱い心を正しく導くんだ。弱っている時こそ、人は残酷になってしまう。

それを導く宗教こそが、安寧道の役目だからね」

「まぁ、宗教が全てが悪という訳ではありませんからなぁ。私の国では、あまりにも怪しいのは断りますがな」

 

ジェラミーの中で、宗教がどのようなのかは、ここまで聞いて理解出来た。

 

「それで、私達に具体的にはどうして欲しいんだ」

「・・・安寧道に潜むスパイであるボリックの悪行を捌いて欲しい」

「なに?」

「今の教祖は、なかなかにお人好しでねぇ。なんでも信じやすいのが、たまに傷だからね。だからこそ、こういう奴をなんとかするのが、俺の役割という訳」

「・・・つまり、お前は安寧道を裏で行動しているのか」

 

それに対して、ジェラミーは不敵な笑みを浮かべながら。

 

「さぁ、それは「そいつは人間じゃないぞ」おいおい」

 

そう、何か言おうとした時、C.C.さんが来ていた。

 

「C.C.さん、それって、どういう事なんですか」

「そいつは1000年前、ある実験で生まれた奴だ」

「ある実験?」

「おいおい、まさか、こんな所でお前さんと出会うとは、驚きを隠せないぜ」

「言ってろ」

 

そのままC.C.さんは呆れたように言う。

 

「それで、その実験とは」

「危険種と人間のハーフ」

「なっ」「まったく、そういうのは、場面があるのに」

 

そのまま、ジェラミーが見せた腕は、人間の物ではなかった。

 

「っ」

「クイーンアラクネとのハーフでね。寿命も、人間とは桁違いなのさ」

「それじゃ、そこにいるのは」

「まぁ、ここにいるゴットタランチュラは俺の弟みたいでね。こいつは罠系統の帝具の開発に大きな貢献をしたからね」

「帝具の開発の貢献だと?」

 

それに対して、ヤンマは、思わず聞いてしまう。

 

「キングオージャーが始まりの帝具。それはいわば、全ての帝具の原型となっている意味でもあるからね」

「マジかよ。キングオージャーが特別だとは思っていたが、そこまでとは」

「さて、俺の話、もっと聞きたくなっただろ。俺の願いを聞いてくれたら、お前さん達が知りたい事を沢山教えられるからね」

「なるほど、知識を対価に我々に働いて貰うという訳ですか」

 

それに対してカグラギは笑みを浮かべながら聞く。

 

「兵器開発、医療、農業、法、この帝具の1000年の発展を共にした俺からしたら、既に失われた技術を既に知っている。

だから、どうだい、取引といこうじゃないか」

 

ジェラミーは、そう言いながら、こちらに手を伸ばす。

 

「ならば、聞きたい」

「なんだい?」

「残りの二体のシュゴッドの居場所、そこに心当たりは」

「勿論、あるとも」

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