※この作品はR-18です。

王の反逆!   作:ボルメテウスさん

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フェイクマウンテンの共闘

その出来事に関して、タツミとウェイブは、驚きを隠せなかった。

イェーガーズの一員に強制的にさせられたタツミにとっては、このフェイクマウンテンは脱出が出来るチャンスであった。

その為、隙を見て脱出をしようとしていたのだが。

 

「むっ」「えっ」「なっ!?」

 

タツミの目の前にいたのは、まさかのギラであった。

ギラに関しては、タツミは先日の出来事もあり、その強さもある程度知っており、彼がこれから起こそうとしている事も理解出来ている。

 

(出来れば、協力してやりたい所だけど、さすがに)

「お前は、ギラだな、この場所で、一体何の用だ」

「何の用だと、決まっている!この場所で、俺様は食材を探しに来たのだ!」

「「食材?」」

 

まさかの食材という単語が出てきたという事もあり、タツミもウェイブも首を傾げる。

邪悪の王と名乗っている事もあり、その目的が一体何なのか分からないでいた。

 

「ふむ、丁度、あそこにある雑魚共だ」

「「んっ?」」

 

その言葉と共に、思わず振り返った二人。

その先にいたのは、目がついた木。

それも、生きている事から考えて、危険種だという事が分かる。

 

「あっあれを狩るのかっいや、元々考えたら、まぁそうなんだけど」

「とにかく、今は「邪魔だぁ!」うわっと!?」

 

そう、ウェイブが構えていると、ギラはそのまま王の剣で一閃。

その真横には、ウェイブを捕えようとしていた危険種の蔦がそこにあった。

 

「えっ、助けてくれたのか?」

「何を勘違いしている、この雑魚の行動が気に食わなかっただけだ!」

「えっと、そうなのか」

「だからこそ、貴様らはさっさと下がると良い、お前達の相手は、この雑魚共を片付けた後で、行ってやる!!」

 

その一言を聞くと共に、むっとした表情をウェイブはする。

 

「おいおい、そうはいかないぜ。ここで下がったら、海の男の名が廃るぜ!」

「ほぅ」

「おいおい」

 

その言葉を聞いたギラは笑みを浮かべ、タツミは少し呆れた様子だった。

 

「ならば、勝負と行こうか、この三人の中で、誰が雑魚を一番多く狩る事が出来るか!」

「おぉ、良いぜ、乗ったぜ、その勝負!なっ、タツミ!」「巻き込まれた!!(だけど、チャンスだっ、これに紛れて)」

「ではっ始めるぞ!!」

 

その言葉と共に、戦いが始まった。

各々の三人は、その手に持つ剣で、眼前にいる危険種を倒していく。

バラバラに、戦いを行っていこうとするが。

 

(にっ逃げられねぇ)

 

タツミが脱出の機会を探れなかった。

ウェイブ一人ならば、簡単に脱出する事は出来たが、ギラがなぜかタツミを見ている。

その訳が分からず、困惑をしている最中、最後の危険種を狩り終えた。

 

「ふぅ、こんなもんか、さて」

「勝負か、受けて立つと言いたい所だが」

「なに?」

「そろそろ、これを食べる時間だからな」

「はい、食べるって、何を」

 

そう、ウェイブが呆けていると、こちらに何かが迫る。

それに気づいたウェイブが、すぐにその後ろに下がる。

同時に現れたのは、巨大な飛蝗。

 

「なっ、これは危険種っ」

「こいつの名はバッタ!このフェイクマウンテンで眠っていたが、つい最近、起こした!だが、腹が減っていたらしくてな。大好物の危険種を与える為に俺様がここまで来たんだ!」

「まさかっ、キングオージャーとなる危険種がここにいたのかっ」

「くくっ、その通りだ。んっ?」

 

そうしていると、ギラは、そのままバッタの方を見る。

 

「…えっ、マジで」

「「んっ?」」

「愛しのサソリーヌの気配を感じる、今すぐに行かなければ?」

「愛しの」「サソリーヌ?」

 

いきなり、何を言っているのか分からずに困惑をしていると、バッタはそのまま飛び立とうとした。

 

「という事で、俺様は、ここで行かせてもらう!勝負はまたの機会だ!」

「あっ、待てっ!」

 

そう言い、ウェイブは叫ぶが、そのバッタの跳躍力は凄まじく、瞬く間に彼方へと行ってしまう。

 

「ぐっ、行ってしまったか。にしても、あれが邪悪の王か。けど」

 

同時に、眼前で見たギラという男に関して、ウェイブは疑問に思った。

 

「あいつからは、なんか悪党のような気配がまるでない。一体どういう事なんだろう」

 

そう、ウェイブは首を傾げる。

 

「なぁ、タツミはどう思う」

 

ウェイブは、そのままタツミの方へと確認しようと後ろへと振り返る。

だが、そこにはタツミの姿はいなかった。

 

「…えっ?」

 

それに対して、ウェイブは思わず呆けた声を出してしまう。

そして、そんなタツミはというと。

 

「やべぇっ、さすがにこの高さはやばいっ!!」

 

バッタの脚にしがみついていた。

ウェイブがギラの方へと目線を向けている間に、タツミはすぐにバッタの脚にしがみついた。

それによって、その場ですぐに離脱する事が出来た。

だが、しがみついたのは良かったが、バッタの跳躍力は想像以上だった。

このままでは死んでしまう。

 

「むっ、貴様は、ここまで追ってきたのか」

 

それと共に、バッタに乗っていたギラがタツミの前に出る。

 

「さすがにこのまま放っておく訳にはいかない。さっきから少し近くの場所で「あのっ」むっ?」

「俺はナイトレイドの一員なんだ。だから頼みがあるんだ、俺を本部まで連れて行って欲しい」

 

タツミは、そのままギラに向けて言う。

 

「ナイトレイドの基地にと言われても、これからサソリーヌがいる場所に行かなければならないんだ」

「サソリーヌって、そもそも一体何なんだ?」

 

ギラの言葉に、疑問に思ったタツミは思わず、聞いてきた。

 

「…今のキングオージャーは、過去の帝都にいたキングオージャーよりも弱い姿だ。

その真の姿を発揮するには、カブタン、バッタ、サソリーヌの3体のシュゴッドの力が必要なんだ」

「カブタンって、まさかこの前の」

 

それと共にタツミは先日のゴッドカブトを思い出す。

 

「あぁ、だからこそ、今はそっちを優先したい」

「だったら、その、俺も手伝うよ」

「…なぜ、そのような事を言う」

 

そう、タツミに問いかけるように、ギラは聞く。

 

「…俺も民の平和の為に戦っている。そして、アカメから聞いたあんたを信じたい。

ただ、それだけだから」

 

その言葉を聞いたギラは、少しだけ驚いたように目を見開く。

同時に。

 

「…良いだろう。ならば、これから向かう先でサソリーヌを呼び覚ます」

「それって、どこなんだ?」

「ここなんだが」

 

そのまま、ギラは懐から地図を取り出し、そのままゴッドスコーピオンが眠る場所に指を指す。

 

「…ここ、俺達の基地がある場所だ」

「…マジで?」

 

思わず、素に戻ったギラはタツミに問いかけると、そのままタツミは頷いた。

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