僕達は、そのままバッタと共に、サソリーヌがいるナイトレイドの基地へと行く事になった。
「それにしても、まさか、こんな形で再会するとは思わなかった」
そう言いながら、アカメの言葉に対して、僕もまた頷く。
何時、再会出来るのかどうか分からなかった。
だからこそ、アカメと再会出来たのは嬉しい。
嬉しいのだけど。
「アカメ、その、僕を拘束するのは分かるけど、これはさすがに痛い」
「そうか?」
一応、ナイトレイドの秘密の基地という事もあり、僕を警戒する事もあり、アカメが僕の腕を押さえている。
だが、その抑え方だと、後ろから胸が当たってかなり恥ずかしい。
「一応聞くけど、本当にこの男が邪悪な王なの?」
「噂で聞いた容姿も同じだし、実際に見たアカメからの証言からも間違いないと思うぞ」
そうしながら、ピンク色の髪の少女、マインが僕の方へと目を向けながら言う。
そして、ブラートと呼ばれる男性もまた、それに同意するように言う。
「けど、噂で聞いていた性格とかなり違いますね」
「そうだよな。帝都に現れた時には、かなり大声で叫んでいたけど、性格もかなり違うよな」
そう、あの時の出来事を知っているレオーネとシェーレが首を傾げる。
「ギラは昔から小さい子の世話をしていた。
その時は自分から悪役になっていたから、それに関係しているんだろう」
「いやぁ、あぁ言う時は、こう、悪者みたいに言うと、どうにか動けたから」
「おいおい、本当にこんなので大丈夫なのかよ」
アカメからの証言を聞き、僕が実際に答えるのと同時に、ラバックは呆れたように言う。
「まぁ、帝都をなんとかするまではね」
「なんとかって、そのままお前が皇帝にはならないのか?」
僕の発言に対して、タツミは首を傾げたように言う。
その事に関しては、僕は首を横に振る。
「僕には、王様になる資格はないよ」
「資格って、ギラは確か、皇帝の血を引き継いでいるだろ、だったら」
「反対に言えば、僕はそれだけしかないんだ」
タツミの言葉に対して、僕はその答えを言う。
「国を、民を幸せするには、王様には多くの力が必要だ。それは戦闘における力じゃない」
「それは」
「民を導く多くの力がいる。何よりも、突然現れた僕が王様になって、皆は納得する?」
それに対して、全員は、すぐに答える事は出来ない。
「弟は、本当だったらもっと必要な事を学ぶ時間が必要だったんだ。
それが多くの不幸があって、そして、民の事を不幸にする奴らに利用されている。
だからこそ」
「その目を覚ませる為にか。そういう事だったら、革命軍で一緒に活動しても良いんじゃないのか?」
「それも、良いけど、たぶんだけど、僕が所属したら、その」
「その?」
「僕を王様にするから、弟を処刑する方向性になるんじゃないかなって」
「それは「あり得るな」ブラート」
僕の言葉に対して、ブラートは頷く。
「これまで大臣に唆されたとはいえ、ここまでの帝都にしたのは現皇帝だ。
ならば、それを倒した王を確実に王位を継がせる為に、革命軍は処刑する可能性は大きい」
「そんなのって」
「実際に、起きる可能性があるからな」
僕の意見に対して、理解している者も多い。
それと同時に。
「だったら、実際にお前、どうするんだ?革命が終わった後は?」
「さすがに帝都にはいられないからね、どうしようか」
そう、僕は悩む。
「・・・そっか、だったら」
「アカメ?」
「・・・なんでもない。とにかく、この基地の地下に、そのサソリーヌがいるんだな」
「あぁ、間違いない!けど、どうしよう」
「まぁ、元々は破棄する事も前提にしていたけど、とりあずはボスが帰ってきてからだな」
それと共に、これからの方針についてを考える事にした。
「さて、せっかくギラが来た事だし、今日は豪華な料理を「よしっ、ならば、僕が作るよ。アカメも手伝って」えっ、それは」
「豪華な料理も良いけど、バランスを考えないとね。えっと例えば」
そう、僕はすぐにアカメを調理場へと向かう事にした。
「・・・なぁ、ラバック、もしかして、ギラはこういう事はかなり気にしているから」「肉だらけの生活から、抜け出せるかもな」
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