※この作品はR-18です。

王の反逆!   作:ボルメテウスさん

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新たな王

「少しは怪しいとは思っていたけど、まさか、あのギラに連れられて脱出するなんてね」

 

そう言いながら、彼、Dr.スタイリッシュは、自分の私兵を連れていた。

彼らが向かった先、そこはナイトレイドの本部。

その私兵、チームスタイリッシュは、Dr.スタイリッシュの人体実験によって強化されている。

その数はまさしく軍隊であった。

 

「さぁ、ショーの始まりねぇ」

 

そう呟いた瞬間だった。

彼らは、何か地響きがするのに気づく。

 

「あら、なにかしらこれは?」

 

疑問に思ったDr.スタイリッシュは首を傾げる。

同時に、基地内部にいた耳が首を傾げる。

 

「これは、何か地面から地上へと向かっています」

「これって、まさかっ」

 

そう考えていた時には、既に遅かった。

ナイトレイドの基地があった場所。

そこに潜入していたチームスタイリッシュは、その異変に気づく事なく吹き飛ばされた。

 

「なっ!」

「あれは、黒と金のサソリの危険種?ですが、あのような種類は」

「シュゴッド、キングオージャーのパーツとなる存在。その中には、黒と金の身体を持つ個体がいると聞いたけど、まさか」

 

それと共にDr.スタイリッシュは苦虫を噛む。

 

「いやぁ、まさかこんなに来るとは思わなかったぜ」

「っ」

 

聞こえた声。

それと共に、既にDr.スタイリッシュが周囲を囲まれていた事に気づく。

Dr.スタイリッシュを囲んでいたのは、ナイトレイドのメンバー。

そして、何よりもギラであった。

 

「まさか、私がここに来ると罠を張っていたの?」

 

奇襲を行うつもりが、まさか反対に罠をかけられた。

そう思い、Dr.スタイリッシュは叫ぶが。

 

「いや、サソリーヌがすぐにでも地上に出てくると聞いてな。慌てて引っ越し作業をしていただけだ。

何時、地上に来るか分からないから、野営を行っていたら」

「反応があって、来てみただけ」

「つまりは」

「完全に偶然という訳だ」

 

そのような偶然があるかっ、そう叫びたくなる気持ちを余所に、Dr.スタイリッシュは思考する。

この場を切り抜ける方法を。

 

「・・・仕方ないわ。こうなったら、これしかないわねぇ!!」

「っ」

 

その言葉と共に、Dr.スタイリッシュが取った行動。

それは、懐に隠していた注射器であり、そのまま自分に刺す。

 

「私自らが危険種となることでふっとばす」

 

それに対して、Dr.スタイリッシュの行動に、驚きを隠せなかった。

次の瞬間、Dr.スタイリッシュの身体は大きく膨れ上がり、その大きさは、まさしく山程の大きさだった。

 

「っ」

 

それには、その場にいた全員が驚きを隠せなかった。

 

「さて、その為にも、栄養補給しないとねぇ!!」

 

同時に、その言葉の意味を察したのはギラであった。

 

「王鎧武装!」『You are the KING, You are the You are the KING!クワガタオージャー!』

 

それと共に、ギラは、Dr.スタイリッシュの腕が向かっていた場所。

ギラは、王の剣を振り下ろし、片手を斬り裂く。

だが、もう一方の拳からの攻撃に吹き飛ばされる。

 

「ギラっ」「まったくっ無茶をするっ」

 

その吹き飛ばされたギラを受け止めるように、ブラートとレオーネがすぐに飛び出し、受け止める。

2人の力で、なんとか受け止める事で、傷は軽傷で済んだ。

 

「あら、なんで、そこにいるのを守ったのかしら?」

「決まっている、貴様のような醜い奴らに、民を殺させない為だ」

「民?何を言っているのかしら、そいつらはただの実験材料よ」

 

その言葉に対して、Dr.スタイリッシュは首を傾げながら言う。

その言葉は、少なくともその場にいた彼らにとっては衝撃でしかなかった。

 

「こいつらは、お前の仲間だろうが」

「くくっ、何を言っているのかしら兵隊なんざいくらでも替えが利くのよ」

「違うな。こいつらにはこいつらにしか出来ない事がある。貴様は頭がかなり悪いようだな」

「あら、言うわね。だけど、それで何が出来るのかしらねぇ!!」

 

そう、Dr.スタイリッシュの言葉。

 

「どうすれば」

 

それと共に、その場にいたタツミは1人だけ、どうするべきか考える。

この場において、帝具を持たずにいた。

その時だった。

タツミの眼前に、何かが突き刺さる。

 

「えっ」

 

それは、一体何なのか分からなかった。

形からして、剣である事は分かる。

だが、それはタツミが知る剣というにはあまりにも違い過ぎた。

 

「それを手に取れ、タツミ。それがお前の新しい帝具だ!」

「ボスっ」

 

聞こえた声。

同時に、タツミもまたその剣を手に取る。

そこから湧き上がる力に対して、タツミは驚きを隠せなかった。

そして、そんなタツミに、帝具を渡したボスであるナジェンダと同行していたメンバーの1人が呟く。

 

「それで、あれって、結局何なの?ヤンマが造ったって聞いたけど」

「キングオージャーでの技術、そして、インクルシオを始めとした鎧型帝具のデータを元に造られたらしい。

それ故に、あの帝具は竜型危険種を元に造り出されたキングオージャーとは違う存在、その名を」

「はぁ!!」

 

それと共に、タツミがその剣にあるレバーを操作する。

そして。

 

『Your the KING, Your the KING,You are the KING!キング!キョウリュウレッド!』

 

その音声と共にタツミの眼前に、ギラの相棒であるゴッドクワガタを模したエネルギー体が飛び出す。

それと共にタツミに向かって包み込むと同時に、その姿が変わる。

 

「これがっ、俺のっ」

 

その力に対して、タツミは驚きを隠せなかった。

同時に、眼前にいるDr.スタイリッシュを止める為、タツミは、すぐに動き出した。




タツミにインクルシオを渡さなかった理由として、ようやく、発表出来ました。
連載当初から、タツミにキングキョウリュウレッドにするのは決まっていました。
元々、インクルシオなども、竜型の危険種を元にしている、変身アイテムが剣という事で、かなり共通点もありました。
しかし、最近になって、思った事として、R18小説だけど、それ以外の要素を全開にしてしまいました。

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